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若返りホルモンを左右!運動に睡眠、あと1つは?

更新日:2018.03.02
公開日:2014.10.01
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

若返りホルモンとも呼ばれる成長ホルモンが減ると肌にも影響が出ます。若返りホルモンの分泌を促すには、運動と睡眠、そして、あと1つは何でしょうか?ドクター監修の記事で成長ホルモンのメカニズムについて解説します。

若返りホルモン

「成長ホルモン」、通称“若返りホルモン”は加齢とともに減少していくホルモンです。若返りと名がつくだけあって、老化現象と密接な関係を持っています。ここでは、その若返りホルモンの肌への効果と分泌を促すコツについて詳しく紹介します。

若返りホルモンとは?

成長ホルモン(若返りホルモン)は脳下垂体から分泌される、人体の成長や代謝などをつかさどるホルモンのことです。

15歳から20歳の間に分泌のピークを迎え、その後は加齢とともに減少していきます。その分泌量は40歳で20歳の時の約40%、80歳を超えると5%にまで減少してしまいます。成長ホルモンが出なくなると心臓の機能が低下し、血流が悪くなる、新陳代謝が悪くなるといった悪影響が現れ、肌にも多大なダメージを与えます。

若返りホルモンの分泌を促す3つのコツ

加齢とともに減少してしまう成長ホルモンですが、実は自分で分泌を促すこともできるのです。成長ホルモンをたくさん分泌させるためのカギは「睡眠」「空腹」「運動」です。

睡眠

成長ホルモンは睡眠中に分泌されますが、とりわけ睡眠後30分から1時間後のノンレム睡眠(深い眠り)の時に多く分泌されます。成長ホルモンは睡眠中に肌の新陳代謝を活発化させたり、血行を促進して肌の老廃物を取り除いたりする働きがあるため、美肌の維持、シミやシワの防止には欠かせません。

睡眠不足や生活習慣の乱れは成長ホルモンの分泌を減らし、肌荒れなどの原因になりますので、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠時間を確保しましょう。

空腹

人間の身体は、朝起床して日光を浴びると脳からセロトニンというホルモンが出て、交感神経が活動を始めます。さらに1日の活動を始めると脂肪が燃焼する回路になり、空腹状態になります。空腹状態になると成長ホルモンが増量し、若返り遺伝子である「サーチュイン遺伝子」が発動。さらに血管を掃除してくれる善玉ホルモンの「アディポネクチン」が分泌されます。

空腹状態になればなるほど、身体が肌の調子を良くしようと動き出します。ですから、だらだらと間食するのをやめて、1日2~3回、きっちりと「お腹が空いた状態」を作ってあげることが大切です。

運動

若返りホルモンを分泌させるのに効果的な運動に「スローリフト」というトレーニング方法があります。スローリフトとは、ゆっくりと、そのかわり途切れることなく行うエクササイズのこと。

例えば、ひざを屈伸させて立ったりしゃがんだりするスクワットを行う場合、太極拳のようにゆっくり立ち上がり、完全に直立する前に再びゆっくりとひざを曲げていきます。

この動作を10回ほど繰り返すと太ももがパンパンに張ってきますが、これが成長ホルモンの分泌を促す状態です。このスローリフトを習慣化することで成長ホルモンの分泌が促進されます。

※その他、若々しく見せるためのインナーケアについては、「見た目年齢を10歳若返らせるインナーケア」をご覧ください。

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