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のどにクラミジアが感染して起こる「クラミジア咽頭炎」
のどに腫れや痛みの症状が出る「クラミジア咽頭炎」は、風邪(かぜ)に似た症状であることから、気づかずに過ごしてしまうことがあります。感染経路や詳しい症状、治療や検査方法について、ドクター監修の記事でお伝えします。
クラミジア感染症は性器クラミジアだけでなく、結膜炎や尿道炎といったさまざまな病気があります。クラミジア咽頭炎もその中のひとつです。感染経路や症状、治療について知り、疑いを持った時には医療機関を受診しましょう。
クラミジア咽頭炎とは
クラミジアの感染は、性行為によるものの割合が高いです。クラミジアの原因菌が存在する精液や膣分泌液、粘膜へ接触することでうつります。クラミジア咽頭炎は、オーラルセックスなどをすることで、鼻から食道へとつながる咽頭部分にクラミジア菌が感染するものです。また、咽頭にクラミジアが感染していると、コンドームをつけずにオーラルセックスをすることで、クラミジアが性器に感染することがあります。また、ディープキスで感染することもあるようです。
オーラルセックスが増えるにともなって、クラミジア咽頭炎にかかる人も増加傾向にあるといわれています。感染者を男女別にみると、男性より女性の方が多い傾向にあります。
クラミジア咽頭炎の主な症状
クラミジア咽頭炎を発症すると、発熱やのどの腫れや痛みといった症状が現れる傾向にあります。しかし、症状が軽かったり無症状であったりするケースも多くあります。また、のどの痛みや発熱などは風邪(かぜ)に似た症状のため、感染したことに気づかないまま過ごしてしまい、感染が広まってしまう要因になりかねません。
クラミジア咽頭炎の治療法
クラミジア咽頭炎は、主に抗生物質を使って治療します。クラリスロマイシンやアジスロマイシン、レボフロキサシ、ミノサイクリンなどの抗菌薬を服用します。性器に感染している場合や症状が重い場合には、ミノサイクリンを注射するケースもあります。治療期間は、だいたい1~14日間とされています。咽頭に感染したクラミジアの治療のほうが、性器に感染したクラミジアの治療より、治療期間が長くなるといわれています。
無症状の場合や回復傾向にある場合でも、医師の指示に従って薬を服用し続けることが重要です。服用が終了したら、2~3週間後に再検査をして、完治したかどうかを確認します。
クラミジアの検査方法
生じている症状の原因がクラミジア感染症であるかどうかを検査で調べます。検査の適正時期と、検査方法について解説します。
検査ができるのは感染後3日後から
クラミジア感染症の検査には適正時期があり、性行為をした日から数えて、3日後から検査することができます。クラミジアの潜伏期間は1~3週間とされているので、3日後では自覚症状はほとんどないかもしれませんが、検査で陽性か陰性かを判定することは可能です。
医療機関で行うクラミジアの検査
医療機関で実施されるクラミジア感染症の検査は、現在は「抗原検出法」が主流となっています。早く簡単な方法であり、クラミジアの抗原を検出できる可能性が高い、遺伝子診断法のひとつです。
しかし、感染時期が不明な場合や、感染してから長期間経過した場合では、抗原検出法で採取した検体から菌を採取できないことがあります。なぜなら、クラミジアは感染後に体内で病原体が奥の方に入って行ってしまうからです。抗体検出法はであれば、血液検査によって感染しているかどうかを推定することが可能とされています。ただし、潜伏期間は血清反応で陽性にならない可能性があるので注意が必要です
検査キットで自宅検査も可能
クラミジア咽頭炎の検査は、自宅で簡易的な検査を行い、郵送して検査結果を知ることができます。医療機関で検査を受けることに抵抗がある人や、無症状でも感染の有無を知りたい人、受診する時間がない人など、利用しやすくなっています。検査方法は、抗原検出法とほぼ同様です。検査キットの申し込みは、インターネットででき、かかる費用は検査項目で異なります。
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