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シワができるメカニズムとは?

更新日:2018.01.31
公開日:2013.06.04
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

シワは、表情ジワと乾燥ジワの二つに分かれます。種類も違えばできるメカニズム、対策も異なってきます。ここでは、ドクター監修の記事で、シワの種類とその原因・対策をご紹介します。

シワと一口に言っても、色々な種類があることをご存知ですか?種類も違えばできるメカニズムも異なってきます。ここでは、シワの種類とそれぞれのシワのできるメカニズムをご紹介します。また、それぞれのシワへの対策をいくつかピックアップしてご紹介します。

シワの種類は二つ~表情ジワと乾燥ジワ

シワを分類すると、表情ジワと乾燥ジワの大きく二つに分かれます。

表情ジワ 加齢ジワ・たるみジワ・筋肉老化ジワなど

表情ジワとは、目尻、眉間、額、ほうれい線などにできるシワです。若い頃は表情を作った時にだけシワができますが、年をとるにつれて表情を作った時だけでなく、無表情の時にもシワが残ってしまいます。これが表情ジワです。

乾燥ジワ

乾燥ジワには表皮性と真皮性の2種類があります。

(1)表皮性ジワ(ちりめんジワ)

表皮性のシワは、新陳代謝の低下と角質層の水分量が減少することでできるシワです。浅くて細かいシワであることから、ちりめんジワとも呼ばれています。年齢を重ねるにつれて、目の下や目尻などにできるのが特徴です。一つ一つは細かくて小さいシワですが、数が増えてシワ同士が重なると、太く大きくなり目立ってきます。

(2)真皮性ジワ(小ジワ・紫外線ジワ)

真皮性のシワは、真皮の中でハリを保つ働きをするコラーゲンや、うるおいを保つ成分が減少し、弾力が失われることでできる深いシワのことです。紫外線が主な原因だといわれています。シワの深さが真皮に達することから真皮性といわれます。年齢を重ねるにつれて、目尻や額などにできるのが特徴です。

それぞれのシワのできる原因と対策

では、それぞれのシワのできる原因と対策を見てみることにしましょう。

表情ジワ

【原因】

  • 毎日の生活の中でくりかえしている表情のクセ
  • 眉間にシワを寄せる理由として、ストレスも間接的な原因
  • 加齢に伴うお肌におけるコラーゲンなどの減少

【対策】

  • 表情の癖を無くす。同じ表情を維持しない
  • 顔の筋肉をしっかり動かし、筋肉の老化や退化を防ぐ
  • コラーゲンなどのハリや弾力を作る成分が配合された基礎化粧品でスキンケアを行う

乾燥ジワ

(1)表皮性ジワ(ちりめんジワ)

【原因】

  • お肌の代謝や保水力の低下
  • お肌の乾燥
  • 紫外線によるお肌へのダメージ

【対策】

  • しっかりと保湿
  • ヒアルロン酸などの保湿成分が豊富に配合された基礎化粧品でスキンケアを行う

(2)真皮性ジワ(小ジワ・紫外線ジワ)

【原因】

  • 紫外線がお肌の真皮層にあるコラーゲンを傷つけて破壊⇒お肌のハリや弾力の低下⇒深いシワに
  • 20代までに浴びた紫外線ダメージの記憶が表面化

【対策】

  • 紫外線の影響を防ぐために、1年中紫外線対策を行う
  • 浴びてしまった紫外線には、抗酸化作用のある化粧品を使用して対策する

いかがでしたか。それぞれのシワにはそれぞれのシワに合った対策が必要です。自分のシワはどの種類のシワなのかチェックしてみましょう。また、これからシワをつくらないために、今から対策を始めておきましょう。

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