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うっかり日焼けした後の正しい美白ケア

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.01
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この記事の監修者
銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子

紫外線対策は万全なつもりでも、うっかり日焼けしてしまうことも少なくありません。日焼けしてしまった後のケアはどうしたらいいのか、ドクター監修の記事で解説します。

うっかり日焼けした後の正しい美白ケア

炎症を抑えるスキンケア

海や山などで赤くなるほど日焼けしてしまった…。これは軽いやけどの状態。そんなときは、まず炎症を抑えるケアをしましょう。ほてっている部分、赤くなっている部分を冷たい水で濡らしたタオルなどを使って冷やします。全身を冷やしたい場合は、冷たいシャワーを浴びましょう。

ほてりが冷めてきたら、普段の化粧水は使わずに、ワセリンなどを塗るようにします。やけどの状態がひどく、水疱ができているような場合は、皮膚科で副腎皮質ホルモンが配合されたクリームを処方してもらい、きちんと塗るのが一番です。

やけど状態のときに、いつも使っている化粧品を使うと、刺激が強すぎてトラブルを起こす可能性があります。メイクを落とす場合も、クレンジングの作用が高すぎるものは避けて、敏感肌用のものを使うほうがよいでしょう。

肌によい成分を摂って、中からケア

日焼けした後は活性酸素が大量に作られ、これがシミやシワを引き起こします。抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、カロチン(ビタミンA)を含む食べ物を積極的に摂るようにしましょう。

ビタミンCであれば、レモンやオレンジ、トマト、パプリカ、アセロラなど、ビタミンEはアボガド、ナッツ、えごまなど、カロチンはかぼちゃ、にんじん、ほうれん草、トマトなどに多く含まれています。

炎症が静まったら、メラニン生成をブロックする美白ケア

日焼けした翌日以降のお手入れは、敏感肌用の刺激の少ない化粧品を使うようにして、徐々に肌を回復させます。少し肌が落ち着いたら、ビタミンC誘導体などのメラニンを還元する効果のある成分を含んだ化粧品でケアしましょう。

皮膚科では高濃度ビタミンCの点滴などもありますので、プロの手を借りてお手入れするのもひとつの方法です。日焼けによるダメージが落ち着いてきたら、美白成分と保湿成分が豊富に含まれた化粧品で、ターンオーバーを促しながら通常の美白ケアを続けていきましょう。

年齢を重ねた肌は回復力も弱まってくる上、抗酸化作用のある酵素も減ってくるため、「うっかり日焼け」のダメージが何年も残ることも少なくありません。

日焼け直後のケアは素早く、正しくが基本。日焼けを気にすることなく、レジャーが楽しめるよう、スキンケアの知識を身につけましょう。

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