美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

肌の老化による悩み(シミ、シワ、たるみ、くすみ)の特徴と対策

更新日:2018.03.26
公開日:2016.04.19
ドクター画像
この記事の監修者
マブチメディカルクリニック 院長 馬渕知子

肌の老化にともなってシミやシワ、たるみ、くすみなどの症状があらわれますが、老化原因に応じた対策が必要です。今回は症状別に、老化の原因や予防方法、ケアに適した化粧品について解説していきます。

肌老化によって起こる各症状の特徴と対策について解説します。

(1)「シミ」の特徴とケア方法

肌老化によるシミは老人性色素斑とも呼ばれ、20代からあらわれることもあります。紫外線が原因で放置すると大きくなることも。できてしまったシミには、メラニン還元作用があるビタミンC誘導体が配合されている化粧品が効果的です。予防には、メラニン生成抑制作用をもつトラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸などの成分に着目しましょう。

他の成分が気になる場合、詳しくは、『シミ・そばかすを予防する成分の種類と選び方』でご紹介しています。

また、レーザー治療などでシミの改善を行うことも可能です。詳しくは、『皮膚科で行う顔のシミ取り治療の内容と種類』をご覧ください。

(2)「シワ」の特徴とケア方法

肌老化によるシワには加齢によるシワと、乾燥が原因のシワがあります。

表情ジワ

表情ジワは表情筋の収縮でできたシワが定着することで、加齢が原因です。改善にはしかめ顔や頬杖などの悪習慣を止め、表情筋のトレーニングなどが効果的です。また、紫外線対策をしっかり行い真皮層のコラーゲンやエラスチンのはたらきを衰えさせないことが大切です。

乾燥ジワ

乾燥が原因のシワの場合、保湿や紫外線対策が基本となります。

ちりめんジワと呼ばれる表皮性のシワは、表皮の新陳代謝低下と乾燥が原因です。新陳代謝のためには、上皮成長因子(EGF)配合の化粧品でケアを行います。保湿には、セラミドをはじめ、ヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸などが配合された化粧品の使用が効果的です。

小ジワなどの真皮性のシワは、紫外線でコラーゲンやエラスチンが変成し肌の弾力が低下することが原因です。レチノール、ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビル、APPS)、FGF(線維芽細胞成長因子)など、真皮層まで届いて細胞を活性化するといわれる成分でケアを行います。

(3)「たるみ」の特徴とケア方法

たるみが起こる原因は、皮膚が薄くなる菲薄化や乾燥、肌の弾力低下、脂肪の萎縮などです。この場合には保湿を行うとともに、油分の補給やホルモンバランスを整えてコラーゲンを活性化することが有効です。

(4)「くすみ」の特徴とケア方法

肌老化によるくすみは、原因によってケア方法が異なります。

乾燥が原因の角質肥厚によるくすみ

ターンオーバーを正常にするために古い角質を取り除く角質ケアを行った後、十分に保湿を行います。

紫外線によるくすみ

日焼け止めなどで紫外線対策をきちんと行うほか、できてしまったメラニンを薄くするケアを行います。

糖化が原因の黄色いくすみ

糖化による黄色いくすみには、糖分を控えるといった食習慣の改善や、糖化ケアに着目した化粧品を利用します。

血行不良によるくすみ

血行不良は新陳代謝の低下や冷えによって起こります。マッサージや体を冷やさないことが対策として有効です。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座