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シミを消したい人の正しい洗顔方法

更新日:2017.05.02
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
クリントエグゼクリニック 医師 黒田愛美

シミの主な原因は、メラニンを含む古い角質が肌表面に留まり、色素沈着となることです。しかし古い角質を無理に落とそうとすると、シミが濃くなる可能性があります。ドクター監修のもと、シミを消したい人の洗顔方法を解説します。

メラニンを含む古い角質が肌表面に留まることで起こったシミの場合は、溜まった古い角質を落としてあげることが大切です。とは言っても、ゴシゴシ擦ってしまうのは逆効果。刺激でシミが濃くなってしまいます。では、古い角質を落とす正しい方法とはどのようなものでしょうか?

そもそもシミはなぜ現れるのか

そもそもなぜシミはできてしまうのでしょうか?

シミのできる理由には3つの原因がありますがその前に本来の肌の構造を紹介します。

人間の肌(表皮)は角質層、顆粒層、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層の順に重なっています。

それらのうち、角質層、顆粒層、有棘層がここでいう角質の正体で、4週間から6週間かけてタ―ンオーバーして、基底層がまた角質層なって入れ替わります。その際、これまで表皮に現れてきたメラニン色素も一緒にはがれ落ち排出されますが、メラニン色素が過剰に分泌されていたり、タ―ンオーバーがうまく機能しなかったり、肌に傷を負っているとシミとなって現れます。

古い角質を落とすための正しい洗顔方法

溜まった古い角質を落とすには、細かいフワフワの泡で肌を包み込むように洗うことが大切です。この時、手が顔に触れることのないよう気をつけましょう。わずかな摩擦でも肌には負担がかかり、その刺激によりよけい角質が厚くなってシミが濃くなってしますためです。

石けんが泡立ちにくい場合は、泡立てネットを使うとよいでしょう。泡で顔全体を洗ったら、小鼻などの細かいところを薬指の腹で力を入れないように洗います。すすぎは人肌程度のぬるま湯で行い、最後に冷水をあてて肌を引き締めます。

顔を拭くときも、ゴシゴシこすることのないよう注意しましょう。タオルで軽く押さえるような感じで水分を吸収させてください。

ホワイトニング効果のある洗顔料

基礎化粧品を選ぶ際は、洗顔から乳液・クリームまでフルラインで揃えることをおすすめします。ホワイトニングラインを使っている場合も同じです。洗顔後の肌のコンディションを考えた化粧水などが用意されていることにより、トータルで使うことで肌への相乗効果が期待できるためです。

メラニンを含む古い角質をしっかりと落としたい場合は、フルーツ酸(AHA)やサリチル酸(BHA)など、ピーリング効果のある成分を含む石けんを使うのもよいでしょう。ただし、使い過ぎは逆に肌を傷付けるため禁物です。多くても週に1回程度にしましょう。

硬くなってしまった古い角質を柔らかくして落とすには、酵素洗顔料もおすすめです。パパイヤやパイナップル、ハトムギなどの天然由来酵素が代表的で、粉末状の洗顔料が多く見られます。粉末は若干泡立ちにくいので、泡立てネットなどを使ってよく泡立ててから洗顔しましょう。こちらも、毎日の使用は控えることをおすすめします。

天然の素材を生かした洗顔料としては、炭や泥を配合したものもあります。炭の場合は、多孔質という無数の小さな穴に古い角質や皮脂を付着させて落とします。泥はパックなどでも使われていますが、こちらも泥の粘性と吸着力で皮脂や古い角質を落とすとされています。

古い角質を落とした後は一時的に保湿力が落ちてしまうため、たっぷりの化粧水で十分に保水し、乳液やクリームでしっかりフタをして保湿するよう心がけましょう。

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