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乾燥肌のクレンジング、洗顔料について

更新日:2016.12.09
公開日:2013.02.20
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この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

クレンジングと洗顔だけでも、様々なタイプのものがありますが、乾燥肌の方はとにかく刺激が少なく、保湿力に優れたものを使うのがポイント。クレンジングはなるべく短時間で済ませ、洗顔は合成界面活性剤を含まない石けんをよく泡立てて「泡」で洗い上げます。

クレンジングと洗顔だけでも、様々なタイプのものがあり、自分にあったものを探すのは大変かもしれませんが、あまり神経質になることはありません。とにかく、刺激が少なく、保湿力に優れたものを使うのがポイントです。クレンジング・洗顔共に「手早く優しく」を心がけてみてください。

クレンジングのポイント

乾燥肌の程度にもよりますが、お肌は傷つきやすい状態です。なるべく化粧を控え、軽いクレンジングで済ませられるくらいにしたいところ。クレンジングは、メイク=油汚れを落とすわけですから、洗浄力が強く、洗顔以上にお肌にとって強い刺激となります。

特に、クレンジング剤に含まれる界面活性剤は「メイク(油)を浮かせて水で流す」という方法において不可欠ですが、これがお肌に強い刺激を与えます。中でも、石油由来の合成界面活性剤は肌に浸透していきやすい性質があるのですが、角質層へ達し細胞を破壊する恐れがあると言われます。

また、合成界面活性剤は一度浸透してしまうと残留性が強く、長く残ってしまう性質があります。したがって、クレンジングはなるべく短時間で済ませるようにします。クレンジングを少し多めに手に取り、体温で温めてメイクになじみやすくしておき、多めに使うことで強くこすりすぎないように心がけましょう。ゴシゴシとこするのも、よくやりがちな間違った方法です。最後はぬるま湯で、よくすすぎます。

洗顔のポイント

洗顔では、クレンジングと違い合成界面活性剤を使わないようにすることができます。まずは洗顔料の選び方。基本的にNGなのは、リキッドタイプかクリームタイプのもの。多くは合成界面活性剤が含まれています。一方で、オススメなのが固形石けんです。天然の界面活性剤を含んでいる「純石けん」というものがよいでしょう。石けんでも中には、合成界面活性剤を含むものもあるので、成分表記をしっかり見て選んでください。

そして洗顔をする際にポイントとなるのが「泡」です。できれば泡立てネットを使ってキメ細かいフワフワの泡で洗ってください。泡を手の平で転がすようにし、優しく顔にのせていきます。洗顔もなるべく時間はかけずに、ぬるま湯でよくすすぎます。洗顔後はしっかりと保湿を忘れずに。回数は一日1回か2回くらいに留めておきましょう。

乾燥した肌は、いろんなトラブルをまねく

乾燥肌というと「化粧のりが悪い」「お肌がつっぱる」「しわや毛穴が目立つ」などといった悩みが多いようです。年齢を重ねるごとにお肌の水分や脂分が失われていってしまうのは仕方のないことですが…。他に、エアコンによる乾燥や紫外線などの外的要因も相まって、放っておくと乾燥肌はどんどん進んでいきます。

さらに「かゆみ」を伴ったり「肌荒れ」を起こしたりして、「乾燥性敏感肌」となると事態は深刻になってきます。乾燥肌は、お肌が水分を十分にキープできず、傷つきやすい状態です。乾燥肌の悪化は、様々な肌トラブルの引き金となります。日々のクレンジングと洗顔をしっかり見直しておきましょう。

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