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脂性肌の気になる顔の臭い
顔の表面にある皮脂は、大量に分泌された後、酸化して臭いを放ってしまいます。特に脂性肌の方は皮脂が多いだけに注意が必要です。ここでは、ドクター監修の記事で、顔の臭いや皮脂のケア方法について解説します。
頭皮、ワキ、足といった「臭いの温床」としてよく知られているパーツは、ケアを入念にしている方も多いでしょう。けれど、「顔からも臭いを放っているかもしれない」と聞いたら、意外に感じる方が多いのではないでしょうか。
というのも、酸化した皮脂が臭いを放つことがあるのです。特に、脂性肌の方はその可能性が高いです。家庭で使う食用油が古くなると臭くなるように、皮脂も臭いを放つのです。皮脂をすべてカットすることはできない中で、どのようにしてケアをするべきか。脂性肌の原因や特徴、基本的なスキンケア方法について解説します。
脂性肌とは
まずは、におっている可能性が高いとされる、脂性肌について説明します。脂性肌とはその名の通り、皮脂が過剰に分泌される肌のこと。いわゆる、「顔がテカっている」状態です。では、皮脂を徹底的に取り除けばいいのかというと、そうでもないのが難しいところ。悪者のようにされる皮脂ですが、なくてはならない存在でもあるのです。
肌の表面は、皮脂膜という薄い皮脂の膜で覆われており、刺激から肌を守っています。さらに、肌から水分の蒸発を防いでうるおいをキープしたり、弱酸性の状態を維持したりすることで、雑菌が繁殖しにくい環境を整えているのです。
ただし、この皮脂がなんらかの原因によって過剰に分泌されると、テカって見た目が悪いだけでなく、吹き出物ができやすくなったり、酸化して臭いを発生したりするのです。
脂性肌の原因って?
そもそも、脂性肌の原因には、どのようなものがあげられるのでしょうか?もちろん、その人の肌質が関係していることは言うまでもありません。それに加えて、代表的なものとして「食生活」「ホルモンバランスが乱れる」「ストレス」「誤ったスキンケア方法」があります。
- 男性ホルモン…男性ホルモンによって皮脂腺の分泌が刺激されて皮脂が出ます。男性が比較的テカりやすいのは、このためです。
- ストレス…ストレスによって男性ホルモンが分泌されやすくなるため、脂性肌の原因となります。
- 偏った食事…脂肪分の多い食事は、そのまま肌にも現われます。また、糖質も摂りすぎると体内で脂肪に変換され、皮脂の原料となります。
- 洗顔のしすぎ…皮脂膜が洗い流されると、新たに皮脂膜を作ろうと皮脂が大量に分泌されます。
- 乾燥…皮膚の保湿力が低下すると、皮脂の本来の役割である「保湿」のために、皮脂を大量に分泌します。
対策
それでは、脂性肌の臭いを防ぐには、どのような対策があるのでしょうか?ここでは、脂性肌に効果的な対策を紹介します。
洗顔をしすぎない
脂性肌の方は、人一倍洗顔に気を使っているかと思います。皮脂や汚れを落とすこと自体はよいことなのですが、その「頻度」と「洗い方」には一工夫が必要です。一日に何度も洗顔している方は、一日2回くらいに留めるのがベター。
また、「スクラブ入り」などの清涼感のある洗顔料を選んでいる方は注意が必要です。スクラブ入りの洗顔料は、スクラブの摩擦が肌を傷つけてしまう恐れがあります。脂性肌に傷がついてしまうと、ニキビや嚢胞(のうほう)の原因にも繋がってしまいます。キメの細かい泡をそっと顔にのせ、優しく洗うことを意識しましょう。
肌に適度なうるおいを与える
皮脂が気になる場合は過剰に洗顔するのではなく、ティッシュでやさしくオフする程度にしましょう。また、洗顔後は化粧水をたっぷりと肌に与えます。ベタつくからといって乳液やクリームを使わない、というのは間違い。せっかく化粧水で与えた水分が、すぐに蒸発してしまいます。肌の水分にフタをする役目である乳液、美容液、クリームは、こってりとしたテクスチャーのものよりも、比較的さらりとしたタイプのものがおすすめです。
眉、まつげ、口などのポイントメイク
顔のテカりが気になる方は、ポイントメイクに絞ることも有効です。なぜならば、分泌した皮脂のコントロールがしやすいから。出先でお手洗いに行くたびに肌の状態をチェックし、テカりが気になるようであれば拭き取ることで、肌の状態を整えることができます。
ミストタイプの化粧水を持ち歩く
ミストタイプの化粧水を使用することもおすすめです。メイクの崩れやテカりが気になるタイミングで、化粧水をふりかけた上からティッシュなどで押さえます。その後、お化粧直しをします。ただし、肌の状態によってはメイク直しがうまくいかないこともあります。まずは、メイク直しができる状態かどうかを、自宅で試してみましょう。
生活習慣を整える
同時に、生活習慣の見直しも必要です。ビタミンやミネラルを豊富に含んだ野菜を多めに取り、脂分の多い肉や、糖質を多く含んだ炭水化物の摂りすぎに注意をしましょう。また、ストレスが知らず知らずのうちに溜め込みすぎないようにする、睡眠や休息をたっぷりとることを心がけましょう。
皮脂の量が増える夏は、しっかりと対策を
皮脂はどうしても酸化してしまうので、多少の臭いは仕方がないもの。あまり気にしすぎてもストレスが溜まってしまいますが、できる限りの対策は打っておいて損はありません。特に夏は皮脂の分泌量が増えて、気温が高いために酸化もしやすい季節。顔の臭いが気になる時期です。適度な洗顔をしたうえで、しっかりと水分チャージをして、生活習慣にも注意するようにしましょう。
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