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ニキビ・肌荒れ対策サプリ成分「高麗人参」
高麗人参は1千年以上昔から人々の健康維持に利用され、健康で丈夫な肌を作るためにも役立つ「漢方の王様」。ここではサプリメントにも配合されている高麗人参のニキビ・肌荒れ対策としての効果について、ドクター監修のもと解説します。
中国由来の漢方の王様
高麗人参(コウライニンジン)はウコギ科の植物で、1千年以上昔から中国で利用されてきた生薬です。朝鮮人参と呼ばれることもあるほか、和名では御種人参(オタネニンジン)とも呼ばれてきました。生薬として利用されるのは根の部分で、主に乾燥させたものが使われます。
その健康効果は強力で、「漢方の王様」との異名まであるほどです。古くから強壮剤として知られていたほか、糖尿病や動脈硬化といった病気の改善にも効果があることが解っています。日本でも江戸時代までには栽培が行われるようになっており、人々の健康維持に役立ってきました。
なお、「人参」という名前がついていますが、日本で一般的に食べられているニンジンとは見た目も生物学的な分類でも全くの別種です。
高麗人参がニキビ・肌荒れ対策に効く理由
タンパク質の合成を促進する
肌トラブルの主な原因は、皮膚細胞の新陳代謝(ターンオーバー)が正常に行われていないことです。細胞がうまく生まれ変わらないと外部からの刺激に弱くなってしまうため、ニキビや肌荒れの原因となるのです。
高麗人参には、健康で丈夫な皮膚の材料となるタンパク質の合成を促す作用があります。この働きによってターンオーバーが活性化され、美しい肌を作ることができます。
血流改善効果がある
高麗人参には、血管を広げて血流を改善する効果があります。血の巡りが悪くなると体中の細胞の新陳代謝が低下するため、これも肌のターンオーバーを阻害する原因となります。
また、血流が改善されれば自律神経やホルモンバランスを整えることにも繋がりますので、身体の内側から起こる肌トラブルの改善に期待ができます。
サポニンで皮膚を守る
高麗人参が生薬として効くのは、「ジンセノサイド」というサポニン群のおかげです。高麗人参の価値はサポニンの含有量によって左右されます。
このサポニンには、皮膚を守る働きがあります。ウイルスや紫外線といった刺激から肌を保護し、炎症や活性酸素のような肌トラブルの原因を根本から防ぐことができます。
他にも、NK細胞(ナチュラルキラー細胞:がん細胞やウイルス細胞を攻撃するリンパ球)を活性化させて免疫力を高める作用、エストロゲン作用(動脈硬化や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などを防ぐ)、血小板凝集抑制作用(血管のつまりを防ぐ)など、サポニンにはさまざまな働きがあります。
高麗人参の摂取方法
昔ながらの摂取方法としては、お酒に漬けたり粉末にしてお茶にしたり、天ぷらにして食べたりといったものが一般的です。また、韓国料理のサムゲタンは高麗人参が使われていることで有名です。
手軽に摂取するには、サプリメントが便利でしょう。そのほか、多くの健康食品にも配合されています。
漢方で摂取する場合は、四君子湯(しくんしとう)、六君子湯(りっくんしとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などを選ぶとよいでしょう。
高麗人参の摂取上の注意
血圧を上げる作用があることに注意
高麗人参には血圧を上げる作用があります。そのため、長期的に摂取しつづけると不眠や動悸といった症状が起きる可能性があります。そのため、高血圧の人の摂取は望ましくないといわれてきましたが、一方で血圧の高い人が飲むと下がるという報告もあり、調整作用があるという説もあります。
しかし、高血圧の人は摂取に注意が必要となります。
強力すぎる
高麗人参の効能は非常に強力なので、まだ身体のできあがっていない子供には向いていません。胎児や乳児への影響も考えられるため、妊娠中や授乳中の女性も摂取を控えるべきです。
服用するうえで副作用、持病などが気になる方は、医師とよく話し合うことが大切です。
漢方の王様をうまく取り入れて
タンパク質の合成を促進し、血流を改善、さらにウイルスや紫外線などから肌を守る働きをしてくれる高麗人参。持病がある方、子供や妊婦には向きませんが、うまく取り入れて美しい肌を手に入れましょう。
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