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敏感肌の改善に!保湿クリームで選ぶべき3成分
敏感肌のスキンケアでお悩みの方に、保湿クリームの選び方をご紹介します。敏感肌に関する基礎知識をはじめ、敏感肌におすすめの成分やそれが適している理由について、ドクター監修のもと詳しく解説します。
敏感肌を改善するには、肌のうるおいを保ち、バリア機能を正常に戻すことが大切です。つまり、保湿が重要ということです。敏感肌の早期改善を目指すためにも、敏感肌におすすめのクリームを知っておきましょう。
敏感肌の特徴と症状
敏感肌は肌のバリア機能が損なわれ、外からの刺激が入り込みやすい状態です。敏感肌になると化粧水がしみたり、髪の毛でかゆくなったりします。また、化粧水に含まれるアルコール成分に反応して、肌が赤くなってしまいます。なお、敏感肌という病名はなく、あくまで普通の人よりも肌が反応しやすい状態を「敏感肌」と呼んでいるに過ぎません。
敏感肌の3つの原因
敏感肌になる原因には3つのことが考えられます。それは「スキンケア」「食べ物」「アレルギー」です。それぞれについてみていくこととします。
- スキンケア:クレンジングや洗顔の間違いや、肌に合わない化粧品を使用することで生じます
- 食べ物:栄養不足で細胞間脂質(セラミド)が作れないことで生じます
- アレルギー:アレルギー体質が過敏症の要素である可能性が考えられます
敏感肌対策におすすめの保湿クリーム
敏感肌におすすめなのは、「肌の細胞間脂質や皮脂膜と同じ役割をもつ成分」が配合されたクリームです。もともと肌にある成分なので刺激やトラブルが少なく、保湿力もより高くなるといった特徴があるためです。
特に、肌のうるおい保持は細胞間脂質が80%を担っているので、これと同等の役割を持つ成分が多く配合されているものがよいでしょう。この成分には「セラミド」と「レシチン」があります。
- セラミド:人の肌の角質層に存在して、細胞間脂質の40%を占める成分です
- レシチン:リン脂質の一種で、体内細胞のすべての細胞膜を構成する主成分です
特におすすめの成分(1)「セラミド」
細胞間脂質の中でも高い保湿力を持つ「セラミド」は特におすすめです。人の角質層に存在するセラミドは、機能により6種類に分けられ、「セラミド1」、「セラミド2」などと表されます。
セラミドの働きについて
紫外線やアレルギー源、細菌などの外部刺激から肌を守る働きをします。また、構造上、油分となじみやすい部分と水分となじみやすい部分に分かれるので、水分を抱えこむことができ、うるおいを保つ効果もあります。
ただし、セラミド自体は油分の一種であるため、角質層への浸透は、油分の多い化粧品の方がしやすいという特徴があります。
セラミドの種類について
セラミドにはいくつかの種類があり、具体的には下記のとおりです。
- ヒト型セラミド(バイオセラミド):人の角質層に存在するものと同じ構造を持つセラミドです
- 疑似セラミド:石油原料から合成したセラミドです
- 植物セラミド:小麦胚芽油や米ぬかから抽出したセラミドです
どんなタイプのセラミドがおすすめ?
敏感肌の方は「ヒト型セラミド」が配合されたものを選びましょう。酵母を利用して生成しているため、保湿力がもっとも高く、刺激も少ないといったメリットがあります。化粧品に表示される際は機能別の分け方と同様、「セラミド2」などで記されます。
セラミドを選ぶ際の注意点
セラミドは他の成分に比べて高価なものです。そのため、リーズナブルな化粧品には少量しか配合されていないケースも珍しくありません。購入の際は、ラベルをチェックして、できるだけ配合量が多いものを選ぶようにしましょう。配合量の記載がないものはメーカーに問い合わせるとよいでしょう。
おすすめ成分(2)「レシチン」
レシチンもおすすめ成分の1つです。水と油の両方の性質を持っているため、乳化剤としても使用されます。熱損傷のダメージから皮膚を守る、皮膚保護作用が注目されています。化粧品には、水素を添加して安定化させた、水素添加レシチンを配合するのが一般的です。
おすすめ成分(3)「リピジュア(R)」
セラミド以外の細胞間脂質であるスフィンゴ脂質や体内の細胞膜を構成するリン脂質をモデルに開発された、リピジュア(R)などもあります。リピジュア(R)の保湿力はヒアルロン酸の2倍ともいわれ、また、洗い流した後も保湿力が継続することから注目を集めています。
敏感肌のスキンケアポイント
敏感肌のスキンケアのポイントについてまとめますので確認してください。
洗顔料は「石けんタイプ」を選ぶ
敏感肌の方には石けんタイプの洗顔料がおすすめです。洗顔は余分な皮脂や、汚れを落とすために行います。石けんタイプの場合は汚れと一緒に、適度な皮脂も落としてくれるのでおすすめです。
正しい洗顔手順もチェック
洗浄剤は約5分で角質層を破壊しはじめるので、その前に終わらせるように心がけましょう
手と肌が触れ合うと刺激が起きるので、泡だけで洗顔するように心がけましょう。
肌に刺激を与えるとよくないので、ぬるま湯洗顔を心がけしましょう。
- 洗顔は1分以内に終わらせます
- 洗顔料はしっかり泡立てます
- できるだけ肌に負担をかけないように洗う
配合成分で選んで敏感肌を改善しよう
敏感肌を予防するにはクリームを使うことが有効な手段となっています。おすすめの成分は「セラミド」と「レシチン」、「リピジュア(R)」などです。これらが含まれているクリームを使って、敏感肌を予防できるように努めるといいでしょう。
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