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就職や結婚時に後悔しないために!タトゥー除去治療と後遺症・傷跡
就職や結婚などを前にすると、タトゥーを入れたことを後悔し、「急いで消したい」と思う方は少なくありません。しかし、タトゥーの除去治療は大変難しく、後遺症が残ることがあります。そこで、年間のべ300症例を超えるタトゥー除去治療を行ってきた六本木境クリニックの境院長に、注意するべき点をお伺いしました。
結婚や就職などのために「早くタトゥーを消さなければ」と思う方は少なくありません。しかし、タトゥーの除去は大変難しく、患部がケロイド状になり、強い痛みやかゆみ、皮膚のつっぱり感、手の痺れなどの違和感が発生することがあります。「睡眠薬がないと眠れない」「今の仕事が続けられなくなった」などという深刻な状態になり、治療を受けたことを後悔するケースもあるため、慎重に検討しなければなりません。
そこで今回は六本木境クリニック院長、境隆博先生に、結婚や就職など、重要なライフイベントを控えてタトゥーを消したいと思った場合に検討したほうがよいこと、考えられるリスクなど、詳しい話を伺いました。
年間のべ300症例を超えるタトゥー除去の治療を行っている境先生は、患者さん1人1人の症状に応じたタトゥー除去手術を行っていらっしゃいます。
結婚や就職に備えてタトゥーを消す時の注意点
Q: 結婚や就職が目前に迫ると、「早くタトゥーを消さなくては」と焦る人は多いと思いますが、『タトゥーを消すのはどのくらい難しい?』でお伺いした通り、タトゥー治療には様々なリスクがあります。重要なライフイベントを控えている人が、特に注意するべきポイントを教えてください。
境先生:行商などで粗悪品を高く売りつけるコツは、「相手に考える時間を与えないこと」であると言われています。結婚式や就職が迫っていると、どうしても焦ってしまい、十分に検討せずにタトゥー除去治療に飛びついてしまいがちですが、これは失敗の基です。
特に大き目の刺青除去治療では、泥沼のような状況に陥る患者さんが多く、お仕事内容や部位・広さによってはタトゥーの後遺症によるデメリットの方が大きく、取らない方が良い場合すらあります。
結婚や就職に備えてタトゥーを除去したい時の注意点
Q:取らない方が良い場合とは、具体的にはどのような場合でしょうか。
境先生:例えば以前、20代の女性でタトゥー除去をした方がいました。この女性はタトゥー除去後、彼氏から「傷あとが痛々しくて見ていられない。」と言われ、別れてしまったそうです。前回ご説明した通り、タトゥーを消すのは大変に難しく、タトゥーよりもタトゥー除去による傷跡の方がデメリットになることは多々あります。この件以後、若い未婚女性には「男性は女性よりも傷あとが苦手かもしれないので、よく考え、よく相談したほうがよい」と説明しています。
また、就職や仕事が絡む場合も要注意です。以前、九州から相談に見えた方は、他のクリニックで削皮を受けたそうですが、1カ月も入浴できず、傷跡が炎症を起こしてドロドロになり、熱も出てしまったと仰っていました。その方は仕事で車を運転することが必要でしたが、傷跡の化膿が治まった後、左手がほとんどケロイドになって車の運転ができなくなってしまったそうです。このように、職種によっては、タトゥーを取らない方が良い場合も十分にあると考えています。
ウエディングドレスや水着とタトゥー除去治療
Q:特に女性の気持ちを考えると、「ウエディングドレスや水着を着たいので、タトゥーを除去したい」という方は多いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
境先生:確かに、「結婚式のウエディングドレスから出るので取りたい」「公式な場でドレスを着たい」「職場の制服から出るので取りたい」という女性は多いと思います。しかし、「タトゥーに気兼ねせずに肌を露出したいので取りたい」というのは、上述のように目立つ傷痕が残り、「とても人に見せられない状態になってしまった」ということになりかねないので、やめた方が良いと思います。
「傷跡に対する人の目は気になりますが、タトゥーが禁止されているプールや温泉、銭湯など、極端に厳しいところ意外は行けるようになりました。」というくらいが妥当なゴールだとお考えください。
他人にタトゥー除去を勧められた場合
Q:タトゥー除去の傷跡や後遺症についてよく知らないと、恋人や妻、夫、会社の上司などからタトゥー除去を求められるケースも多いのではないでしょうか。
境先生:クリニックのホームページなどには、あたかも簡単にタトゥーが消せるようなことが書いてあるため、周囲の人も刺青やタトゥーが「簡単にきれいに取れる」と誤解している方も多いと思います。
クリニックに相談にいらっしゃる方には、芸能人やモデルの方も多いのですが、「タトゥーが原因で仕事やオーディションを断られることがある」「事務所にタトゥーを除去するように言われた」という患者さんは少なくありません。しかし、タトゥーの除去治療を受けると、デコボコした傷がさらに隠しにくくなる場合すらあることを説明し、今まで上手く隠せて仕事ができていたのなら、その方が良いのではないかということをお話しします。
『タトゥーを消すのはどのくらい難しい?』でお話をした通り、タトゥー除去治療には大きなリスクがあります。まずはご自身が正しく理解した上で、「タトゥーを取らない」という選択をしたのであれば、周囲の方や会社の上司、事務所などに説明し、説得するようにしてください。
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