内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。
アミノ酸シャンプーが白髪に効果的?シャンプーと白髪の関係
頭皮にやさしいといわれることの多いアミノ酸シャンプーですが、白髪にもよいのではないかといわれているようです。アミノ酸シャンプーと白髪の関係や、白髪のできるそもそもの原因、改善や予防の方法があるかを解説します。
アミノ酸系シャンプーが白髪に効果的といわれることがあるようです。しかし、アミノ酸シャンプーが白髪を防ぐといった効果には根拠がありません。なぜアミノ酸系シャンプーが白髪に効果がないのか。まずは、白髪のできる原因から探っていきましょう。
白髪ができる原因
白髪とは、髪の毛に含まれているメラニン色素がなんらかの理由で少なくなり、色がついていない髪の毛が生えるようになっている状態です。髪の毛は、毛根部にある毛母細胞から生まれます。しかし、生まれたばかりの髪の毛には色がついていません。同じく毛根部にあるメラノサイトという細胞で作られるメラニン色素が髪の毛に混じり、色がついていくのです。
なぜ、毛髪にメラニン色素が作られないことが起きるのか?毛根で白い毛髪が作られる仕組みはわかっているのですが、なにがきっかけで白髪の発生を引き起こしているのか?その原因については、明確にわかってはいません。しかし、白髪を発生させるいくつかのケースが考えられます。
- 加齢
- 遺伝的要因
- ストレス
- 栄養の偏り
- 睡眠不足
- 頭皮環境の悪化
- 病気や薬の副作用 など
では、これらの白髪の要因に対して、アミノ酸シャンプーでできることはあるでしょうか。
アミノ酸系シャンプーは白髪に効果を期待できる?
シャンプー(洗髪)の目的は、頭皮を清潔にしてすこやかな状態を維持することです。そのため、シャンプーが白髪を直接的に防ぐようなことはありません。これは、アミノ酸系シャンプーであったとしても同様で、シャンプー剤の違いで白髪予防につながるということはありません。しかし、すこやかな頭皮環境を維持するという面においては、アミノ酸系シャンプーが適している場合があります。
シャンプーに配合されている界面活性剤は、頭皮の汚れを落とすのに役立ちます。その一方で、洗浄力が強すぎると本来肌を守るのに必要な分の皮脂まで取り除いてしまい、頭皮の乾燥を招く原因にもなります。
アミノ酸系シャンプーは、比較的洗浄力がマイルドなものが多くなっています。そのため、洗浄力のマイルドなアミノ酸系シャンプーに変えることで頭皮の乾燥が改善されれば、それが白髪の予防や改善につながる可能性もあるかもしれません。
しかし、白髪はそのほかの要因が絡み合って発生していることも多く、アミノ酸系シャンプーで確実に予防や改善ができるものではありません。
では、白髪を予防するための方法としてどのような方法があげられるでしょうか。
白髪をできるだけ予防するための方法
白髪には遺伝や加齢といった要素も絡むことから、確実に予防することは難しいです。しかし、いくつかのポイントをおさえることで、白髪のできる要因を少なくすることはできると思われます。
改善できそうなポイントは以下の3つです。
- 食生活
- 頭皮ケア
- 生活習慣
それぞれ見ていきましょう。
白髪の予防におすすめの食生活のポイント
毛髪に色をつけるメラニンは体内で作られます。その原料は、チロシンというアミノ酸から作り出されます。そのため、食事においてもチロシンを含む食べ物を食べるとよいといわれています。また、そのチロシンが働くには銅ミネラルが必要です。そのため、チロシンと銅ミネラルを両方含む納豆や豆腐を積極的に摂取するとよいとされています。
また、ヨウ素にはメラノサイトを活性化するとともに細胞の成長を助ける作用があります。しかし、過剰な摂取は甲状腺の病気に対するリスクがあるため注意する必要がありますが、普段あまり魚介類や海藻類を食べていない方は、少し意識してとってみましょう。ヨウ素が多く含まれているのは、ひじきやわかめなどの海藻類のほか、さばやかつお、ぶりなどの魚介類です。
これに加え、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEなどを摂取するのもおすすめです。活性酸素には細胞を酸化させ、劣化させる力があります。その活性酸素の活性をなくすのが抗酸化作用のある栄養です。野菜や果物、ナッツ類なども含めて、バランスのよい食生活を心がけましょう。
頭皮ケアのポイント
頭皮ケアとして、前述したとおり頭皮の乾燥を防ぐケアがあげられます。もし現在、頭皮に慢性的にかゆみがあったり、パラパラと細かいフケが出ていたりするようであれば、頭皮が乾燥している可能性も考えられるため、シャンプー選びを見直してみましょう。
シャンプーの界面活性剤には、主に以下の3種類があります。
- 高級アルコール系
- 石けん系
- アミノ酸系
このうち、高級アルコール系は皮膚への刺激が少しあり、洗浄力も強めです。一方で、泡立ちがよいというメリットもあります。また、石けん系は肌への刺激は少ないものの、弱アルカリ性で皮脂を取る力が強いため、乾燥しやすいと考えられます。
アミノ酸系の界面活性剤は肌と同じ弱酸性で、肌への刺激が少なく洗浄力も前述の2種類よりはマイルドなものが多めです。
