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コットンパックのやり方と頻度・タイミング
乾燥を防ぎ、うるおった肌をつくるのに、コットンパックはおすすめのスキンケア方法です。そんなコットンパックの基本的な方法や頻度、タイミング、コットンの選び方について、ドクター監修のもと詳しく解説します。
乾燥を防ぎ、うるおった肌へと導くためにコットンパックはおすすめの方法です。その手順や頻度、タイミング、コットンの選び方についてご紹介します。
コットンパックの基本的なやり方
用意するもの
・コットン(数枚に裂けるもの)
・水(精製水や水道水、ミネラルウォーター)
・化粧水
コットンパック基本の5ステップ
(1)コットンに水を含ませます。ヒタヒタになるまで、しっかりと湿らせます。コップなどに水を入れて、コットンをくぐらせるとやりやすいでしょう。
(2)コットンを手のひらでやさしく押さえて、水分を軽く絞ります。
(3)軽く水分を絞ったコットンを広げ、化粧水を染み込ませます。ここでもコットンがヒタヒタになるくらい、しっかりと含ませます。
(4)化粧水を含ませたコットンを2~5枚の均等な厚さになるように裂き、おでこ・両ほほ・鼻・あごなどに貼り付けます。両手でコットンを引っ張りながら、顔に貼り付けると密着しやすいです。
(5)時間がたったらパックをはがします。パックの時間は、3~10分と考えると良いでしょう[1]。長時間続けると、肌の水分をコットンが吸収してしまい、肌が乾燥する原因になるので気を付けてください。化粧水のタイプも、時間調節の目安となります。さらっとしている化粧水を使うときは1~2分程度、少ししっとりしている化粧水では5分程度、ジェルタイプの化粧水では、10分程度がよいでしょう。どんな化粧水でも、コットンが乾く前にはがすようにしてください。
コットンパックは、やり方を間違えると肌に負担がかかってしまうこともあります。コットンパックの注意点についての詳細は、関連リンク『やり方を間違うと逆効果!コットンパックの注意点』を参考にしてください。
コットンパックのタイミング・頻度
コットンパックをするのに最適なタイミングは「洗顔後すぐ」です。洗顔後は肌が乾燥しやすい状態にあるため、すぐにパックすることで、うるおいを保持できます。
コットンパックの頻度は、基本的には毎日行うのがおすすめです。ただし、肌荒れなどのトラブルが起きた際は回数を減らすなどの調節が必要です。
また、日焼けしてしまった時のアフターケアとして活用するのも効果的です。肌のクールダウンと保湿ができて、一石二鳥です。なお、日焼けした直後の皮膚は敏感になっているので、あまり美容成分が入っていない低刺激の化粧水を使いましょう。
どんなコットンを使うべき?
厚みのあるコットンは化粧水が十分に行きわたらないので、薄めのものを使いましょう。2つに裂けるタイプのものだと、化粧水をつける時とパックする時の両方に使えて便利です。
オーガニックコットンの方がよい?
コットンは肌に直接触れるものなので、質にもこだわりたいところです。よく、「オーガニックコットン」が良いと言われますが、実際はどうなのでしょうか。
一般的に使用されるコットンでは、収穫される原料そのものには違いはありません[2]。原料となる綿花の栽培方法として、多くの場合では栽培時に化学肥料や農薬などが使用されます。一方、オーガニックコットンの場合は、「3年間化学肥料などが使用されていない土地」で、「化学肥料などを使わずに育てた」綿花だけが使用されるという特徴があります。
ただし、一般的なコットンでも残留農薬は少なく、収穫されたものからオーガニックコットンかどうかを判別することは不可能です[3]。オーガニックコットンで注目したいのは、その収穫後の漂白や染色の過程でも、化学薬品の使用を最小限にするよう求められていることです。肌に触れるものを選ぶときの安心感にはつながってくると言えるでしょう。
コットンパックは、うるおった透明感ある肌づくりをサポートします。乾燥や肌荒れが気になる方は、一度取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考文献
- [1]久留戸真奈美ほか. 化粧用コットンによるパッティングのスキンケア効果. J Soc Cosmet Chem Jpn 2001; 45(4): 329-333
- [2]日本オーガニックコットン協会. "オーガニックコットンとは" 日本オーガニックコットン協会. http://joca.gr.jp/main/what-organic-cotton/(参照2017-08-23)
- [3]日本オーガニックコットン協会. "どうしてオーガニックコットン" 日本オーガニックコットン協会. http://joca.gr.jp/main/why-organic-cotton/(参照2017-08-23)
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