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アトピーを改善するための日常的なケア

更新日:2017.03.23
公開日:2013.03.28
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

食べ物や生活環境など、様々な原因から引き起こされるアトピーは、日常生活からの改善が大きなポイントになります。何気ない暮らしの中に、アトピーを悪化させてしまうことがあります。ここではドクター監修の記事で、アトピーの日常的なケア方法を解説します。

特定の食べ物やストレス、ハウスダストなど、様々な原因で引き起こされるアトピー。幼い頃からアトピー持ちの方もいらっしゃいますし、大人になってからも、環境が原因によって発症することがあります。

ここでは、そんな厄介なアトピーを改善させるために、日常生活で気をつけていくポイントを説明していきます。

紫外線対策をしっかり行うこと

アトピーにかかると、皮膚が本来もっているバリアの機能を失ってしまうため、ちょっとしたことでトラブルを起こしがちです。

特に、紫外線は大敵。ただでさえバリア機能を失っている皮膚は、紫外線の刺激によって炎症を起こす可能性があり、アトピーを悪化させる原因となります。外出するときは、しっかり日焼け止めクリームを塗り、肌の露出を控えましょう。帽子なども効果的です。

とはいえ、真夏にぶあつい長袖などを着て外出をすると、かなりの汗をかくことになってしまいます。そのまま汗を放置すると細菌が増殖し、炎症を起こしやすくなるので、外出するときは吸収性の良い素材の洋服を選び、その日は必ずシャワーを浴びて、汗を洗い流すことが大切です。

アトピーのかゆみを和らげる方法

アトピーが発症すると、どうしてもかゆみがでてきてしまうものです。かいては良くないことは知ってはいても、耐えられないほどのかゆさ。

お風呂上りなどにかゆみがひどくなるのは、かゆみというものは、身体が暖まることで引き起こされるからです。ですから、お風呂のお湯はぬるめにするようにし、かゆみが出た箇所は保冷剤で冷やすなどのケアを行いましょう。

それでも就寝時などは、無意識のうちにかいてしまうことがあります。せめて爪から菌が入って、悪化させないよう、日頃から爪は短くし、清潔にするようにしましょう。また、就寝時に手袋をして眠ると、無意識にかいてしまったときも皮膚にかかる負担は抑えられます。手袋を選ぶときは、皮膚に優しい素材のものを選ぶことが好ましいです。

ストレスをためないこと

冬は乾燥対策、夏は紫外線対策。梅雨はダニの繁殖に気をつけるなど、アトピーの方が気をつけなければならないことはここでは紹介しきれないほどにたくさんあり、それが返ってストレスになってしまっている場合があります。

しかし、アトピーに悩む皆さんの中には、何かに夢中になっているときほど、かゆみが出ない、という経験はありませんでしょうか。アトピーのことを気にしたり、あるいはぼーっとしている入浴時や就寝前などの方が、かゆみが出る傾向が多いようです。

それをふまえると、身の回りに気を遣うことも大事ですが、何か没頭できる趣味などを見つけることも立派なアトピー対策のひとつなのです。それによってストレスが発散できれば、知らず知らずにうちにアトピーが改善されることもあります。

こだわりすぎて、かえってストレスがたまるような趣味は考え物ですので、自分が気楽にできると思えるものを選ぶのが良いでしょう。

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