内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
ビタミン不足?痛い口内炎が治らない原因と自宅での治し方
口内炎がなかなか治らなかったり、同じ場所に何度もできたりするととてもつらいものです。口内炎がなかなか治らない原因や再発する原因、早く治すためのポイントなどについてドクター監修の記事で解説します。
口内炎は一般的には1〜2週間程度で自然に治癒するものとされています。しかし、なかなか治らなかったり、何度も再発したりする場合もあります。なぜそのようなことが起こるのかについて詳しく説明します。
口内炎がなかなか治らない原因
口内炎がなかなか治らないというときには何か原因があると考えられます。口内炎ができる仕組みと合わせてその原因について説明します。
痛い口内炎ができる理由とメカニズム
一般的な口内炎は、口の中の粘膜にできた小さな傷からできることが多いとされています。小さな傷は、硬い食べ物や歯ブラシ、歯の尖った部分などが粘膜に接触することでできることが多く、誰にでもよくあることです。しかし、口の中が乾燥していたり、体調不良で免疫が低下していたりするとその傷に細菌などが繁殖して炎症を起こし、口内炎となります。
口腔内の乾燥や不衛生
口腔内が乾燥していたり、歯磨きをきちんとしていなかったりすると口の中は雑菌やウイルスが繁殖しやすい環境になります。こういった状態では、口内炎がなかなか治らないだけでなく、炎症が細菌やウイルスによってひどくなる可能性もあります。
歯や入れ歯による粘膜への刺激
歯や義歯、入れ歯などが粘膜に接触することも口内炎の原因になります。口内炎になった場所にそういった接触などの刺激が加わるとなかなか治りにくくなってしまいます。
ビタミンB2など栄養不足による免疫低下
ビタミンの不足によっても口内炎になることがあります。なかでも、ビタミンB2には粘膜を保護する働きがあるので、積極的に摂取することをおすすめします。ビタミン不足によって起こった口内炎は、必要なビタミンが満たされるまで、なかなか治らないこともあるので意識して摂取するようにしてください。
疲労やストレスなど免疫低下
口内炎が治癒するためには、免疫機能が正常に働いていることが重要です。疲労やストレスが溜まると体内の免疫機能が低下してしまいます。そのため、免疫機能がうまく働かないと、口内炎による炎症がなかなか治らないということにもなります。
ベーチェット病やがんなど病気の可能性
なかなか治らない口内炎は、なかにはがんの初期症状など深刻な病気の症状であることもあります。同じタイミングで何か所にもできたり何度も再発したりする場合には、ベーチェット病や全身性エリテマトーデスなどの病気の症状のひとつである可能性もあります。気になる口内炎の症状があるときには専門医に診てもらうようにしてください。
口内炎を何度も再発するときは
口内炎は、治りにくいものもあれば、治ったものの何度も再発することもあります。再発をくりかえす原因について説明します。
かみ合わせや歯磨きのくせをチェック
何度も同じ場所に口内炎が再発するといった場合には、一度その場所に歯が接触していないかを確認してみてください。歯並びや噛み合わせなどの問題で粘膜に歯が接触していると、何度も同じ場所に口内炎ができる原因になります。
また、歯磨きをするときの磨き方のくせや歯ブラシの硬さも粘膜を傷つけてしまう原因になっていることも考えられます。歯の磨き方を一度見直してみることもおすすめします。
アレルギーによる発症の可能性も
口内炎には、食べ物や薬剤、金属によるアレルギーが原因で発症するものもあります。そういった場合には、原因を特定して接触しないようにしたり、取り除いたりしない限り何度も再発してしまう可能性が出てきます。
口内炎の治し方と注意したいポイント
口内炎になってしまったら、できるだけ早く治すために以下のようなことを心がけてみてください。
口の中の清潔さを保つ
口の中を清潔にすることは一番の口内炎の予防とも言えます。食後の歯磨きはもちろん、食事中にしっかりかんでゆっくり食べることも意識します。しっかり噛むことで唾液が分泌され、口の中の乾燥による細菌の繁殖を予防することにもつながります。
治療薬で悪化を防ぐ
口内炎には特効薬はないとされているため、基本的には対症療法になります。口の中を殺菌するようなうがい薬やスプレー薬、炎症を抑える作用のあるステロイドが含まれた軟膏などを使用することで悪化を防ぎ、早期の段階で治癒することができるといわれています。ただし、ウイルスやカビなどが原因の口内炎にステロイドを使用すると、悪化を招くおそれがあります。セルフケアを行って2週間ほど経過しても治らない場合や、症状が悪化する場合には、早めに歯科や口腔外科、耳鼻咽喉科、内科、皮膚科などを受診しましょう。
休息や栄養をしっかり取る
ビタミン不足による口内炎の場合は、必要なビタミンを摂取することで治癒が早くなることが期待できるでしょう。特にビタミンB2、B1やビタミンAなどを積極的に摂取することをおすすめします。また、疲労やストレスも口内炎の治りを遅くする原因になります。口内炎ができているときは特にしっかり睡眠をとり、体を休めるよう意識して行動することをおすすめします。
食事やオーラルケアの見直し
塩分の多い食事や辛いもの、酸味の強いものなど刺激があるものは炎症部を刺激し、治癒を遅くする原因になります。また、歯磨き剤やエタノールの含まれた含嗽剤なども口内炎を刺激することがありますので、なるべく使用を控えてください。柔らかい毛質の歯ブラシでの歯磨きと、食塩水でのうがいがおすすめです。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座