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手の美白に効くハンドクリームの使い方と選び方

更新日:2017.11.07
公開日:2013.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
あやこいとうクリニック 院長 伊藤史子

フェイシャルケアとしては多くの方が意識している美白ですが、手のケアとしてはどうでしょうか。手を美しく保つためには美白ケアは大切です。ここでは、ドクター監修の記事で、美しく白い手を目指す美白ケアについて解説します。

フェイシャルケアとして、顔の美肌や美白を目指すケアには、さまざまなケア方法があります。その一方で、意識して手の美白ケアを行っている方はどれくらいいるでしょうか?手は顔と同じくらいに、人の目にふれる部位です。

冬場は、手荒れや手のひび割れなどのケアとしてハンドクリームを携帯している方は多いですが、意識をされている方は少ないかもしれません。でも、季節を問わず、露出していることが多い手は、ダメージを受けやすい部分です。冬場の乾燥はもちろんですが、手は季節を問わず浴びる紫外線量も多く、シミやシワなどが現れやすいパーツでもあります。年齢が出やすい手こそ、意識してケアを行いましょう。

ここでは、手の美白に効果を期待できるハンドクリームの選び方や使い方のほか、おすすめのハンドマッサージの方法をご紹介します。

手の美白に効くハンドクリームの使い方

手のケアとして、一番にあげられるのがハンドクリームではないでしょうか。そして、美白のためには、美白成分をとにかく補うのが王道と思われるかもしれませんが、そう単純なものでもありません。美白の最大の敵は紫外線です。よって、紫外線からいかに肌を守るかがポイントとなるのですが、美白成分を補うのと同じくらい、油分や水分を補うことも重要です。

うるおいのあるキメの整った肌は、紫外線や外的刺激を受けたときに、ある程度ブロックして跳ね返す力があります。しかし、うるおいがなく黒ずんで痛んだ肌では、同じ刺激でもそれを肌内部に容易に侵入させてしまいます。ハンドクリームや化粧水には、肌を健康な状態にすることで、紫外線に負けない肌にするという役割もあるのです。

ハンドクリームは、手を洗うたびに塗るというのが理想です。また、ビタミンC誘導体などの美白成分が含まれるハンドクリームもあるので、そちらを使ってみるのもよいでしょう。

また、朝晩二回、手にも化粧水をつけてからハンドクリームを塗ることもおすすめです。朝晩の洗顔後には顔に化粧水をつけると思いますが、その際、手にも化粧水をつけるようにしましょう。手洗いのたびにケアするのは手間ですが、洗顔後や就寝前に、コットンを使って丁寧にケアした後、手袋やラッピングをするだけでも、皮膚が柔らかくなり、その後のハンドクリームの効果も上がります。紫外線を浴びやすい手の甲は、特に念入りにケアしましょう。

手の美白に効くハンドクリームの選び方

白くきれいな手を目指すためのケアでは、3つのポイントが大切です。

  • 紫外線ダメージによるシミやくすみの解消
  • 乾燥を避け保湿すること
  • 蓄積した古い角質の除去

紫外線のダメージによってメラニンが生成されると、それがシミやくすみの原因となります。そのため、日ごろ手の紫外線対策をあまり行っていなかった場合には、のちにご紹介する紫外線対策とあわせて、美白効果が期待できる成分が配合されたクリームを活用しましょう。美白効果を期待できる成分として、ビタミンC誘導体などがあります。

また、角質の蓄積によるくすみやごわつきがある場合には、尿素配合のハンドクリームがおすすめです。尿素には、角質をやわらかくするとともに、はがれやすくするのを助ける作用があります。ただし、効果はおだやかなものです。また、肌に存在する天然保湿因子と同じような働きもあります。そのほか、顔のピーリングと同じようにピーリング剤を使用して手の角質を除去するのもよいでしょう。

ただし、尿素クリームやピーリングによって角質が除去された後は、角層が薄くなると考えられます。それによって肌が外部の刺激に敏感になることが予想されるため、保湿成分の含まれたハンドクリームによる保湿や、紫外線ケアもあわせて行いましょう。

