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3月のスキンケアと入浴のポイント

更新日:2016.12.09
公開日:2014.03.27
ドクター画像
この記事の監修者
千春皮フ科クリニック 院長 渡邊千春

冬から春へ季節が変わる3月は、アトピーケアも冬から春へ変えていくタイミングです。ここでは、ドクター監修の記事で、3月のスキンケアと入浴のポイントについて、ドクター監修の記事でご紹介していきます。

寒く乾燥の厳しい冬が終わり、段々と春めいてくる3月。アトピーの方にとっては、スキンケアを冬仕様から春仕様に変えていくタイミングです。でも、三寒四温という言葉の通り、温かくなったかと思いきや冬の寒さがぶり返したりと、気温も湿度も乱高下を繰り返しながら徐々に暖かくなっていくのが日本の春です。そんな3月のスキンケアと、入浴のポイントをご紹介します。

3月のスキンケア

冬場は、乾燥から肌を守る「保水」と「保湿」」ケアが重要で、ケアの最後にはオイル系のアイテムでしっかり保護するケアを徹底していた方も多いと思います。でも、気温や湿度が徐々に上昇してくるのにあわせ、スキンケアも春仕様に変えていく必要があります。そして、保水と保湿のバランスを調整しつつ、紫外線や花粉対策にも気を配るようにします。

3月は、気候の変動が激しい時期です。デリケートな肌には、日々の気候の変動に合わせた、柔軟なケアをしていくことが大切です。衣替えをするようにはっきりと線引きするのではなく、天気予報とにらめっこしながら柔軟に対応していきましょう。

また、気候の変動だけでなく、生活環境も変化しやすい春の時期、精神的なストレスから体調を崩すなどアトピーを悪化させる場合があります。この時期は特に規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めず、睡眠もしっかりとるなど内面からのケアにも力を入れましょう。

心身ともにリラックスできる入浴

入浴には、健康によい効果がたくさんあります。冬場は体を芯から温める冷え対策としての効果が重要でしたが、3月は、心と体のケアという観点から入浴のポイントをご紹介します。心身共にリラックスし、疲労を蓄積しないことは、アトピー症状改善には非常に重要です。

<リラクゼーション効果を高める工夫>

入浴は、「ぬるめのお湯に長く」が基本です。熱すぎるお湯につかるよりも体はリラックスし、心拍数や血圧、血流も徐々に上がっていきます。精神的にもゆったりできるため、自律神経は副交感神経優位に働き、ストレス解消にも効果があります。好きな音楽や好みのアロマなどを取り入れてみるのもリラックス効果を高めるのに一役買ってくれるでしょう。

<入浴のタイミング>

朝、入浴する場合は、軽い運動をして代謝を上げ、時間をおいて朝食、食後30分以上おいて入浴するというのが理想的です。ただし、時間的余裕のない場合は食事を後回しにするか、さらに時間のない場合は起床後すぐに、足湯で血流をゆるやかに上げてから入浴するとよいでしょう。

一方、夜入浴する場合は、夕食と就寝との間に適度な間隔を置くことが重要です。夕食後は消化器官に血液が集まるため、30分以上あけて入浴します。食事直後の入浴は、全身の血流を促進するため、スムーズな消化・吸収の妨げとなります。また、入浴後のクールダウンとして1時間程たってから就寝するとよいでしょう。入浴後のスキンケアをし、汗が落ち着いた頃を見計らって就寝しましょう。

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