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寒い時季こそ低めの温度で入浴を!

更新日:2016.12.15
公開日:2014.02.12
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

冷えと乾燥はアトピーの大敵です。そして、寒さ・乾燥ともに厳しい時季は、お風呂の温度などを工夫し、効率よく温めることが大切です。ここでは、ドクター監修の記事で、入浴方法のポイントなどをご紹介しています。

寒さが最も厳しい2月は、アトピーケアにおいても、寒さにどう対処していくかがポイントとなります。皮膚は寒い外気にさらされていると、なるべく熱を外へ逃がさないように、水分の蒸散量を減少させます。毛穴の働きは不活化し、汗をかきにくく、肌のバリア機能も低下…肌は非常に乾燥しやすい状況と言えます。

そして、日本の冬は寒いだけでなく乾燥も厳しいということを忘れてはなりません。こちらでは、アトピー肌が寒さと乾燥を乗り切るための入浴方法と、スキンケアのポイントをご紹介します。

寒い時期こそ低めの温度で、身体の芯を温める!

アトピーの方には特に、40度以上の熱い温度ではなく、39度以下の低めの温度の入浴をオススメしています。これは、寒さの厳しい時期でも言えることで、むしろ寒い時期だからこそ、実行していただきたいところです。

熱いお湯につかると、身に染みて「温まった」と感じるかもしれませんが、肌表面の温度が急激に上昇しているにすぎません。急激に温まると、大量の汗をかくため乾燥が進みます。また、長く湯船に浸かっていることもできず、しっかり芯まで温まることができないのです。

身体の芯までしっかり温まることができれば、血流を促進します。自律神経やホルモンバランスを整えるためにも、時間をかけてじっくりと身体を温めるようにしましょう。「寒い時期に低い温度の湯船はちょっと…」と思っている方も、一度試してみてください。低めの温度の方が、芯までしっかり温まることを実感できるはずです。

一日に何度でも入浴しよう

冷えはアトピーの大敵。冷えにもアトピーにも効果的な「入浴」は、冬のアトピー対策の主軸になります。入浴後、時間が経つにつれて身体は冷えてきます。そこで、寒い時期は朝・昼・晩と、複数回入浴するのが理想です。忙しくて入浴にそこまで時間を割くことができないと思う方も、なるべく入浴時間を作る努力をしてみてください。他のケアを工夫するよりも、大きな効果が期待できるかもしれません。

入浴後は浴室で保湿ケア

お風呂からあがったら速やかに保湿ケア!と、はよく聞きますが、アトピーの方は、身体を冷やさないことも重要です。たとえば、お風呂からあがってからは、湯気で満たされた浴室内でスキンケアをするという手もあります。肌が乾燥し始める前にしっかり保湿ケアができるのでオススメです。

入浴剤で水質UP

温泉に浸かると、肌がしっとりとうるおい身体の芯から温まったと感じることがあると思います。これは、温泉の水質による効果です。入浴後、時間の経過とともに体は冷えていきますが、普通のお湯よりも温泉の方が、身体の芯まで温まり、温まった状態が長続きしたというデータもあります。自宅で入浴する際も、天然温泉の源泉を濃縮した「濃縮温泉水」や入浴剤を使って水質にこだわってみるのもよいでしょう。

2月のケアまとめ

なんといっても、身体を冷やさないよう心がけること。そのためにも、低めの温度でじっくりと入浴をして、身体の芯から温まるようにすることがポイントです。そして、お風呂からあがったら、しっかりと保湿ケアを行うようにしましょう。

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