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香りも楽しめるオーガニックコスメ
化学合成物質や合成香料をほぼ使用しないオーガニックコスメ。「香りがなく、味気ない」というイメージをもたれがちですが、実は香りも楽しめる製品も多いのです。ドクター監修のもとオーガニックコスメに使われる香りを解説します。
たかが香り、されど香り
日本では2001年4月から化粧品の全成分表示が義務付けられるようになりましたが、香料については「香料」と記されるだけです。この表記の場合、それが合成香料なのか、天然の香料なのか見分けることはできません。そのため、ブランドによってはあえて、香料として用いているエッセンシャルオイル(製油)をラベルに印字しているところもあります。天然の香料は予想以上に香りが力強く、物足りない印象はあまりありません。それどころか、うっとりするような香りで私たちを楽しませてくれます。
対して合成香料の場合は、そのほとんどが石油由来のものです。ラベンダー、バラ、ライラック、ゼラニウムなど「いい香り」といわれているものに似た香料で代用しています。これらはアレルギーを引き起こす原因となったり、ホルモンの分泌に影響を及ぼしたり、ときには発がん性があるともいわれています。香りは感覚や神経に直接作用するものなので、できるだけ天然の香料が使われているものを選びましょう。
アロマテラピーにも使われる製油
「香りは感覚や神経に直接作用するもの」とお伝えしましたが、それを応用したものが「アロマテラピー」(アロマセラピーとも言う)です。一度は耳にされたことがあるのではないでしょか?うっとりする香りやお気に入りの香りをかぐだけで気分がよくなりますが、実は効果はそれだけではないのです。
アロマテラピーは古くから実践されてきましたが、近年その効果が見直されています。現代人は多くのストレスにさらされており、心身ともに疲弊し、免疫力も奪われやすくなっています。それらの苦痛を緩和して、免疫力を回復させて向上させるために、アロマテラピーが支持されているのです。
アロマテラピーには、オーガニックコスメで香料として使われるエッセンシャルオイル(精油)が使われます。つまり、オーガニックコスメを使用していれば、合成香料入りの化粧品を使うよりも心身の疲れに効果を発揮する可能性が高いということです。
肌の調子を整える作用がある製油
アロマテラピーに使用される製油には、肌の調子を整えてくれる作用を持つ製油があります。ご自身の肌の状態をしっかりと把握したうえで、肌の状態にあった製油を選んでみましょう。
(1)乾燥肌
肌の乾燥が気になる方には、皮脂量のバランスを調整し、皮膚細胞の働きを高める作用のある製油が有効です。
- サンダルウッド
- キャロットシード
- パルマローザ
(2)脂性肌(オイリー肌)
皮脂が多くて悩んでいる方には、収れん作用や皮脂の分泌を調整する作用のある製油が有効です。
- サイプレス
- レモン
- イランイラン
- ゼラニウム
(3)シミやくすみ
シミやくすみで悩んでいる方には、血行を促進したり、新陳代謝を高めたりする作用のある製油が有効です。
- ネロリ
- キャロットシード
- ゼラニウム
- ローズウッド
(4)シワやたるみ
シワやたるみで悩んでいる方には、肌にハリが足りていない状態です。保湿や収れん、皮膚細胞を活性させる作用のある製油がおすすめです。
- サンダルウッド
- ネロリ
- フランキンセンス
- ローズオットー
(5)ニキビ
ニキビに悩んでいる方には皮脂量のバランスを整え、ニキビの炎症を起こす原因となるアクネ菌の繁殖を抑える作用のある製油がおすすめです。
- シダーウッド
- サンダルウッド
- ラベンダー
- ティーツリー
(6)日焼け
日焼けは、軽いやけどを負った状態と同じです。日焼けした肌には、抗炎症作用のある製油を選ぶのがおすすめです。
- ラベンダー
- ペパーミント
香りも存分に楽しめるオーガニックコスメ
オーガニックコスメだからといって、香りが楽しめないということではありません。むしろ、天然の香料であるエッセンシャルオイル(精油)が含まれていれば、存分に香りが楽しめるだけではなく、心身の健康にも役立ってくれるのです。キレイになるために使う化粧品でケアする時間が、1日の疲れを癒す至福の時間になると思えば一石二鳥ではないでしょうか。
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