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赤ら顔の特徴と対策法とは

更新日:2016.12.20
公開日:2013.04.30
ドクター画像
この記事の監修者
かくた皮膚科クリニック 院長 角田美英

赤ら顔には様々な原因、種類もあります。その中でも、特に赤ら顔になりやすい方にはどんな特徴があるのでしょうか?赤ら顔になりやすい体質や肌質を、ドクター監修の記事で解説していきます。

赤ら顔にはさまざまな種類と原因があることがわかりました。しかし、その中でも、特に赤ら顔になりやすい人がいるのです。今回は、赤ら顔になりやすい体質や肌質に注目していきましょう。

体質による赤ら顔と、そうでない赤ら顔

さまざまな種類の赤ら顔があることは前回の項目でお話しましたが、その中でも、生まれつきの体質が原因のものと、そうでないものがあります。

たとえば、いわゆる「赤面症」といわれる、緊張やストレスで顔がカッと赤くなるタイプの赤ら顔は、体質に由来することが多く、これを治すには、メンタルに働きかける治療が必要です。同じく、アルコールによって顔が赤くなる人がいたり、そうでない人がいるのも、アルコールに対する個人の免疫力の問題なので、治そうとすると大変です。しかし逆に、今までそういう症状が無かったのに急に発症してしまうといったようなこともほとんどありません。

ですが、鼻周りや頬のあたりが赤い方や、気温の変化で赤くなるような方は注意が必要です。これは、皮膚が薄くなって血管が透けてしまっていることが原因による赤ら顔です。確かに、中には生まれつき皮膚が薄いような方もいらっしゃるのですが、大半が自分で皮膚を削ってしまっているのです。

次の項目で、それらを詳しく見ていきましょう。

注意!皮膚が薄いと、赤ら顔が悪化する!

洗顔の際に、泡ではなく、手で肌をこすって洗っていたり、マッサージを頻繁に行っているようなことはありませんか。また、スキンケアの中に、ピーリングをとりいれたり、ピーリング剤の配合されているものを使ってはいませんか。

人間の皮膚の角質層はわずか0.02ミリほどしかないので、「削っている」という自覚がない何気ない行為でも、肌は大きく影響を受けてしまうのです。

ですから、肌が薄くなると、血液が浮き出やすくなるだけでなく、免疫が落ちてニキビや肌あれなどの炎症がおこることで、皮膚そのものまでも赤くなり、赤ら顔が悪化する可能性があるのです。

※肌の薄さによる赤みの原因について詳しく知りたい方は、「菲薄化(ひはくか)」や「ビニール肌」の記事をご覧ください。

肌トラブルを持つ方は注意

肌が荒れると、炎症が起きるため皮膚は赤くなります。その原因は、ニキビ、吹き出物、かぶれ、などとさまざまですが、実はそれらは、更に強い赤ら顔に発展する可能性があるのです。

敏感肌やアトピー肌などといった、肌の弱い方は特に、一度炎症を起こすような肌トラブルを起こてしまうと、そこの部分の皮膚はひどく免疫力が落ちてしまうため、雑菌を繁殖させやすく、そこからまた新たな肌トラブルを呼び起こすのです。

具体的には、かぶれてかゆくなってしまったところに、ニキビができることなどが挙げられます。治ったと思ったニキビが、また同じところにできてしまうのも、この原理です。

いつまでもトラブルを繰り返し、ずるずると肌の炎症状態が続いてしまうと、その赤みが色素沈着し、赤ら顔になってしまうようなこともあるのです。

ですから、肌が弱く、トラブルを頻繁におこす肌質の方は、特に注意が必要なのです。

肌の赤み・肌荒れのケア方法を詳しく知りたい方は、「顔の皮膚がヒリヒリ・ピリピリ痛い時の正しいケア方法」や「赤ら顔を改善するための化粧品えらび」をご参照ください。

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