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スクワランの効果とおすすめの使い方

更新日:2018.09.27
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学編集部

サメ類の肝油由来の成分であるスクワランは、乾燥肌対策に人気の保湿成分です。もともと人間の肌にも存在する成分ですが、25歳を過ぎると生成量が一気に減ってしまうため、外部から補充する必要があります。このページでは、スクワランの特徴や効果的な使い方などについて、ドクター監修のもと詳しく解説しています。

スクワラン

サメ類の肝油から得られるスクワラン

乾燥肌対策について語るとき、今やスクワランを無視することはできません。サメ類の肝油由来の成分であるスクワランは、美しく瑞々しいお肌をキープしてくれる定番の成分です。

深海で生息するサメたちにとっては生命力の源となっており、スクワランがなければ彼らは必要な酸素を得ることができません。なお、厳密にはサメ類の体内にある成分としては「スクワレン」が正しく、スクワランはスクワレンに水素を添加した成分のことを指します。

スクワランは、古くから化粧品などに利用されてきました。現在では、サプリメントなどの形でより手軽に摂取することができるようになっています。

スクワレンの特徴と効果

しかし、サメが酸素を補充するためのスクワレンが、どうして人間に美肌効果をもたらすのでしょうか?

実は、もともとスクワレンは人間のお肌の中にも存在していて、潤いを保つ役割を担っている物質なのです。充分な酸素がなければ、人間の肌細胞でも新陳代謝が鈍くなってしまい、シミやシワ、たるみの原因となってしまいます。そこで、このスクワレンの酸素を運ぶ働きによってターンオーバーが促進されているというわけです。

また、汗とスクワランが混ざり合うことで皮脂膜ができます。この皮脂膜がさまざまな刺激から肌を守ってくれます。

また、スクワランはお肌への浸透性も高いため、保湿効果も期待ができます。そのため、化粧水やクリームなどにスクワランが配合されているのもうなずけるでしょう。

ところがスクワレンは、人間の体内では25歳を過ぎると生成量が減ってしまいます。そこで、外部から補充する必要があるというわけです。

スクワランの上手な使い方

用途に合わせて選ぶ

スクワランにもさまざまな種類があり、同一メーカーでも複数の商品が販売されていることが多いです。これらの違いは、基本的には純度の違いです。

純度が高いほどお肌への刺激が少ないため、乾燥が深刻で敏感になっている場合には高純度のものを選ぶようにするとよいでしょう。一方、さほど深刻でない場合には、ほかの配合成分の効能を比較した上で選ぶようにしましょう。

ハリやツヤがほしい場合にはコエンザイムQ10と組み合わされているものが有効ですし、シミやそばかす対策を合わせてしたい場合にはビタミン類と組み合わせたものが効果的です。

化粧水のあとに馴染ませると効果的

スクワラン配合美容液は、洗顔して化粧水を顔全体につけたあとに使いましょう。顔が乾くまえにスクワランの油分を馴染ませることで、自然に乳化して浸透してくれます。

※乾燥肌の人が知っておくべき化粧水選びのポイントや必要な成分について知りたい方は、「乾燥肌の化粧品選び(3)化粧水」をご覧ください。特に、水分保持機能があるとされているセラミドについて詳しく知りたい方は、「セラミド配合化粧水の正しい選び方・使い方」や「セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方」をご参照ください。

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