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敏感肌の基礎化粧品選びのポイント

更新日:2017.03.23
公開日:2013.03.29
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

化粧品で刺激を受けやすい敏感肌の方は、自分に合った基礎化粧品を探すことが大切です。刺激になりやすい成分や基礎化粧品選びで抑えたいポイントなど、ドクター監修の記事で、敏感肌の基礎化粧品の選び方を解説します。

敏感肌の基礎化粧品選びの悩み

毎日使う化粧品ですが「種類が多すぎてきちんと選べない」「使っているものが合っているのかわからない」という声をよく聞きます。

そこで、基礎化粧品選びのポイントをわかりやすくご紹介します。肌のコンディションを決める化粧品選びに妥協は禁物。特に乾燥肌や敏感肌の方は、しっかりと選び方のポイントをおさえましょう。

敏感肌とはどのような肌?

敏感肌とは、一般的には「普通の人よりも強い洗剤や化粧品などに反応しやすい肌」を指しているようですが、実は医学的には「敏感肌」という病名はありません。

敏感肌の原因

肌が敏感になる原因のひとつとして、肌の乾燥があげられます。肌が乾燥している状態では、肌を外の刺激から守るバリア機能が損なわれ、外からの刺激が入りやすくなるのです。そのことから、肌が乾燥すると敏感になると考えられます。また、花粉症や食物アレルギーなど、アレルギー体質も敏感肌の原因の1つといわれています。アレルギー体質だということは、過敏症の要素があるということになるのです。

敏感肌の肌トラブル

敏感肌の方に特に多いのが、肌のかさつきや痛み、かゆみ、ニキビ、赤みなどです。肌自体が持っている回復力も、敏感肌の場合は落ちています。このことから、肌トラブルが簡単におさまらないという特徴もあります。敏感肌の原因の1つとして、間違ったスキンケアによる乾燥もあげられることから、保湿を重視した肌に合ったスキンケアが大切になります。

敏感肌の方は基礎化粧品のこの成分に注意

鉱物油やミネラルオイル

成分表記を見るとよく目にする「ミネラルオイル」という文字。ミネラルと言えば美と健康に欠かせない成分なので、よさそうに感じますが実際は違います。その正体とは、石油を精製する過程でとられる鉱物油なのです。

鉱物油は、ミネラルオイル、パラフィン、流動パラフィン、マイクロクリスタルンワックス、ワセリン、セレシン、モンタンロウなどさまざまな名前で表記されています。これらが含まれていない化粧品を選ぶのがベターです。

油脂

化粧品は水分をキープさせる目的でさまざまな油脂が使われています。動物油、植物油、ロウなどがそれにあたりますが、これらはニキビや吹き出物の原因になることがあります。とはいえ、適度な油分は肌に必要なので、オリーブオイルやホホバオイルに代表される上質な植物油が含まれたものがおすすめです。

エタノール

蒸発しやすいアルコール類にも注意が必要です。殺菌作用に優れ、ぽっかり毛穴を引き締めてくれる収れん(しゅうれん)作用があり、ニキビ用化粧品によく使われています。しかし、蒸発する際に肌の水分を一緒に持っていってしまうのが難点。医師の指導の下、治療目的で使う以外は使わないようにしましょう。

香料

化粧品の機能性からすると、香りは本来必要ないもの、つまり肌にとって不要なものです。不要なだけならまだしも、光に反応して刺激物となる香料もあり、肌トラブルの原因につながります。いい香りは手持ちの香水やコロンで楽しむことにして、化粧品自体には香料が含まれていないものをセレクトしましょう。

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