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爪白斑(そうはくはん)とは?

更新日:2018.01.30
公開日:2016.06.14
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

爪白斑(そうはくはん)とは、爪に起きる白斑のこと。白斑の出方によって、大きく分けて「線状爪甲白斑」、「点状爪甲白斑」、「汎発型爪甲白斑」の3種類があります。この爪白斑の特徴や原因、治療法を詳しく解説します。

皮膚の一部の色素が抜けて、白い斑点が生じる白斑は、爪にも起きることがあります。これは「爪白斑(そうはくはん)」と呼ばれます。

爪に起こる白斑とは?

爪全体が白くなったり、爪に白い斑点や線が出る病気を「爪白斑」または「爪甲白斑(そうこうはくはん)」といいます。爪甲(そうこう)とは、いわゆる「爪」を指しており、健康な爪甲は透明感とツヤがある淡いピンク色をしています。

爪白斑は3種類に分かれる

爪白斑は、その白斑の出方によって「線状爪甲白斑」、「点状爪甲白斑」、「汎発型爪甲白斑」の3種類に分かれます。

点状爪甲白斑(てんじょうそうこうはくはん)

3種の中でも比較的多く見られる疾患で、若い年代に発症しやすいといわれます。爪のつけ根の半月あたりに白い点が現れますが、この点は爪が伸びるにしたがって消えていきます。

線状爪甲白斑(せんじょうそうこうはくはん)

爪に白い帯状の模様が1本から数本程度出てくる症状です。線幅は1~2ミリほどあります。

汎発型爪甲白斑(はんぱつそうこうはくはん)

汎発型爪甲白斑は、爪全体が不透明な白や乳白色のようになる症状です。

爪白斑が起こる原因

爪白斑が起きる主な原因は、「不全角化」といわれています。不全角化とは、爪の成長過程で何らかの異常が生じ、きちんと爪が固くならない(角質化されない)ことをいいます。また、爪が作られるときに空気が侵入することも発症の原因となります。

汎発型爪甲白斑は多くの場合が遺伝性で、生まれつきまたは乳児期より症状があります。ただし、爪が白くなる水虫や爪半月(そうはんげつ)の拡大、肝硬変、慢性腎不全、糖尿病などが原因でも、汎発型とよく似た症状が現れることもあるため、症状の見極めには注意が必要です。線状爪甲白斑においては、肺炎などの感染症、ヒ素や鉛などの中毒、皮膚疾患などが原因となることも多いため、きちんと専門医に診てもらいましょう。

爪白斑の治療について

点状爪甲白斑、汎発型爪甲白斑については治療の必要はないといわれています。しかし、線状爪甲白斑は、鉛やヒ素の中毒症状や皮膚、内臓疾患などが原因となるケースがあり、その場合は治療が必要です。いずれも最初は皮膚科の受診でよいでしょう。内臓疾患が心配な場合は、血液検査のできる医院で検査を受けましょう。検査が可能かどうかは、事前に電話などで問い合わせるとスムーズです。また、白癬(はくせん)やカンジダなどの「爪の感染症」が原因と思われる場合も、皮膚科を受診してください。

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