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敏感肌を改善する美容液の選び方
敏感肌を改善するために、美容成分がたっぷり配合された美容液を使用している方もいると思いますが、このケア方法は必ずしも肌によいとは限りません。ドクター監修のもと、敏感肌のための正しい美容液の選び方・使い方をご紹介します。
敏感肌になると肌がカサカサになることが多いため、うるおいを補給しようと、ついリッチな美容液をたっぷりと使いたくなってしまいます。しかし、敏感肌の方は、使用する美容液の成分にも注意が必要です。敏感肌の方が気をつけたい、美容液の選び方と使い方をご紹介します。
敏感肌の美容液選びのポイント
保湿成分が決め手
敏感肌になると、角層のバリア機能が低下することから、肌内部の水分が蒸発しやすくなります。そのため、敏感肌を改善するには、「保湿」を心がけることがもっとも重要と考えられます。つまり、美容液も、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が豊富に配合された保湿美容液が適しているのです。
特におすすめの成分は、セラミドです。それは、角層の水分を守っている保湿物質のうち、セラミドなどの角質細胞間脂質が50%以上を占めているためです。セラミド入りの美容液を使用することで、肌表面から角層に必要な保湿成分を補給してあげるというわけです。
ただし、保湿美容液には乳化剤(界面活性剤)が多く配合されているものもあり、これにアレルギー反応を起こす人もいるため、使用の際は注意が必要です。敏感肌の方は、メインで使用されている成分だけでなく、全成分をチェックすることを忘れないようにしましょう。
使用前にパッチテストを
どのような美容液を使う場合も、まずはパッチテストを行ってください。方法は、腕の内側に美容液を塗って様子を見るというものです。少なくとも、塗った後3日は様子を見ましょう。化粧かぶれは接触皮膚炎の一種であり、接触皮膚炎の反応は丸2日後に現れやすいからです。
また、以前使っていたものと同じ成分が配合されていたとしても、新しい製品を使用する際は必ずチェックをしてください。製品により肌に合わない場合がありますし、体調の変化などで、ある日突然アレルギーを発症するケースもあるためです。
美容液を使用する際の注意点
敏感肌の場合は、どのような化粧品も、配合成分が少ないシンプルなものを使うのがおすすめです。しかし、美容液は、たとえシンプルなものでも、比較的多くの成分が配合されています。そのため、一度に大量につけると肌への刺激が強すぎる場合もあります。敏感肌の方は、あまり大量に使用しないようにするのが賢明です。特に、肌のコンディションが悪いときは、大量につけてしまいがちですが、逆効果になる可能性があるので注意しましょう。
敏感肌にとっては、肌にダメージを与えるものを極力避けることにより、肌本来の力を取り戻すことがもっとも重要です。リッチな成分にこだわらず、保湿によりすこやかな肌を保つことを心がけましょう。
保湿するタイミングは入浴直後がベスト
お風呂からあがった後は、十分水分が含まれる「しっとりとした肌」ではありますが、肌からどんどん水分が蒸発する「無防備な状態」でもあります。この状態のままでいると、肌はすぐに乾燥してしまい敏感肌が悪化してしまう可能性があります。水分が蒸発してしまわないように、お風呂から上がったらすぐに美容液で保湿ケアするようにしましょう。
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