内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
女性に人気のアロマオイルの種類と効能・使い方
女性に人気のあるアロマオイル(精油)と女性に注目される理由を、ドクター監修のもと解説します。アロマオイル(精油)の中には、女性特有の不調の緩和や美容へ活用できるものもあります。おすすめの使用方法とあわせてお伝えします。
アロマオイルは女性の不調に効能を期待できる?
女性特有の不調と言えば生理痛やPMS(月経前症候群)、更年期障害、冷え性、むくみ、そして肌のトラブルなどがあげられます。
多くの女性が愛用しているアロマオイル(精油)には、どのような効能があるのでしょうか。女性に人気のアロマオイル(精油)から10種を選出し、香りの特徴、女性特有の不調への作用、美容作用とあわせてご紹介します。
女性に人気のアロマオイル10選
(1)ラベンダー
気持ちが落ち着く、清らかでフローラルな香り。鎮痛作用があり、生理痛を緩和します。自律神経を整える働きもあるので、心が乱れがちな女性に深いリラックス効果を与えてくれます。もともと傷や火傷のケアに使用されていたこともあり、傷跡や肌の炎症の回復に役立ちます。
(2)オレンジスイート
みずみずしい果実そのもののような甘ずっぱい香り。万人に受け入れられやすい香りであり作用も穏やかなので、お子様と一緒に楽しむのもおすすめです。発汗作用に加え、血行を促進して老廃物の排出も促すのでむくみに効果的。食欲を増進させる作用があるため、ダイエット中の方は避けたほうが無難です。
(3)グレープフルーツ
さっぱりとしたシトラスのなかに、ほんのり苦みを感じる香り。血液やリンパの流れを促進して、むくみの改善に期待できます。脂肪を燃焼させる働きもあるので、ダイエットをしたい方におすすめです。肌の皮脂分泌を抑制する作用で、ニキビや吹き出物対策にも。消臭・抗菌作用もあるので、汗や身体のニオイが気になるときにも使えます。
(4)イランイラン
エキゾチックで濃厚、甘さのあるフローラル系の香り。ホルモンバランスを整える作用があるため、生理痛や生理不順、更年期障害対策に効果を発揮します。肌の皮脂バランスを調整するので、乾燥肌や脂性肌、混合肌などタイプを問わずおすすめです。ただし敏感肌の方には刺激が強すぎるので、注意が必要となります。頭皮ケアにも有効です。
(5)ゼラニウム
バラのような香りがするため「ローズゼラニウム」とも呼ばれています。ホルモン分泌を調整するので女性特有の情緒不安を抑え、生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)、更年期障害を緩和する作用があります。利尿作用もあるので、むくみ解消に有効です。皮脂バランスを調整してうるおいを促すほか、血行促進作用や収れん作用、殺菌作用もあるのでスキンケアにおすすめです。
(6)ローズマリー
清涼感のある、すっきりした香り。血液の循環を促すので冷え性に有効です。収れん作用があるので、肌のむくみやたるみが気になる方におすすめです。頭皮のかゆみやフケ、薄毛対策に適しているためシャンプーに配合されることがあります。
(7)クラリセージ
ほのかな甘みと深みのある香り。ホルモンバランスを調整して生理不順や更年期障害などによる不調を緩和します。分娩時の痛みを和らげるために用いられることも。肌の皮脂バランスを調整し、毛髪の成長を促す作用もあります。
(8)サイプレス
森林浴をしているようなウッディ系の香り。静脈やリンパの流れを促進する作用があるため、むくみに効果的。ホルモン分泌の調整作用があり、生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)、更年期障害を和らげます。デオドラント効果で、汗のにおいも抑えます。
(9)ジャスミン
「宝石」と称されるほど魅惑的な香り。痛みを緩和する作用があり、生理痛やPMS(月経前症候群)に有効です。子宮の収縮を促進するので出産時に使われ、産後はマタニティブルー対策にも。精神の安定に働きかけるため、ストレス性の肌荒れに効果的。
(10)セージ
とても鋭く強い、スパイシーな香り。女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があるので、更年期障害の症状を和らげます。古代エジプトにおいては不妊治療に使用されていました。陣痛促進作用があるため出産時に利用されることがあります。
人気のアロマオイルの使い方
人気のアロマオイルを10ご紹介しましたが、どのように使うとよいのでしょう。アロマオイルの基本的な使い方をご紹介します。
芳香浴
もっともポピュラーで、アロマテラピーを手軽に楽しめる方法です。お湯を張ったカップにアロマオイルを垂らしたり、ハンカチやティッシュにアロマオイルを垂らして香りを楽しみます。また、アロマランプなど、専用の芳香器を使う方法もあります。
アロマバス
お湯にアロマオイルを垂らし、入浴しながら香りを楽しみます。入浴自体のリラックス効果や血行促進効果に加え、アロマオイルのもたらす作用をとり入れられるでしょう。全身浴や半身浴の場合は5滴以下、手浴や足浴で洗面器やバケツにお湯を張る場合は2、3滴程度、アロマオイルを垂らして浸かります。アロマオイルの量を多くし過ぎると、肌への刺激になり、トラブルの原因になる可能性があります。
なお、アロマオイルの中には肌への刺激が強いものもあります。クローブバッド、シナモンリーフ、フェンネルスイート、タイムホワイト、ジンジャー、ブラックペッパーはアロマバスには不向きと言えるでしょう。
マッサージオイル
アロマオイルをキャリアオイルとも呼ばれる希釈用のオイルと混ぜ、マッサージオイルとして使用します。アロマオイルの濃度が1%以下になるよう調整します。キャリアオイルには、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど、低温圧搾法で作られた100%天然成分のマッサージ用オイルを使用します。
マッサージオイルの作り方や、アロママッサージの基本的な方法については『アロマオイルを使ったマッサージの基本的なやり方』をあわせてご覧ください。
アロマオイルを使用するときの注意点
アロマオイルは、高濃度で凝縮されていることからそのまま肌につけると刺激が強すぎます。肌につけるときは、必ずキャリアオイルなどで薄めるようにしましょう。また、3歳未満の子供は薄い濃度での芳香のみで使用し、肌への使用はやめましょう。3歳以上の子供であっても、アロマオイルの濃度は大人が使用するときより薄くなるようにしましょう。
そのほか、アロマテラピーを行ううえでの注意点について『アロマテラピーの効果と注意点』でまとめているので、あわせてご覧ください。
人気のアロマオイルまとめ
今回は、女性に人気のアロマオイルの中から10のアロマオイルを選び出し、期待される効果について解説しました。
この他にも、女性に嬉しい作用のあるアロマオイルは多くあります。お気に入りのアロマオイル(精油)を見つけて芳香浴やトリートメントなど、さまざまな方法でアロマテラピーを生活にとり入れてはいかがでしょうか。
おことわり|アロマテラピー・アロマオイル(精油)を使用する際の注意事項
- 1. 初めて使用するオイル(精油)は、必ず少量で試してから使ってください。敏感肌やアレルギー体質の人、特に12歳以下の小児への使用の場合は、十分な注意が必要です。
- 2. アロマオイル(精油)は、日本国内では医薬品として認められたものではありません。必ずしも全員に効果が現れるものではないことをあらかじめご了承ください。妊娠中や授乳中、持病のある方、お肌が敏感な人は使用できない精油があります。使用前に担当の医師や専門家に相談しましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座