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おでこ(額)のシワは消える?前額リフトの内容・傷跡・ダウンタイム等について
おでこ・額のシワやまゆ毛の下垂などを解消する目的で行われる「前額リフト」(眉毛リフト)。手術内容や効果はもちろん、引きつれなどの後遺症や術後の傷跡、ダウンタイムなど気になることは多いのではないでしょうか。そこで、たるみ治療の実績が豊富な六本木境クリニックの境先生に、前額リフトの内容や効果、デメリットや後遺症など、詳しくお話を伺いました。
「前額リフト」(眉毛リフト)は、髪の毛の生え際または頭皮を切開する「切る」手術のため、傷跡や後遺症、ダウンタイムなどが気になって躊躇している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、前額リフトの内容やリスク、手術を受ける場合の注意点について詳しく解説します。
前額リフトの手術内容とは?
前額リフトの方式には、大きく分けると以下の3つがあります。
- 生え際切開法
- 冠状切開法
- 内視鏡法
生え際切開法では、下図のように、前髪の生え際を切開・剥離し、余分な皮膚を切除します。
冠状切開法では頭頂部(あたまの上)の頭皮を耳から反対側の耳までを切開して剥離し、余分な皮膚を切除します。
生え際切開法も冠状切開法も、クリニックや手術を行う医師により、切開する長さは短いことがあります。おでこ(額)の横ジワや眉間の縦ジワを解消するため、筋肉の切開や除去を行う場合もあります。
内視鏡法では、下図のように、前髪の生え際または頭皮を数か所切開して穴を開け、内視鏡を挿入して皮膚の剥離や引き上げ、筋肉の処理を行います。
切開範囲が狭いため、傷が残りにくく術後の腫れも起こりにくいと言われています。しかし、効果でいうと、一般的には皮膚切除を行う手術術式の方が効果は高くなります。
前額リフトの効果
一説によると、まゆ毛の位置が加齢によって徐々に下がり、それに伴ってまぶたも下がる人がいるそうです。そうすると目が開きにくく感じ、無意識のうちにまゆ毛を持ち上げて目を開くようになります。まゆ毛を上に上げるとおでこにシワが寄り、それが癖になると深いシワとなっていきます。
前額リフトは主におでこ(額)のシワやたるみ、ハリ不足が気になる方が多く受ける手術ですが、まゆ毛の下垂、まぶたのたるみを解消する目的でも行われます。
前額リフトの手術時間、ダウンタイム
クリニックや手術方法、範囲などによって異なりますが、手術時間は1時間から2時間ほどが目安です。
術後の腫れ具合には個人差がありますが、たいていの場合、強い腫れは3日ほどで治まります。術後3日ほどでガーゼ交換、1週間ほどで抜糸を行います。術後は包帯または専用のバンドを装着します。
シャワーは翌日から、入浴や洗髪は3日目あたりから可能ですが、仕事など日常生活に戻るには1週間から10日くらいはかかると考えておきましょう。皮膚下の出血が完全に回復するには、2~3週間はかかります。
ドクターに聞く「前額リフト」
以上が前額リフトについて一般的に言われている内容ですが、実際のところはどうなのでしょうか。また、前額リフトを受ける際の注意点なども気になります。
その疑問を解消するため、「六本木境クリニック」院長、境隆博先生に詳しくお話を伺いました。
境先生は、形成外科医および美容外科医として「眉下切開」など目元のたるみ治療の豊富な経験を持ち、刺青除去手術などにおいて日本で屈指の技術力をお持ちのドクターです。
前額リフトの傷跡
Q:頭部の長い切開や額の広い剥離を行うことが多い前額リフトですが、クリニックのホームページを見ると、「傷跡が目立たない」と記載があるところが多いようです。傷跡は本当に目立たないのでしょうか。
境先生:切開した傷跡は白く線状に残ります。肌の色の白い西欧人の場合は目立ちにくいのですが、東洋人の肌の色で黒髪だと、どうしても西欧人よりも目立つことが多いものです。
また、こめかみリフトの記事でもお伝えしましたが、毛髪や髪の生え際を切開・剥離し、余分な皮膚を切って縫い縮める手術を行うと、生え際の位置がずれ、「毛髪が生えているべき部分に生えておらず、生えていないはずのところに生えている」というように、パッチワーク状になってしまうことがあります。また、切開や縫合で毛根が傷つき、脱毛してしまうこともあります。
Q:手術直後の腫れや内出血についてはいかがでしょうか。
境先生:医療行為などによって生体を傷つけることなどを「侵襲(しんしゅう)」といいますが、前額リフトは広範囲の皮膚を剥離する手術のため、当然この侵襲が大きい手術です。そのため、術後に強い腫れを引きおこしやすく、それなりの痛みも覚悟しておく必要があります。
また、前額リフトによる有名な合併症として末梢神経損傷というものがあります。この部位の末梢神経が障害を受けると、あたまにがんこな違和感や痛み・しびれ・かゆみが残ることもあると言われていますし、実際にそのような相談は多い印象があります。
前額リフトの効果について
Q:前額リフトはリスクが高い手術のように思いますが、効果はどのくらいあるのでしょうか?
