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臭いも黄ばみも解決!正しい脇汗対策とは

更新日:2018.07.30
公開日:2014.08.01
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

脇汗の黄ばみが気になり、着たい服も着られない方もいるのでは?黄ばみの原因は、脇汗などから出ているリポフスチンという成分。この記事では、黄ばみがつかない方法や黄ばみの落とし方を紹介します。

黄ばみ

汗をたくさんかく夏、涼しげな白や淡い色の服が着たくても、黄ばみが怖くて黒や紺といった濃い色の服ばかり選んでしまうという方もいるでしょう。オシャレを存分に楽しめないのは、女性にとっては一大事です。

さらに、夏の脇汗対処法として使うデオドラント剤が逆効果になっていることもあるのです。ここでは、汗が黄ばむ原因について詳しく紹介していきます。

黄ばむ汗は成分が違う?

汗は体温の調節に不可欠なもの。毛穴があるところには必ず汗をかくのに、なぜ脇の汗だけが黄ばむのでしょうか。

汗腺の種類には大きく分けて2つ、「エクリン腺」と「アポクリン腺」があります。エクリン腺は全身にあり、その汗は99%が水分、残り1%はほぼ塩分です。そして、その汗自体に臭いや色はありません。

これに対してアポクリン腺は、脇や耳、陰部に集中していています。アポクリン腺から出る汗にはタンパク質や脂質など、水分以外の成分が多く含まれ、それがワキガと言われる特有の臭いを発しているのです。

脇の黄ばみも、このアポクリン腺から出ている汗の中の「リポフスチン」という色素が原因。アポクリン腺の数には個人差があり、この汗腺の数が多いほど臭いが強く黄ばみやすくなります。なかには黄ばみはそれほどでもないのに臭いが強く出る方、またその逆の方もいます。

黄ばみを抑える方法

(1)デオドラント(制汗剤)使用を止める

夏の汗ばむ季節には、デオドラント剤を常用している方も多いと思います。しかし、このデオドラント剤の使用で余計に黄ばんでしまっているケースがあります。これは、ある特定のデオドラント剤が悪いという訳ではありません。人それぞれ相性の良い製品と悪い製品があり、今使っているデオドラント剤を使っていて黄ばみが気になっている方は、一週間ほど使用を止めてみると黄ばみがなくなるかもしれません。

(2)重曹を活用する

重曹はパンのふくらし粉や掃除用具などさまざまな用途がありますが、黄ばみ対策にも効果があります。水に溶いた重曹を直接スプレーしてもいいですし、重曹の粉を直接脇や服に塗ってもいいでしょう。重曹は口にも入れられる害のない成分なので、安心して使えます。

また重層はアルカリ性で、汗に含まれる酸性の臭い成分に対する消臭効果もあります。心配であれば、重曹と脇汗パッドを併用してみましょう。黄ばみ対策としては万全です。

黄ばみを取る

黄ばみの原因となる「リポフスチン」が衣服につくと、洗濯機で洗ってもなかなか取れません。そこで再び活躍するのが重曹です。重曹を溶かした水に一晩つけておくと消色作用がよく働き、黄ばみを落としてくれます。それでも落ちない黄ばみには酸素系の漂白剤を併せて使用しましょう。酸素系の漂白剤と重曹が半々になるように混ぜて塗ることで、黄ばみを浮き上がらせてくれる効果があります。

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