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肌の赤みを解消するスキンケア!悩みの原因と改善方法を解説

更新日:2018.03.02
公開日:2018.02.20
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この記事の監修者
writer/editor/美容ライター 松本愛

頬などの顔の赤み。目立つのが嫌なのはもちろん、もしかしたら肌荒れや炎症が起きているサインかもしれません。そんな顔に現れる「赤み」について、原因や肌荒れを改善するための方法、化粧品を上手に使ったスキンケアをご紹介。正しく対策を行って肌の赤みの改善を目指しましょう。

頬などの顔の赤みに悩まされていませんか。肌が炎症を起こしているために赤くなっている可能性が考えられるならすぐにでも対処したいもの。もちろん、炎症をおこしていなくても目立って気になる肌の赤み、メイクでカバーすることができるのなら、その方法も気になりますよね。今回は、肌の赤みの原因や肌荒れを改善するためのお手入れ、化粧品を上手に使ったスキンケアをご紹介します。正しく対策を行い、肌の赤みの改善を目指しましょう。

頬などの顔が赤くなる…その肌の赤みの原因は?

頬などの顔が赤くなる…その肌の赤みの原因は?

頬などの顔の赤みが気になる場合、その主な原因は「肌の炎症」と「皮膚の薄さ」の2つと考えられています。それぞれの原因について詳しくみていきましょう。

「肌に炎症」が起きている場合。

肌のバリア機能が低下し、過敏になっている状態で紫外線や洗顔料等に含まれる刺激成分などの外部刺激が加わると、体はこれを敵とみなし、排除するために免疫細胞を働かせます。これが炎症が起きている状態で、肌の赤み、かゆみ、湿疹といった症状をともなうのが特徴です。特に肌荒れがいったんおさまったように見えても、その後何度も再発するようなら炎症が鎮まっていないと考えられます。

「皮膚の薄さ」が原因の場合。

皮膚が薄いと、肌の角質層のさらに下にある真皮層に集まっている毛細血管が透けて見えることがあります。この毛細血管が拡張すると、肌が全体的に赤く見えるようになります。皮膚が薄いのは生まれつきということもありますが、問題は何か刺激が原因で皮膚が薄くなっている場合。例えば、洗顔のときに肌をゴシゴシこする、必要以上にマッサージをする、ピーリング剤を使う、刺激の強い成分の入った洗顔料や化粧品で過度なお手入れをするなどの間違ったスキンケアが原因で、表皮の角質層が削られてしまっているケースも考えられます。角質層が削られているということは、バリア機能が低下して肌が乾燥しやすくなっているということ。つまり、肌の炎症をも引き起こしかねない状態なのです。

顔の赤みを改善するには?

赤みの原因の一つである炎症は、「バリア機能の低下」や「乾燥」によっても起こりやすくなります。バリア機能とは角質層がしっかりとうるおうことで乾燥と外的刺激から肌を守るシステムのことです。角質層を満たしているうるおいは「3大保湿因子」と呼ばる「皮脂」「天然保湿因子(NMF)」、「角質細胞間脂質(セラミド)」の3種類から成り立っています。この3つがバランスよく整っていることで肌が外的刺激から守られるのです。このバリア機能は、紫外線や乾燥、物理的な刺激によってダメージを受けることで低下し、バリア機能が低下すると肌は乾燥していまいます。そこで、このバリア機能の低下と乾燥を防ぐ洗顔と保湿のポイントについて見ていきましょう。

洗顔方法

洗顔方法

洗顔でバリア機能の低下と乾燥を防ぐためには、肌をこすらないこと、刺激が強いタイプの洗顔料は使わないこと、熱いお湯で洗わないこと、洗いすぎないことがポイントです。

まず知っておきたいのが洗顔が肌に与える影響の大きさです。過度な洗顔をした結果、バリア機能の要となる「3大保湿因子」が流出してしまうと、肌の水分保持力は低下、乾燥しやすい肌になってしまうのです。ですから、すでにひどい乾燥に悩まされている場合には、洗顔の回数を減らし夜の洗顔だけにとどめるのもいいかもしれません。朝に洗顔剤や石鹸を使ってしっかりと洗顔してしまうと、寝ている間に回復したバリア機能の成分が洗い流されてしまうため余計に乾燥が進みかねません。朝は水やぬるま湯ですすぐだけに留め、バリア機能の低下を防ぎましょう。

また、乾燥の最大の原因は「摩擦」です。洗うときにはたっぷり泡立て、指を肌に触れさせないようにします。できるだけ短時間で終わらせるのもポイントです。

保湿の方法

保湿の方法

バリア機能の低下や乾燥を防ぐためには、保湿に使用する化粧品に、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、グリセリン、天然保湿因子(NMF)などの保湿成分が含まれるものを使うことをおすすめします。これらの成分は角質層から水分が蒸発するのを防ぐような働きをしてくれます。同じような働きをする皮脂を人は自ら分泌していますが、その分泌量は年齢と共に減少するので外から補ってあげましょう。

また、化粧水などのスキンケアイテムを使用するときには、手で温めてからハンドプレスするようにつけると肌になじみやすくなります。一部推奨されるパッティングですが、肌の赤みが気になるようなときは、過度の刺激になりかねないのでやめておきましょう。

まとめ

肌の赤みを解消するスキンケア!悩みの原因と改善方法を解説のまとめ

肌の赤みを解消するためには、バリア機能を補強し、乾燥を防ぐことが大切です。肌をこすらないのはもちろん、メイクは家に帰ったらすぐ落とすようにするなど、肌の負担を減らすという基本を忘れずに。肌の状態をよく見極めて必要なものは補い、過度にお手入れをしすぎない、刺激を与えないことにも気をつけて、健やかな肌を手に入れましょう。

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