境先生:前額リフトは額のたるみやまゆ毛の下垂を改善という点ではもちろん効果は期待できます。しかし、額のシワやまぶたのたるみについては、十分な効果が出ない場合があります。
私のクリニックに来られた患者さんで、まぶたのたるみを相談し、他院で前額リフトを勧められて2回受けたという方がいました。前額リフトでは全く効果を感じず、それで相談にいらっしゃいました。
また、額のシワは、額自体ではなく、まぶたのたるみや「眼瞼下垂」(がんけんかすい)という症状が原因になっていることが多いものです。そもそも、「前額リフトは加齢によってまゆ毛の位置が低下する」ということを前提としているようですが、実際には年齢とともにまゆ毛の位置が下がるのではなく、逆に「上がった」という人の方がはるかに多いようです。
まゆ毛の位置が加齢により徐々に下がり、それに伴ってまぶたも下がる人がいるという説もありますが、個人的には、そのようなケースは額にボトックス(ボツリヌストキシン注射)治療を受けている人がほとんどのように感じています。一般的には逆に、まぶたのたるみや眼瞼下垂によって目が開きにくく感じ、無意識のうちにまゆ毛を持ち上げて目を開くようになります。まゆ毛を上に上げるとおでこにシワが寄り、それが癖になると目立つ深いシワとなっていきます。
このように、まぶたのたるみや眼瞼下垂が原因で額に横ジワができている場合、前額リフトではまぶたのたるみに効果が薄いため、十分な効果を感じられないか、再発してしまうことがあります。
眉上切開(眉上皮膚切除術)
前額リフトと似た効果をねらった手術としては眉上切開(眉上皮膚切除術)という手術があります。眉毛を拳上する効果は高いのですが、まぶたのたるみの改善効果は弱く、傷跡は目立つと言われています。
そのため眉上切開は、顔面神経麻痺によって左右のまゆ毛の位置が著しく非対称になっている場合に、下がっている側のまゆ毛を引き上げることを目的として行われることがほとんどです。
額の横ジワを改善するのに適した治療
Q:それでは、額のシワを改善したい場合はどのような手術が効果的なのでしょうか。
境先生: 先ほどお話をした通り、額のシワにはまぶたが大きく関係しています。中から重度の眼瞼下垂が発症している場合は、まずは眼瞼下垂をきちんと治すことが必要です。眼瞼下垂の治療法には色々とやり方があるので、医師に相談し、自分に適した方法を選ぶようにしましょう。
※眼瞼下垂について詳しくは、『眼瞼下垂症の原因と症状』『眼瞼下垂症の手術・治療方法』をご覧ください。
軽度の眼瞼下垂やまぶたの皮膚のたるみを取る方法には、主にまぶたの上側(まゆ毛側)を切開する方法と、まぶたの下側(まつ毛側)を切開する方法があります。私のクリニックでは、まゆ毛側を切開する「眉下切開」(眉下リフト)という方法をよく行っています。眉下切開(眉下リフト)は効果が高く、まつ毛側を切開するのと比較すると仕上がりが自然なのが特徴です。
また、まぶたがたるんでいると、まぶたを開けたり閉じたりする「ミュラー筋」と「眼瞼挙筋」(がんけんきょきん)という筋肉に余計な負荷がかかり、緊張状態となります。ミュラー筋は自律神経が司っているため、ミュラー筋が緊張状態となると自律神経が常に刺激され、肩こりや頭痛、めまいなどの症状が出ます。
眉下切開(眉下リフト)を行うと、目を開けるのが楽になり、ミュラー筋の緊張が緩和されるため、額のシワだけではなく、肩こりや頭痛などの症状が改善されます。つらい肩こりや頭痛、めまいなどが何をしても治らない、という方は、まぶたのたるみが原因の場合がありますので、専門医によるカウンセリングをおすすめします。
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