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ほうれい線にヒアルロン酸注入!持続する期間と失敗しない方法
手軽な施術として知られるヒアルロン酸注入ですが、失敗例も報告されています。より安全にほうれい線治療を受けるために、ドクター監修のもと、この施術の基礎知識や、リスクを最小限にするために知っておくべきポイントを紹介します。
注射一本の手軽な治療であり、手術に比べて安全な印象のあるヒアルロン酸注入ですが、失敗例がゼロというわけではありません。こちらでは、ヒアルロン酸注入の失敗例をあげて、そういったトラブルに巻き込まれないための基礎知識を提供させていただきたいと思います。
ヒアルロン酸の注入とは
もともと人間の体内に存在する成分であるヒアルロン酸を注入することで、気になるシワや皮膚の凹みを隆起させ、ほうれい線などを改善するヒアルロン酸注入。「注射1本」という手軽さや速攻性、15~30分程度という施術時間の短さ、痛みも比較的少なめでダウンタイムも非常に短いなど、さまざまなメリットがあります。シワの改善だけでなく、鼻を高くするなどの「プチ整形」にも用いられることから、芸能人から一般人まで幅広い層に人気です。
ヒアルロン酸注入が適応される部位
ヒアルロン酸注入は以下のような部位や症状によく用いられています。
- 目尻や眉間、口元の浅いシワ
- 目元のくまやたるみ
- 加齢により目立ってくるほうれい線やゴルゴ線、マリオネットライン
- 皮膚の凹み
- 目の下の涙袋や、ふっくらとした唇の形成
- 輪郭や鼻、顎(あご)
ヒアルロン酸薬剤の種類
ヒアルロン酸注入法に使用されるのは粘性のあるジェル状の薬剤で、製造会社によって分子の細かいタイプや美容成分を豊富に配合したタイプなど、いくつかの種類があります。目の下などのデリケートな部位には柔らかいタイプを、深いシワやプチ整形には硬いタイプを、などとジェルの硬さなども使い分けることもできます。
ヒアルロン酸注入の料金
ヒアルロン酸注入は保険が適用されない治療法です。施術料金はクリニックや薬剤の種類によって変動がありますが、量にして0.1ccあたり5000~8000円程度、ほうれい線1本につき5~8万円程度というところです。また、初回割引制度を導入しているクリニックも多いため、お試しで注入する分には割安に行えるケースもあります。
ほうれい線ができる原因
さまざまな部位に用いられるヒアルロン酸注入ですが、なかでも年齢とともに深くなっていくほうれい線の改善に効果があるとされています。そもそも、ほうれい線とはどのようにして発生するのでしょうか。
ほうれい線とは、小鼻の両脇から口元に「八」の字に伸びるシワのことを指します。30代から目立ち始めることが多く、以下のような原因で発生します。
表情のクセや肌の乾燥
年齢を問わず表皮に浅くできるほうれい線は、普段の表情のクセや肌の乾燥、顔のむくみによって現れます。スマートフォンの使い過ぎなどで猫背になり、重力に引っ張られることで顔がたるんで発生するほうれい線もあります。
コラーゲンやエラスチンの劣化や減少
加齢とともに目立ってくる真皮まで刻まれた深いほうれい線は、肌の内部にあるコラーゲンやエラスチンの減少により肌のハリや弾力が失われ、皮膚や脂肪を支えきれなくなって発生するものです。コラーゲンは紫外線を浴びることでも大きなダメージを受けるので、季節にかかわらず紫外線対策をすることはとても重要です。
表情筋の衰え
顔の表情を作る筋肉が衰えると、頬の皮膚がたるみ、ほうれい線が出現します。長時間パソコンの画面を見続けるなど、無表情の作業や加齢などが影響していると考えられます。
ほうれい線にヒアルロン酸注入の効果とは
私たちの体内にあるヒアルロン酸とは、皮膚にハリやうるおいを生み出すコラーゲンやエラスチンの隙間を埋めるムコ多糖類という成分です。水分をたっぷり保持する能力を持っており、肌にうるおいや弾力、柔軟性をもたらしますが、年齢とともに徐々に失われてしまいます。
