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美白サプリメントの種類と選び方

更新日:2017.03.22
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック 院長 竹中ちひろ

美白・くすみ対策を本格的に行うなら紫外線カットやスキンケアだけでなく、身体の内側からのケアにも力を入れたいもの。ここでは、ドクター監修の記事で、美白・くすみ対策に適したサプリメントをご紹介します。

サプリメントで身体の中から美白・くすみケア

美白・くすみ対策はスキンケアと併せて身体の中から行うことによって、より効果が期待できます。食事から栄養を摂ることも重要ですが、サプリメントを活用することも効率的な方法の1つです。

シミ・くすみのタイプによって有効な成分が異なりますので、きちんと使い分けましょう。

メラニンくすみ

ストレスや紫外線、飲酒などにより活性酸素(フリーラジカル)が大量に発生されるとメラノサイトで酵素チロシナーゼが活性化し、メラニンの生成が促されます。このタイプのくすみに対しては、活性酸素の働きを抑えるサプリメントが効果的。ビタミン系では脂溶性のビタミンA、ビタミンE、水溶性のビタミンCがあります。

また赤ブドウの果皮などに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロール、トマトやスイカに含まれるリコピン、サケやイクラなどに含まれるアスタキサンチン、フランスの海岸松樹皮から抽出されるピクノジェノールも抗酸化作用の高い成分です。

乾燥くすみ

乾燥によるくすみには、保湿効果を高めるサプリメントがオススメです。イワシやサンマ、サバなどの青魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸は細胞膜の構成成分であり、細胞の働きを正常に保つ働きがあります。

代表的なオメガ3系脂肪酸はDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)です。このオメガ3系脂肪酸は、オイル類に多く含まれるオメガ6系脂肪酸とのバランスが重要。現代の食生活では油を使った食事やお菓子を多く摂取しがちなので、オメガ3脂肪酸が不足ぎみです。それにより乾燥肌になりやすいので、足りないオメガ3系脂肪酸をサプリメントで補うと良いでしょう。

また私たちの身体づくりに欠かせない亜鉛も、飲酒や加工食品に含まれるフィチン酸に吸収を妨げられ不足しがちです。亜鉛の摂取量は厚生労働省が推奨している1日あたり15mgまでという上限がありますが、アトピーなどの治療やエイジングケア目的ではそれ以上の量が必要な場合もあります。自分に必要なサプリメントの摂取量が分からない時は医師に相談しましょう。

他にもターンオーバーやコラーゲン合成を促進するなど、肌の潤いにビタミン類も必要です。

血行不良による青くすみ

血流が悪く、顔が青白くくすんでしまう場合は、血行を良くするサプリメントを摂りましょう。イチョウ葉に含まれるテルペンラクトンやフラボノイド、ショウガの辛味成分ショウガオールは血管を拡張する働きがあります。また、前述のEPA(エイコサペンタエン酸)も血流をスムーズにします。

糖化による黄ぐすみ・茶ぐすみ

糖化とは体内の糖質がタンパク質と結びついてAGEsという老化物質になり、身体の様々なところにダメージを与えるという現象。肌が糖化すると、赤みが薄れ、黄色っぽくくすんできます。

糖化を抑えるにはストレスを軽減するなど様々な方法がありますが、血糖値の急激な上昇を抑えるのが重要です。

グァバ茶に含まれるポリフェノールは、血糖値の上昇を抑える働きがあるとされています。またギムネマやアップルペクチンも、血糖値の急激な上昇を抑えます。糖質の吸収を和らげる小麦アルブミンも良いでしょう。

サプリメントで摂取する、食事の際に野菜から食べるようにするといった習慣で、糖化による黄ぐすみを防ぎましょう。

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