内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
キャビテーションの効果や必要な回数、サロンとクリニックの違い
キャビテーションは、超音波で脂肪細胞を破壊することで部分痩せを可能にした治療法です。その効果やメリット、治療の効果を高めるために知っておきたいポイントについて、ドクター監修の記事でご紹介します。
キャビテーションとは「空洞現象」という意味で、液体に圧力を加えることで起こる気泡の発生と消滅を指します。気泡がパチンと弾けて消滅する衝撃は大きく、物体を破壊するほどの力があるため、この現象を利用して脂肪を破壊する痩身治療が開発されたというわけです。そんなキャビテーションの効果について、詳しく解説します。
どうしてキャビテーションで痩せるの?
「キャビテーション」とは、脂肪細胞にのみ作用する特殊な周波数の超音波を体外から与えてキャビテーション現象を起こすことで、脂肪細胞膜を破壊して脂肪細胞を減らすという痩身治療です。脂肪細胞膜が壊れると、中の脂肪が体内に溶け出すのですが、それが老廃物となって、血液やリンパを通じて体の外に排出されることで痩せることができるというメカニズムです。
キャビテーションが向いている部位
キャビテーションを照射できる範囲は手の平2枚分程度です。お腹周りや太もも、二の腕などの部分痩せに適しています。また硬くなった脂肪が層状に重なってしまうことでできるセルライトの改善にも効果的といわれています。セルライトを解消すると、肌表面の凸凹もなめらかに整う効果も期待できます。
キャビテーションのメリット
この治療法は、脂肪細胞を破壊することで細胞数そのものも減少させることができるため、リバウンドするリスクが低いという点も大きなメリットです。また、治療中の痛みもなく、薬剤も使用しないため、脂肪吸引や脂肪溶解注射などと比べると心配の少ない痩身法と言えるでしょう。
さらに、施術時間は10~20分程度と短く、気になる数か所の部位の施術を同時に行うことも可能です。治療後は筋肉痛のような軽い痛みやしびれなどがありますが、日常生活に影響するほどではありません。ダウンタイムもなく、すぐに帰宅できていつもと変わらない生活を送ることが可能といわれています。
キャビテーションのデメリット
キャビテーションは、メスも薬剤も使用しないため、一般的にはリスクの少ない痩身治療と考えられています。しかし、もちろんキャビテーションにもデメリットは存在します。
・超音波の音
マシンによっては超音波が骨に当たり、そのときに響く金属音が施術後も耳に残る可能性があります。
・肝臓、胃への負担
キャビテーションによって細胞から流れ出た脂肪は一度肝臓に集められてから分解、排出されます。肝臓に負担がかかることがあるため、アルコール、タバコなど、肝臓へ負荷がかかる行為は控えるようにしましょう。場合によっては、胃の不調・下痢などの症状が出ることもあります。治療の前後1時間は食事を控えましょう。
・効果に即効性がない
他にも、デメリットとしては効果に即効性がないという点があげられます。これは、脂肪を体内の自然な代謝で排出していくというキャビテーションの特徴のためです。
・定期的な治療が必要
キャビテーションの効果を得るには、最低でも5回くらいの定期的な治療が必要です。1回当たりの単価は他の痩身法に比べて安いのですが、複数回の治療が必要であるため、回数だけの費用がかかります。
・肌がたるむ可能性がある
他の痩身にも言えることですが、たくさんの脂肪がなくなることで、肌がたるんでしまう場合があります。ハリをもたせたり、たるみ治療を行うなどの対策をする必要が出てくるかもしれません。
キャビテーションの効果を高めるポイント
キャビテーションによる痩身治療の効果を高めるポイントは、体内に溶け出した脂肪をしっかり排出させることです。代謝が悪いと脂肪がうまく排出されず、そのまま体内に留まってしまう場合もあるため、注意が必要です。
そうならないためにも、治療後は400cc以上の水分を摂取するなど、代謝を助けてあげることが大切です。さらに、スムーズな排出をサポートするためにも、軽い有酸素運動やマッサージを行うことをおすすめします。
また、マッサージは治療当日はもちろん、週に1~2回以上行なうと、効果的といわれています。キャビテーションの痩身治療とマッサージをセットにしているクリニックがあるのを見ても、治療後の代謝が痩身効果に大きな影響を与えることがわかると思います。
病院とサロンのキャビテーションに違いはある?
病院でのキャビテーションは、医療行為です。そのため、専門知識のあるドクターでなければ施術はできません。一方、多くのサロンで行われているキャビテーションは、肌のケアや引き締めなどがメインの目的です。中には、医療行為であるキャビテーションを行っているサロンもあるといわれていますが、現在これは違法行為にあたります。トラブルが起こった場合にも適切な処置は望めませんので、注意しましょう。「キャビテーション」という名前だけで施術を決めず、きちんと治療の内容を確認しましょう。
病院やサロンで行う痩身治療に踏み出すには、勇気がいる方もいるとおもいます。正しい知識を身につけて、しっかりと検討したうえで施術にのぞみましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座