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カラートリートメント・ヘアマニキュアの染毛効果と使い分け方
ヘアマニキュアやカラートリートメントなどは、半永久染毛料に分類されています。半永久染毛料は、酸化染料を使用しないためアレルギーの心配や髪へのダメージが少ないことが特徴です。半永久染毛料について詳しく説明します。
カラートリートメントについて、特徴や髪を染めるメカニズムを解説します。
カラートリートメントは半永久染毛料の一種
カラートリートメントとは半永久染毛料のひとつです。半永久染毛料は、3層になっている毛髪の中間部分である毛皮質の外側に染料を浸透させて髪の毛を染めるもので、化粧品に分類されています。ヘアカラーや白髪染めなどの酸化染毛剤と異なり、髪内部でのメラニン色素の分解、化学反応を起こさないため、髪や頭皮にかかる負担が少ない染毛料です。
半永久染毛料の種類
半永久染毛料には、カラートリートメントのほかに、ヘアマニキュア(酸性カラー)、カラーリンスなどがあります。ヘアマニキュアは1回で染色できるのに対し、カラーリンスやカラートリートメントは、使用するうちに徐々に染まっていくというものになります。
カラートリートメントの特徴や使い方
髪をあまり傷めず使うことができる
カラートリートメントをはじめとした半永久染毛料の特徴は、酸化染毛剤に比べて安全性が高く、髪の毛が傷みにくいことです。染毛のときに脱色を行わないためダメージが少なく、酸化染料を使用しないのでかぶれる可能性も少なくなっています。パッチテストは基本的に必要ないとされていますが、一部必要な製品もあるため使用する前は必ず説明書を確認しましょう。
仕上がりは元の髪色による
染毛力が酸化染毛剤ほど強くないため、色の仕上がりは元の髪色に左右されます。黒髪の場合は、薄く色味が感じられる程度。白髪の場合は、自然に色がつきます。
シャンプーで少しずつ色落ち
色はシャンプーによって少しずつ落ち、2~3週間で元の髪に戻ります。染毛後、髪が濡れた状態では、色落ちしたり染毛時に皮膚や爪に着色する場合があるので注意が必要です。
半永久染毛料の成分や染まるメカニズム
同じ半永久染毛料でも、ヘアマニキュアとカラーリンス・カラートリートメントでは、染色のメカニズムが異なります。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアには酸性染料という色素が使われています。この染料が、髪の外側から内部にまで浸透し、髪を染めていきます。一度の使用で髪を染色することが可能です。
カラートリートメント・カラーリンス
カラーリンスやカラートリートメントにはHC染料や塩基性染料といった合成染料が使われています。ヘアマニキュアに使われている酸性染料に比べ髪を染める力は弱く色落ちもしやすいものの、酸性染料よりも刺激が少なく、アレルギーのリスクも低いのが特徴です。カラーリンスやカラートリートメントは、製品によって染まり方の特徴や使用方法が異なるので、使用前に説明書をよく読んでから使用するようにしましょう。
カラートリートメントとヘアカラーとの違い
カラートリートメントとヘアカラーは、染毛のメカニズムや特徴が異なります。
ここでは、ヘアカラーをはじめとした永久染毛剤の仕組みを説明します。
ヘアカラーや白髪染めは永久染毛剤
永久染毛剤とは、カラーリング剤の中でも医薬部外品に分類されるもので、染料を毛髪内部まで浸透させ、色を定着させます。永久染毛剤は、酸化染料を使用する「酸化染毛剤」と、ポリフェノールと鉄イオンの反応による色素を利用して染める「非酸化染毛剤」のふたつがあります。
一般的にヘアカラーやヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染めなどと呼ばれるものが酸化染毛剤、オハグロ式白髪染めと呼ばれるものが「非酸化染毛剤」にあてはまります。
それぞれの詳細なメカニズムについては、
『ヘアカラーリング剤の種類(1)永久染毛剤(ヘアカラー・白髪染めなど)』でくわしく解説しています。
永久染毛剤はどんな人におすすめ?
永久染毛剤は、髪の毛を一度でしっかり染めたい人や、しっかりとした発色を望む人におすすめです。酸化染毛剤は、脱色作用により元の髪色より明るい色に染めることができるだけでなく、染まりにくい白髪を黒くすることも可能です。また、酸化染毛剤は2か月程度、非酸化染毛剤は1か月程度、色を保つことができますので、髪色を長持ちさせたい人にもよいでしょう。
一方で、酸化染毛剤に使われる酸化染料は、アレルギーを起こす可能性や、髪にダメージがあるといったこともあります。
目的別・ヘアカラーリング剤の使い分け方
髪のダメージが気になるときはカラートリートメント
髪への負担を極力避けたい場合には、ヘアマニキュア、酸性カラー、カラートリートメントなどの半永久染毛料がおすすめです。毛髪の表面に近い部分だけを染毛するため、髪へのダメージは永久染毛剤よりも少なくなります。ただし、髪の毛のメラニン色素を分解することはできないため、元の髪色より明るい色や、大幅に色を変えるのは難しいです。
半永久染毛料の色の持ちは永久染毛剤より短く3週間程度となります。カラートリートメントでは使用により徐々に色を着色していき、使用を止めるとだんだんと元に戻るため、継続して使用することが必要です。
髪を痛めない白髪染めならカラートリートメント
髪をいたわりながら白髪を染めることができる白髪用のヘアマニキュアがおすすめです。ヘアマニキュアなどの半永久染毛料には、髪を傷める原因となるアルカリ剤が含まれていないため、髪へのダメージが少なくてすみます。
伸びた部分の簡単部分染めならヘアカラー
クリームタイプのヘアカラー(酸化染毛剤)がおすすめです。適度な粘度のため染めたい部分の髪の毛に塗りやすく、薬剤も付着しやすくなります。また、必要な分だけ薬剤を作ることができ、無駄になりません。髪が伸びてきた際の部分染めにも向いています。
全体をキレイにしっかり染めたいときはヘアカラー
全体をむらなくしっかり染めるためには液状タイプのヘアカラー(酸化染毛剤)を選ぶとよいでしょう。のびがよく、髪の毛のすみずみまで染毛剤を行き渡らせることができます。
髪をより明るい色に染めたいときはヘアカラー
髪の毛を明るい色に染めたいときにもヘアカラー(酸化染毛剤)がおすすめです。ヘアカラーは髪の内部まで浸透し、メラニン色素を分解しながら染めるので、髪色を明るくしながら同時に髪の毛に色を入れることができます。髪にダメージがありますが、約2か月程度の色持ちが期待できます。
一時的に染めたいときはカラースプレーやヘアマスカラ
一時的に髪の毛に着色したい場合にはカラースプレーやマスカラタイプの一時染毛料が便利です。ヘアスタイルを整えた後に白髪に気づいてもすぐに塗って白髪を隠すことができます。塗った染毛料は、シャンプーで洗い流すことができます。
カラートリートメントは髪の傷みが気になる人におすすめ
ヘアカラーや白髪染めと比べて髪へのダメージを軽減することができるため、酸化染料の入った永久染毛剤が使えない方や髪の傷みが気になる方におすすめです。強い染毛力はありませんが、染毛と同時に髪の毛にツヤを与え、美しく見せます。
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