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化膿した紫ニキビの原因と治し方
ニキビにも種類があり、その種類によって適した治療法が異なります。ここでは、内部に膿や血液が溜まってしまう「紫ニキビ」の皮膚科での治療法やセルフケアの方法について、ドクター監修のもと詳しくまとめています。
ここでは、炎症が悪化してしまった紫ニキビの治療法を解説しています。
紫ニキビの原因は炎症がくりかえしたもの
紫ニキビと呼ばれるのは、炎症が極限まで悪化した状態のニキビです。専門用語では、結節性ニキビ、嚢腫などと呼ばれます。膿や血が溜まって赤紫の腫れを生じ、毛穴内部だけでなく、その周囲にまで炎症が拡大しているのが特徴です。また、炎症をくりかえした結果、幾度も化膿してケロイド状になってしまったものも、同じく紫ニキビの一種といえます。
この段階まで悪化すると、治療が終わっても当面はニキビ跡が残ってしまい、美容面での悩みを解消するまでに長い時間がかかってしまいます。可能なら、紫ニキビになってしまう前に治療を始めるのが望ましいでしょう。もし、化膿したニキビを見つけたら、できる限り早く皮膚科を受診し、専門的な治療を始めるようにしてください。
化膿した紫ニキビの治し方
鬱血、化膿をともなう重症ニキビの治療法としてはどのようなものがあげられるのでしょうか?
皮膚科での治し方
ニキビを専門的に扱っていない皮膚科では、抗生物質などの薬品を用いてアクネ菌を殺菌するか、もしくはステロイドの注射剤で強力に炎症を鎮めるという治療法が選択されます。
ただ、炎症が治まっても、ダメージを受けた皮膚組織がすぐに回復するわけではありません。目立つニキビ跡(瘢痕)が残ってしまいますので、根気よく治療を続けていく必要があります。
レーザーメスに用いられるCO2レーザー、フォトダイナミックセラピー(PDT)といったレーザー器具を用いる皮膚科もありますが、効果は限定的なようです。
漢方などによる治し方
治りを早める、あるいはよりキレイに治すためには、炎症を止める、切開するといった対症療法を行いつつ、他の治療を併用するのがよいでしょう。具体的には、ニキビの発生原因であるホルモンバランスの乱れを調整し、ニキビのできにくい健康肌へと近づけていくホルモン治療などがおすすめです。肌の機能が改善すれば瘢痕(はんこん・傷などが治った部分にできる跡)の治りも早くなり、紫ニキビの跡を治すことにも繋がります。
また、漢方を併用することで治癒が早まる場合もあります。ニキビに有効とされる漢方には、膿をスムーズに排出するため、血液の循環を改善する冠元顆粒、老廃物を外に流す星火温胆湯などがあります。
紫ニキビを治すためのセルフケア
紫ニキビを治すには、皮膚科で相談することが第一です。ただし、セルフケアの際に以下のことを心がけることで、ある程度の改善を見込める可能性があります。皮膚科での治療とあわせて、試してみてください。
- クレンジングは肌にやさしいタイプのものを使用する
- 洗顔料をたっぷり泡立て、やさしく洗う
- たっぷり水分を与え、乳液などでしっかり保湿する
- 睡眠をじゅうぶんにとる
- ビタミンやタンパク質などの栄養バランスのとれた食事をとる
ニキビを悪化させないためには、普段使用するメーキャップアイテムもできるだけ刺激の少ないものを使用することが大切です。ファンデーションは油分が少なく毛穴につまりにくいパウダータイプを使用したり、洗顔料で簡単に落とせるタイプのものを使用することもおすすめです。
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