手の美白に効く日焼け止めクリームの使い方

紫外線が白く美しい手の大敵ということは、前述したとおりです。ビタミンC誘導体などの美白成分が配合されたクリームで紫外線を浴びた後のケアをすることも大切ですが、そもそも紫外線によるダメージを軽減するケアも見逃せません。しかし、日焼け止めも選び方や使い方を間違うと肌のダメージになってしまったり、肌を守れなかったりする可能性も考えられます。

日焼け止めクリームの選び方

日焼け止めは、その効果によって2種類に分けられます。

紫外線散乱剤配合の日焼け止め
紫外線を反射させたり、散乱させたりすることで肌を紫外線から守る効果が期待できます。
紫外線吸収剤配合の日焼け止め
紫外線と反応して熱に変化することで肌を守る、紫外線吸収剤が配合された日焼け止めです。

一般的に、紫外線吸収剤は肌の表面で酸化反応を起こし、熱を発するため、肌への負担は大きいといわれています。そのため、美しく白い肌をキープするうえでは、紫外線散乱剤配合の日焼け止めが適しているといえるでしょう。

紫外線のUV-B波を防ぐ効果を示すSFPや、UV-A波を防ぐ効果を示すPAは高ければ高いほどよいと考えがちですが、強力すぎる紫外線は肌への負担になる可能性があります。日常生活の中で浴びる紫外線であれば、SPF30以下、PA++以下で十分です。また、海水浴などの水に多く触れるシーンでなければ、ウォータープルーフではなく石けんで落とせるタイプの日焼け止めで問題ありません。

日焼け止めクリームを使うときのポイント

日焼け止めを使ううえで何よりも心がけたいのが、こまめに塗りなおすことです。日焼け止めの効果は、2~3時間程度で切れるといわれています。そのため、可能であれば2~3時間に1回、さらに、手を洗った後に塗りなおすことをおすすめします。

また、日焼け止めは顔に塗る場合もスキンケアが終わってから塗るのがセオリーです。これをふまえると、手の美白ケアを考えた場合は、ハンドクリームを先に塗った後に、日焼け止めを塗るとよいでしょう。

手の美白に効くハンドマッサージ

上記のハンドクリームや化粧水を使ったケアを行う前に、ハンドマッサージを行うと、さらに高い効果が期待できます。手の先などの末端は血流が滞りやすいですが、ハンドマッサージをすることで血行が改善し、それだけでも肌に透明感がでてくるのが実感できます。そして、マッサージ後にスキンケアを行えば、有効成分が効率よく肌に浸透し、効果が高まります。

マッサージの方法は簡単です。以下の手順に沿って行いましょう。

  1. ハンドクリーム(マッサージオイルでもよい)を手にとって手全体になじませます。
  2. 爪の根元と左右から、軽く押してマッサージします。
  3. 爪の表面にもハンドクリームをつけて保湿します。
  4. 指先から指の根元に向かって、空いている方の指を使って軽く押さえながら滑らせます。このとき、指の上下だけでなく、側面も忘れずに行いましょう。
  5. 丁寧に一本一本の指で行ったら、親指と人差し指の間の水かきも、乾燥しやすい箇所なので丁寧にマッサージします。
  6. 最後に手のひらをげんこつでぐりぐり刺激したらおしまいです。

マッサージでは強くこすりすぎないことと、ハンドクリームを十分につけて行うことがポイントです。肌がワントーン明るくなり、ぽかぽかと温まるのを実感できると思います。

まとめ

白くてきれいな手を目指し、手の美白ケアを行う場合は「保湿」「紫外線対策」「古い角質の除去」がポイントになります。ハンドクリームを塗るときには、以下の2つを心がけましょう。

  • ハンドクリームはできるだけ手を洗うたびに塗る
  • ハンドクリームを塗るときにマッサージも行う

また、肌の状態に合った成分のハンドクリームを選んだり、こまめに日焼け止めを塗ったりして紫外線対策をすることも大切です。たとえば、手の甲にシミがあるようなら、顔のシミ対策などと同じようにビタミンC誘導体などの美白成分が配合されたクリームを使ったり、化粧水などをクリームと併用したりするのもよいでしょう。

手の美白ケアは、毎日の積み重ねが大切です。今回紹介したケアを、日常にとり入れて、白く美しい手を目指しましょう。

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