アミノ酸系の界面活性剤であっても、種類や配合量によっては洗浄力がしっかりしたものの場合もあります。ですが、現在アミノ酸系以外の界面活性剤が配合されたシャンプーを使用している場合は、一度試してみるのもよいかもしれません。
アミノ酸シャンプーをはじめとした女性におすすめのシャンプーを
生活習慣の改善
生活習慣の改善の1つとして、睡眠不足の解消があげられます。もし、寝起きする時間が不規則で寝不足の状態であれば、できるだけ質のよい睡眠を得られるよう心がけてみましょう。
良質な睡眠をとるポイントとして、以下のものなどがあげられます。
- 寝る前に温かいノンカフェインの飲み物を飲む
- 寝る前に手足を温める
- 寝る前に深呼吸をしてリラックスする など
コツは身体の内部の温度を上げることと、リラックスすることです。足湯をしたり、温かい飲み物を飲んだりすることは身体の内部の体温を上げるのに効果的です。ただし、飲み物はカフェインやアルコールを含んでいないものを選んでください。
また、リラックスできる方法であれば深呼吸以外でも構いません。アロマテラピーが落ち着く方であれば、ラベンダーやカモミールなどの香りを寝る前に楽しむのもよいでしょう。
なお、以前は22時から午前2時がゴールデンタイムといわれ、この時間に寝ていることが大切だとされていましたが、最近では就寝直後から90分をしっかり眠ることが特に大切だといわれています。
白髪ができたときの対策方法
ここまで、できるだけ白髪ができないようにするための生活ポイントをお伝えしてきましたが、これらですでにできてしまった白髪を完全になくすことは難しいでしょう。
白髪が目立って気になっているとき、つい白髪だけを抜きたくなってしまいます。しかし、無理に引き抜くと周辺の皮膚を傷つけて頭皮の炎症を招く可能性もあるため、抜くのはおすすめできません。白髪の本数が少なければ、根元から切ってしまうとよいでしょう。本数が増えてきた場合は、白髪染めで対応するのがおすすめです。
まとめ
見た目年齢にも大きく影響する白髪は、できるだけ生えてこないようにしたいもの。
今回紹介したように、アミノ酸シャンプーを使うことで白髪改善や予防に効果的であるものではありません。
しかし、頭皮の乾燥は白髪のほかにもフケやかゆみなどさまざまな頭皮トラブルのもととなります。もし頭皮が乾燥している傾向があれば、アミノ酸シャンプーで頭皮の乾燥が改善するか試してみるのもよいでしょう。
また、白髪を予防するために自分でできる工夫として、以下を紹介しました。
- バランスのよい食生活
- 頭皮の環境改善
- 良質な睡眠をしっかりとること
食事の栄養バランスや睡眠は、白髪のみならず全身の健康の基礎にもなること。毎日完璧を目指すのは難しいことですが、少しずつ意識して改善してみましょう。
オススメ記事
- 関連するオススメ記事がありません。
スキンケア基礎講座
- スキンケア基礎講座
- アロマテラピー
- クレンジング
- サプリメントの基礎
- サプリメントを学ぶ
- スカルプケア
- スキンケアの基本
- ヘア・髪の知識
- ボディケア
- 妊娠・出産・産後の肌
- 心とスキンケア
- 更年期のスキンケア
- 産後の肌とスキンケア
- 美容・美肌
- 美容によいとされる植物
- 美容成分の基礎知識
- 美白・抗酸化
- 美肌をつくる化粧品の基本
- 美顔器を使ったスキンケア
- 肌と女性ホルモン
- 赤ちゃんのスキンケア
- 頭皮のケアについて
- メイク講座
- 悩み別講座
- アトピー性皮膚炎
- いぼ
- かゆみ・皮膚掻痒症
- シミ・そばかす
- シワ
- すそわきが
- その他の発疹・皮膚病
- たるみ・ほうれい線
- デリケートゾーン
- ニキビ・吹き出物
- ヘルペス
- ほくろ
- まつげのトラブル
- むくみ
- わきが
- 体臭
- 便秘・デトックス
- 傷・傷跡
- 冷え性
- 口内炎・口周辺のトラブル
- 多汗症
- 女性のお悩みボディケア
- 性病・性感染症
- 日焼け・紫外線対策
- 毛嚢炎
- 毛穴・角栓
- 水虫・皮膚真菌症(白癬)
- 汗・ニオイ
- 湿疹・皮膚炎
- 火傷(やけど)
- 生理痛・生理前の不調
- 白斑
- 目の周辺のトラブル
- 粉瘤(ふんりゅう)
- 糖質制限
- 美白・くすみ・目の下のくま
- 肉割れ
- 肌のハリ・ツヤ
- 脱毛・ムダ毛処理
- 花粉症
- 蕁麻疹(じんましん)
- 虫・害虫の皮膚トラブル
- 赤ら顔
- 靴擦れ
- 頭皮疾患・脱毛症
- 顔の傷
- 顔太り
- 用語集
- お肌&からだ・用語
- スキンケア・用語
- 化粧品・用語
- 美容成分・用語
- 男の美容講座
- お悩み&トラブル肌講座
- メンズスキンケア基礎講座
- 育毛
- 美容医療
- アンチエイジング
- くま・目の下のくま
- シミ(しみ)・肝斑
- しわ(注入治療)
- タトゥー(刺青)除去治療
- たるみ・ほうれい線治療
- ニキビ治療
- バスト・胸のお悩み
- ボトックスの治療
- わきが(ワキガ)のお悩み
- 二重手術
- 切らない脂肪吸引・部分痩せ治療
- 女性の増毛(植毛・ウィッグ)
- 脂肪吸引
- 赤ら顔・肌の赤み
- 鍼灸(しんきゅう)治療
- 肌タイプ別講座