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家庭用脱毛器の種類とムダ毛処理方法の違い

更新日:2016.12.13
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
銀座エルクリニック 院長 簡野晃次

クリニックやエステのような脱毛が自宅でもできると話題の家庭用脱毛器ですが、実際にはどのようなもので、どれぐらいの種類があるのでしょうか?使用上の注意点も含め、ドクター監修の記事で解説します。

脱毛はしたいけど、クリニックやエステサロンに行くのは難しいという方に向けて開発されたのが、家庭用脱毛器です。種類や性能により注意すべき点が違うため、それらをきちんと把握してから購入するようにしましょう。

家庭用脱毛器の種類

家庭用脱毛器にはさまざまな種類がありますが、自分の肌質やライフスタイル、コストに合ったものを確認して選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの脱毛器の特徴や注意点についてご紹介していきます。

レーザー式家庭用脱毛器

レーザー脱毛は、黒い色(メラニン色素)に反応するレーザー照射により、毛根やその周辺組織を熱破壊させて脱毛する方法です。その出力(照射パワー)の高さから「永久脱毛」が可能と考えられており、医療行為として扱われています。しかし、家庭用ではドクター以外でも扱えるよう出力を下げて販売されているため、クリニックほどの効果は見込めません。また、照射回数を増やさないといけないなど手間がかかる場合もあります。

フラッシュ式家庭用脱毛器

フラッシュ脱毛は、レーザー脱毛と同じ原理で光照射によって脱毛を促す方法です。光脱毛、IPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛とも呼ばれており、複数の波長で広範囲に照射するのが特徴です。出力が低いため痛みは少ないですが、その分レーザー脱毛より効果は劣り、毛が薄くなるまでに時間がかかります。

サーミコン(熱線)式家庭用脱毛器

サーミコン式はここ最近開発されたばかりの脱毛器で、熱線に触れた毛を焼き切る方法で脱毛します。毛根にもその熱が伝わるため、毛が生え変わる周期が長くなるといわれています。しかし、直接毛根にアプローチするわけではないため、脱毛器というよりは除毛器という認識で使用するほうがいいでしょう。

超音波脱毛器

超音波脱毛器は、ピンセットのようになった器具の先に毛を挟み、超音波を流すことによる振動で毛根に刺激を与えて脱毛する機械です。熱処理をしない分、肌への刺激や痛みが少ないのが特徴です。ただし、長い毛だと超音波が毛根に届かない場合があります。5mm程度の長さで行うと効果的です。

レーザー脱毛と光脱毛の違いは?

「レーザー脱毛」と「光脱毛」は、印象が似ていますが、明確な違いやメリット・デメリットをご存知でしょうか。

光脱毛とレーザー脱毛の大きな違いは、照射する波長が異なることです。レーザーは単一の波長で集中的に熱を集め施術するのに対し、光(フラッシュ)は複数の波長を含んだ光で広範囲に照射し施術します。レーザーは照射の威力が強いため専門医しか扱えませんが、光(フラッシュ)は出力を一定に制限しているため、誰でも安全に扱えます。そのため、レーザー脱毛はクリニックで行われ、光脱毛はサロンでも行えるのです。

また、レーザー脱毛が「永久脱毛」をうたえるのに対し、光脱毛は半永久脱毛である「不再生脱毛」としか言えないという違いもあります。

詳しくは『レーザー脱毛と光脱毛の違いとは?』を、ご覧ください。

家庭用脱毛器を使用する際の注意点

無理な使用を避ける

機械による脱毛は、種類によっては医療行為と捉えられています。いくら安全とうたわれていても、説明書に記載してあること以外の無理な使用はやめましょう。使用方法を守らなかった場合は、火傷などの傷を負ってしまうことがある他、最悪な場合には、レーザーにより失明してしまう危険もあります。

アフターケアも忘れずに

また使用後は肌を冷やし、クリームなどで保湿を行うようにしてください。ただし、保湿クリームは直後に塗ると刺激が強い場合があるので、時間を置いてからにしましょう。また、使用直後に紫外線を浴びると色素沈着する恐れがあります。外出の際は、必ず紫外線対策をしましょう。

器具の安全管理やアフターケアも重要です。トラブルを起こさないよう、注意して使用しましょう。

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