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いぼの除去方法ってどんなのがある?

更新日:2016.12.13
公開日:2013.02.20
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

いぼの除去方法ついて、ドクター監修のもと、詳しく解説します。レーザーや液体窒素を使ったクリニックの除去方法をはじめ、どれくらいの治療期間がかかるのかについてもご紹介します。

いぼを除去する

悪性のものならもちろん、良性のものでも気になるいぼは除去してしまいたいですよね。いぼをなくす方法には前回のテーマでご紹介した、病院での治療の他にも市販薬で治療する方法や民間療法を用いて治療する方法があります。しかし後者の2つはいぼの形状や方法によっては、はっきりした効果があげられないことも多いものです。

やはりいぼは専門の皮膚科や美容外科に治療を任せるべきかもしれません。病院でいぼを除去するには、レーザー、液体窒素、内服薬の三つの方法があります。今回はそれぞれについて具体的な治療方法や期間、平均的な費用などを紹介します。

レーザーで除去する

いぼの除去にはレーザーを使っていぼを丸ごとくり抜く方法が一般的です。患部の状態に合わせて最適なレベルのレーザーを使用し、なるべく肌に負担をかけないように治療を進めます。しかしレーザーによる除去は出血も少なく、痛みも感じにくいことが特徴。ピンポイントで除去を行うので傷跡も残りにくいんですよ。

いぼの大きさや個数、種類によっても差はありますが、3ヶ月から半年程度の治療期間ですむようです。ただ、1mmあたり2000円~5000円と病院によって、かなり価格に差がありますので、必要な方法をよく話し合って納得した上で治療を受けましょう。

レーザー除去のメリットとしてあとが残りにくく、再発しにくいことが挙げられます。逆にデメリットは費用にばらつきがある点と言えます。

液体窒素で除去する

昔からあるいぼの治療法として、液体窒素で焼き切るというものがあります。マイナス196℃にもなる液体窒素で綿棒のようなものの先を凍らせ、いぼに押し付けることで病変部分を除去します。低温火傷を人為的に起こして焼き切ってしまうという方法なので、人によっては強く痛みを感じる場合も多いようです。

処置後は皮膚が火傷を起こした状態なので、傷口から他のウイルスに感染しないようにケアする必要があります。いぼの原因であるウイルスが皮膚の奥深くに根を張っていることは多々あります。

液体窒素は肌の表面を焼き切るので、根まで到達するまでに場合によっては数回の治療を繰り返す必要があります。そのため、治療期間は3ヶ月から1年と比較的かかるようです。ただこの方法は保険がきく場合も多いので、安価にいぼを除去したい人には最適でしょう。

液体窒素での治療法のメリットとしてはリーズナブルにいぼを除去できること、デメリットとしては根の取り損ねによる再発の恐れがあること、痛みを伴う可能性があることが挙げられます。

内服薬で除去する

いぼを治療する内服薬は「ヨクイニン」という名称ですが、日本ではハトムギと言った方がなじみが深いでしょう。ハトムギは中国南部から東南アジアに生息するイネ科の植物で、ヨクイニンはハトムギの種の殻を砕き、中身を乾燥させたものです。

タンパク質やビタミン、カルシウム、カリウム、鉄など高い栄養成分を含み、いぼの治療の他にも免疫力の向上や吹き出物にも効果があると言われています。ヨクイニンは西洋医学としての直接的ないぼの除去効果を狙うものではなく、東洋医学の観点から体の免疫力を向上させることでイボの原因であるウイルスの力を弱めるという方法なので、完治したと感じるまでにはかなりの期間がかかるようです。

治療に全く痛みを伴わないのがヨクイニンの利点ですが、いぼの形状や種類によっては効果が出やすい場合と出にくい場合があるので、自分の症状をきちんと医師に診察してもらったうえで処方してもらいましょう。

 

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