ヒアルロン酸は化粧水や美容クリームなどにもよく使われている成分ですが、分子が大きいため、外から補っても深いほうれい線が形成されている真皮層までは届きません。そこで、このヒアルロン酸を注射という方法でシワの奥に届けることにより、肌をもちあげてたるみを解消し、自然とほうれい線が目立たないようにするのがヒアルロン酸注入法なのです。
ヒアルロン酸注入のメリットとデメリット
短時間で施術できて即効性があり、ダウンタイムもほとんどないなど、嬉しいことだらけのように思えるヒアルロン酸注入ですが、デメリットはないのでしょうか。ここでは、ヒアルロン酸注入のメリットとデメリットを見ていきます。
ヒアルロン酸注入のメリット
ヒアルロン酸注入は施術後すぐに効果が実感でき、3か月から半年ほど効果が持続します。もともと皮膚の内部に存在する成分ですので、この期間を過ぎるとゆっくりと体内に吸収されていきます。アレルギー反応も比較的少なく、注入後に「薬剤の量を多くしすぎて皮膚が膨らんでしまった」などの症状が出た場合でも、ヒアルロン酸を分解する薬剤を注入することで修正が可能です。
ヒアルロン酸注入法は肌の保水力を高めるため、みずみずしさが増したり、キメが整って見えるなど、さまざまな美肌効果も期待できます。先述したとおり製造会社によって硬さや美容成分を配合したものなどさまざまな種類がありますので、自分にあった注入剤を選ぶとよいでしょう。
ヒアルロン酸注入のデメリット
注入には注射針を使用するため、針を刺すときのチクリとした痛みはどうしても避けられません。近年は痛みが少なく、注入後に起きる内出血を軽減する注射針を導入しているクリニックや、注入前に部分麻酔を使用しているクリニックもあります。痛みや仕上がりが気になる人は、事前に相談するようにしましょう。
施術医の技術不足によっては、注射針で毛細血管を傷つけ、大きな内出血を起こしたり、皮膚表面が凸凹になるケースもあります。また、何度も注入をくり返すことによってヒアルロン酸が体内に吸収されず、しこりとして残ってしまうケースもありますので、注意が必要です。
さらに、非常にまれな確率ではありますが、注入したヒアルロン酸が血管内に入り、血流障害を起こして組織の壊死などを招いてしまうケースも報告されています。安心して治療を受けるためにも、解剖学の知識が豊富で、症例数も多いベテランの医師を選ぶことが大切です。
ヒアルロン酸注入で失敗しないために
次に、実際に発生した失敗例の原因を解説していくことにしましょう。大切なのは、やみくもにおそれることではなく、失敗の原因を知り、自分がそういった問題の当事者になってしまわないよう、施術、美容クリニックを正しく吟味するための知識を得ることです。
ヒアルロン酸注入を安全に行うための2つのポイント
最後に、ヒアルロン酸注入を安全に行うために欠かせない2つのポイントをご紹介します。
技量や経験豊富な医師を見極める
ヒアルロン酸注射の施術を安全に受けるためには、技量、経験が豊かな医師に施術してもらうことが何より大切です。美容クリニックの公式サイトには医師の経歴や施術例などが書かれたページもありますので、そういった情報は必ずチェックしましょう。クチコミに惑わされず、本当に頼りにして大丈夫かどうかを慎重に見極めるようにしてください。
うたい文句を過信しない
また、ヒアルロン酸は即効性に優れる反面、持続性は低く、効果期間は3か月~半年程度です。あくまでも一時的な効果を得るための施術であることを理解し、長期持続をうたう方法に対しては慎重になることも重要です。
この2点を理解していれば、ほうれい線などのシワ治療に対して、安全に十分な効果を得られる施術であると言えます。
まとめ
ほうれい線などシワの改善に有効なヒアルロン酸注入は、施術時間の短さやリーズナブルな料金、即効性、ダウンタイムの短さなどさまざまなメリットがあり、美容皮膚科でも人気の治療法です。しかし、血流障害から組織の壊死を招くなど、失敗例が全くないわけではありません。
ほうれい線ができるメカニズムや施術の特性を知るとともに、考えられるリスクをしっかり把握し、安心して治療を受けられるクリニックやドクターを選び抜くことも大切です。
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