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安心して使える「無添加」育毛剤

更新日:2017.05.11
公開日:2014.12.26
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

育毛剤に含まれる添加物についてまとめています。どのような添加物にアレルギーリスクがあるのか、どういった場合に無添加育毛剤が推奨されるのか…といった具体的な情報を掲載。

こちらでは、育毛剤に含まれる添加物に関して解説しています。

添加物に注意!育毛剤選びの基本

化粧品などの分野では“無添加化粧品が肌によい”といった考え方が一般化してきています。頭皮というのも結局は肌の一部ですから、やはり育毛剤に関しても配合されている添加物に対して、ある程度、注意を払ったほうがいいことは間違いありません。ここでは、育毛剤に配合されることの多い添加物についてまとめ、どういった添加物を避けるべきなのか考えてみることにしましょう。

・パラベンなどの防腐剤

化粧品にもパラベンフリーをうたうものが増えてきていますが、これは防腐剤のパラベンが“アレルギーを起こす可能性がある”として表示指定成分になっていることが理由。ちなみに表示指定成分というのは、その成分を含んでいる場合にはその旨を明記する義務がある…という意味です。実際にアレルギーを起こす人は1,000人に2人程度とされており、それほど危険な成分とまでは言えませんが、気になる方は避けたほうがいいかもしれません。

ちなみにパラベンフリーをうたうために別の防腐剤を用いるケースが増えており、その代表格にフェノキシエタノールというものがあります。ただ、このフェノキシエタノールが十分な防腐効果を発揮するためには、かなり多量に配合する必要があり、表示指定成分ではないからといって必ずしも安全とは言えません。

・石油系界面活性剤

洗浄効果を持つ成分ですが、洗浄力が石けんなどと比較して高く、皮脂を過剰に落として肌荒れを引き起こす原因になることがあります。化粧品、育毛剤などにも含有されていることがありますので、成分表示をしっかりと確認しましょう。

・紫外線吸収剤

いわゆる日焼け止め成分ですが、化粧品、育毛剤などにも用いられることがあります。オクチルトリアゾン、メトキシケイヒ酸オクチルなど複数の物質の総称ですが、紫外線を吸収してUVダメージを防ぐ反面、肌への刺激が強いといわれている成分です。

・香料

香り付けのために添加されている成分全般を指します。原料によってリスクは大きく異なりますが、香料全般について考えた場合、1,000人あたり12人程度がアレルギー反応を起こすといわれています。

・着色料

こちらは読んだ通り、色をつけるために用いられている成分のことで、多くの化粧品、育毛剤などになんらかの着色料が使われています。着色料全般について考えた場合、1,000人あたり58人程度がアレルギー反応を起こすようです。

アレルギー体質でなければ、それほど過度に恐れる必要はありませんが、上述のように一定の比率でアレルギーを起こす可能性がありますので、育毛剤使用に際しては、ある程度の注意が必要になるでしょう。

無添加育毛剤のすすめ

ここまで説明したとおり、添加物にはアレルギー反応のリスクが存在しています。敏感肌、乾燥肌、アレルギー体質…といった不安があるのであれば、できるだけ無添加の育毛剤を使用したほうが安心と言えるでしょう。

ただ、アトピー性皮膚炎など明確な皮膚疾患を抱えている場合は、無添加であっても注意が必要。育毛剤を使用する前に、かかりつけの皮膚科医に相談するなどして、しっかりと安全を図るようにしてください。

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