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白ニキビの原因と治し方
頬などに白い吹き出物ができる白ニキビ。普通は痛いことはありませんが、大量にできることもあり、治し方をチェックしたいもの。白ニキビの原因や、化粧水を使ったセルフケア、皮膚科での治し方について、ドクター監修のもと解説します。
いつの間にかポツポツとできてしまう白いニキビ、気になることはありませんか?これは、ニキビの初期段階の状態で、毛穴が角質で埋まってできてしまう白ニキビと呼ばれるものです。では、この白ニキビは、どのようなメカニズムでできてしまうものなのでしょうか。その原因を探ってみましょう。
白ニキビとは
ニキビには白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビなど、色々な種類があり、それぞれ見た目も原因も異なります。
中でも白ニキビは、大きさは直径1~3mm程度の、蓄積された古い角質が毛穴につまってしまっている状態のニキビです。皮脂がスムーズに排泄されずに、毛穴が大きくなって皮膚がふくらんでしまうのです。
角質でつまって表面がふさがってしまっていることから、白ニキビは、閉鎖面皰(へいさめんほう)とも呼ばれています。赤ニキビと比べて、炎症を起こしていないのが特徴です。
白ニキビの原因とは
白ニキビ|画像提供元:マクセルスマートコミュニケーションズ
この白ニキビは、毛穴がふさがって皮脂が外に出られなくなってしまった状態です。毛穴の表面をふさぐのは、必ずしも角質だけではありません。シャンプーやリンスなどの洗い流し切れなかったものや、落とし切れなかったファンデーション、塵や埃などもつまることがあります。これらのものが毛穴につまってしまうことで、白ニキビができてしまうのです。
また、皮脂の分泌が過剰になることでも、毛穴はふさがりやすくなります。皮脂の分泌が過剰になってしまう要因は、栄養バランスが偏っていることや、不規則な生活習慣やストレスなどでホルモンバランスが崩れてしまうことなどがあげられます。
さらに、肌が乾燥することによっても、皮脂の分泌量は増えることはよく知られています。 女性の場合は、この他にも月経前に皮脂の分泌が高まるときがあります。これは、月経前になると、黄体ホルモンが卵胞ホルモンの分泌よりも優位になることが原因だといわれています。月経前に白ニキビができやすくなるのには、こうした理由があったのです。
白ニキビが悪化するとどうなるか
白ニキビができてしまったら、むやみに押したり、触ったりしてはいけません。毛穴が開いて皮脂が酸化し、黒ずんでくる黒ニキビになったり、炎症を起こしたりと悪化する可能性が高くなります。そして、ニキビ跡が残ってしまわないためにも、適切な処置を行う必要があります。
白ニキビを治したいときのケアポイントとクリニックでの治し方
では、白ニキビを治したいときに、日ごろのスキンケアではどのようなことに気をつければよいのでしょうか。また、クリニックではどのような治療を受けられるのでしょうか。
化粧水を使ったセルフケア
特に大人になってからできたニキビの場合、肌の乾燥がニキビの原因の1つとなっている場合が多いとされています。そのため、化粧水による保湿ケアは重要です。化粧水を使ったケアでは、以下の点がポイントになります。
- 化粧水の選び方
- 化粧水のつけ方
- 化粧水をつけた後のケア
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
- 化粧水の選び方
なお、ニキビができていても肌の水分量は十分という場合には、ビタミンC誘導体が配合された化粧水がよいといわれています。ビタミンCには皮脂を抑える働きがあるといわれている一方で、肌が乾燥しやすくなるという特性があるためです。
- 化粧水のつけ方
- 化粧水は、洗顔がおわったらすぐにつけます。
化粧水のつけ方として、コットンでつける方法と手のひらでつける方法がありますが、ニキビ肌の場合は手でつける方法がおすすめです。コットンの場合、手でつけるよりも清潔な状態で化粧水をつけることができますが、繊維で肌に負担をかける可能性が考えられます。一方、手で化粧水をつける場合、手を清潔にしてから行わないと細菌が付着するというデメリットがあるものの、化粧水が体温で温められて浸透しやすくなるというメリットがあります。
なお、化粧水をつけるときにはコットンであっても手のひらであっても、パシパシとたたいたり、こすったりするつけ方は肌に必要以上に刺激を与えることになります。優しく置くようにして、じんわりと浸透させるように化粧水をつけましょう。
- 化粧水をつけた後のケア
- 化粧水をつけた後は、乳液やクリームでうるおいを保つことが大切です。ベタつきが気になるからとクリームや乳液を使わない方もいるといわれていますが、保湿が大切なのは化粧水の選び方でも説明したとおりです。しかし、油分を過剰に与えてしまうのも肌への悪影響が考えられます。自分の肌に合った保湿剤を選びましょう。
皮膚科などクリニックでの治し方
皮膚科で白ニキビの治療を行う場合、以下の方法が考えられます。
- ホルモン療法
- 面皰(面皰)圧出
- 外用薬による治療
ホルモン療法は、皮脂の分泌を活発にする男性ホルモンを抑制したり、女性ホルモンのバランスを適正に保つ目的で主に低用量ピルなどが処方されます。面皰圧出は、ニキビの表面にごく小さい穴をあけ、中につまった皮脂を取り出す治療です。また、外用薬ではアダパレンや過酸化ベンゾイル製剤などの古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを促進することで治療を行います。
できてしまった白ニキビは、悪化する前に皮膚科での治療を受けましょう。
まとめ
白ニキビのできる大きな原因は、蓄積された古い角質などによって毛穴がふさがり、中に皮脂がつまることです。しかし、白ニキビの段階では中で炎症が起きておらず、適切な処置を行えば悪化する前に治療できることがほとんどです。白ニキビに気づいたら、以下の点をチェックしましょう。
- 触らない、つぶさない
- 皮膚科などのクリニックで適切な処置を受ける
- 日ごろの化粧水などによる保湿を見直す
- ストレスなどがあればできるだけ解消する
- 栄養バランスや生活習慣の改善を試みる
白ニキビが炎症を起こして赤ニキビになったりすると、ニキビ跡が残りやすくなります。跡を残さないためにも、白ニキビができたら上記のポイントを守って適切にケアしましょう。
- 化粧水は「保湿」を重視して選ぶことをおすすめします。ニキビの原因の1つとして皮脂の過剰分泌があげられますが、その皮脂の過剰分泌が皮膚の乾燥によって起こっている可能性があるためです。そのため、保湿効果を期待できるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの成分が配合された化粧水を選ぶとよいでしょう。
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