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1月から注意が必要?花粉症による肌荒れ対策

更新日:2018.03.02
公開日:2018.02.20
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この記事の監修者
JPMパーソナルメイクアドバイザー 福井美余

毎年、花粉が気になる時期になると悩まされる花粉症の症状。特にスギ花粉の飛散量が多い1月には、肌への影響も考えたいものです。今回は、花粉による肌やメイクへの影響や敏感肌対策、メガネやマスク着用時のメイク方法をご紹介します。

花粉が気になる時期になると、毎年、花粉症の症状が出て悩ましい人も多いのではないでしょうか。特にスギ花粉の飛散量が多い1月以降には、肌への影響も考えたいものです。そこで今回は、花粉による肌やメイクへの影響や敏感肌対策、メガネやマスクをつけているときのメイク方法などをご紹介します。花粉の季節を意識したスキンケアで、肌トラブルを防ぎましょう!

花粉症の症状と飛散時期

まずは花粉症について基本的な情報を確認しておきましょう。

一般的に、花粉症の原因となる花粉には、スギ花粉やヒノキ花粉、ハンノキ花粉、ブタクサ花粉などがあります。中でもスギ花粉が多く飛散しはじめるのは1月末頃からで、4~5月頃まで飛散し続けます。

花粉症とは、身体の免疫機能が体内に入ってきた花粉を異物と見なして、過剰に反応を起こすことで症状が出るものです。

花粉を口や鼻から吸い込んだり、肌などに付着して体内に入ってきたりすることで、アレルギー反応が起こります。口から吸い込むと、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが起こり、目から入り込むと目のかゆみが起き、肌に付着すると肌荒れやかゆみ、かぶれなどが起こります。

また、スギ花粉だけでなく、3月~4月にかけてピークを迎えるヒノキやハンノキの飛散時期にも注意しましょう。

花粉による肌・メイクへの影響

花粉による肌・メイクへの影響

花粉が多く飛散する時期には、花粉症の原因となる花粉を口や鼻から吸い込んで悪影響をもたらすだけでなく、肌に対する花粉の付着による肌への悪影響から、特別なスキンケアが必要になってきます。その際、次の点にも注意しましょう。

マスクの摩擦

外出時にマスクをすると花粉を吸い込みにくくなるでしょう。症状が気になる場合にはマスク着用は必須といえますが、肌への影響も考えなければなりません。マスクが肌にこすれて摩擦を起こすと肌の刺激になることもあります。素材が肌に合わないものだと肌荒れにつながることもあるため注意が必要です。マスクの素材選びの際には、よく確認して、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

涙や鼻水による化粧崩れ

花粉症の症状で目から涙が出たり、鼻水が出たりすると、化粧崩れを起こすことがあります。そのことも想定してメイクをすることも必要です。

鼻のかみすぎによる摩擦

花粉症の時期に多いのが、鼻水が出やすくなることで、ティッシュで鼻を何回もかみ、鼻のまわりに摩擦を起こすことによる肌トラブルです。ヒリヒリしてくるなどの症状を悪化させないためには、摩擦の小さいティッシュを使うなどして肌トラブルを回避しながら、上手に乗り越えましょう。

花粉の季節は敏感肌対策が大切

花粉の時期には、特に肌のバリア機能が低下している敏感肌の場合、対策をしっかり行うことが大切です。花粉症の症状としては鼻水やくしゃみが多いものですが、合わせて肌への対策も行っておきましょう。

花粉による皮膚炎とは

花粉による皮膚炎とは

花粉シーズンに生じる皮膚炎は、花粉によって肌が赤くなったり、かゆみがでるなど肌に炎症が起きた状態です。この皮膚炎は、特に花粉症の症状である鼻水が出たり、目のかゆみなどが起きたりする人でなくても起こるといわれています。肌が露出している顔や首などがかゆくなることが多く、中には乾燥により肌がカサカサになることもあります。皮膚炎を避ける基本は、肌ができるだけ露出しないよう、マスクや帽子などを着用することです。花粉の季節の皮膚炎は皮膚科で診断・治療を受けることができます。

肌のバリア機能を保つスキンケアを

花粉による皮膚炎を予防するポイントは、保湿を徹底することです。症状は、乾燥しているほど出やすくなるといわれているためです。特に肌のバリア機能が低下していると乾燥や紫外線などの刺激に弱いため、症状が出やすくなります。

バリア機能とは、肌の表面を覆っており、いつも乾燥や紫外線、雑菌、ホコリなどの外部刺激から守ってくれている機能のことです。バリア機能は、水分の蒸発を防ぐ「皮脂」や「角質細胞内の天然保湿因子(NMF)」、角質層(角層)の細胞と細胞のすき間を埋める「角質細胞間脂質」で構成されています。これらのバランスが乱れると、バリア機能が正常に働かなくなってしまうのです。

肌のバリア機能を保つためには、日頃のスキンケアが欠かせません。花粉症対策に役立つ化粧品を紹介します。

刺激の少ないクレンジング

花粉時期の外出から帰ってきた後は、花粉をできるだけ早く顔から落とすために、クレンジングや洗顔は早めに行いたいものです。その際、刺激の少ないものを選びましょう。

セラミド配合のスキンケア化粧品

セラミド配合のスキンケア化粧品

バリア機能を構成するセラミドは、多くのスキンケア化粧品に配合されています。洗顔後の保湿は欠かせませんが、その際、セラミド入りスキンケア化粧品を試してみるのもよいでしょう。

アルコールフリーの刺激の少ない化粧水

花粉時期には、花粉皮膚炎などで肌に赤みやかゆみが出ることもあります。その際には、アルコールフリーの刺激の少ない化粧水を活用しましょう。

花粉対策グッズを意識したメイク

花粉が飛散している時期のメイクは次のことがポイントになります。

花粉時期のメイクの基本

花粉の季節のメイクは、肌に赤みやかゆみなどの症状が出ているときには、できるだけ素肌に近いほうがいいと思われがちですが、そうとも限りません。なぜなら、メイクをすると一枚肌に薄い膜を作ることができるため、花粉の刺激を直に受けなくなるためです。ただし、リキッドやクリームなどの、水分や油が表面にあると花粉がつきやすいため、リキッドやクリームなどのファンデーションの後には、フェイスパウダーで仕上げて肌表面をサラサラにしておきましょう。

目をこすってしまう人はまつげメイクを控える

まつげは、ホコリや花粉が入り込まないようカバーする役割もあります。ただ、目がかゆくなり、こすってしまうこともありますので、マスカラやまつげエクステは避けるべきかもしれません。

マスクをつけているときのメイク

花粉を吸いこまないようにするための対策の王道であるマスクは、顔全体を覆うものではないため、メイクも行って、肌を守るようにするのをおすすめします。アイメイクをする際には、メガネのところでもご紹介した通り、かゆみが起きたり、涙が流れてきたりすることもありますので、特に粘膜に近いところは、かゆみの状態を見て適度に行うのがいいでしょう。

まとめ

1月から注意が必要?花粉症による肌荒れ対策のまとめ

今回は、花粉症の時期に注意したい肌への影響や肌荒れ対策を見てきました。花粉が飛散する1月末以降になると花粉症の症状と共に、肌の赤みやかゆみが出てきて気になっているという人は、早めに準備をして肌トラブルを防ぎましょう。

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