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眉間にシワができる原因と改善方法
まるで怒っているように見間違いされることもある「眉間のシワ」。できてしまった眉間のシワを改善する方法をドクター監修の記事でご紹介します。保湿も大切ですが、眉間のシワにはマッサージと顔面エクササイズも効果的です。
ある日、鏡をみると、眉間に小さなシワが、という経験はありませんか。これを「歳取ったのかな」で片付けてはいけません。眉間にシワがあると老けてみえるのはもちろん、怒っているような、怖い人のような印象になってしまいます。ここでは、できてしまった眉間のシワに効果的なマッサージやエクササイズをはじめ、眉間のシワを改善する方法について見てみましょう。
眉間にシワができる原因
ものが見づらいときに、焦点を合わせようと目を半閉じにすると、眉間にシワがよります。これを長いことくりかえすと、眉間のシワが定着します。シワを寄せるために、エクササイズをしているようなものです。このような表情をしないように気をつけることはもちろんですが、メガネやコンタクトをお使いの場合は、度数があっているかどうか再確認してみた方がいいかもしれません。
そして、デスクワークや家事など、ひとり手元を見ながら作業をしているとき、仏頂面になっていませんか。作業に没頭するあまり、表情を作る筋肉がお留守になってしまい、全体にこわばった表情になります。
デスクワークやひとりで家事をする時間が長い人は要注意です。知らないうちに、眉間のシワが濃くなってしまうことになりかねません。もちろん、水分量の低下や加齢という原因も否めません。特に、眉間は洗ったり、化粧水やクリームを塗る際に気をつけていないと、お手入れが行き届かなかったりしやすい部位です。小さな部位ではありますが、シワがあると非常に目立つ場所でもあります。いつも気を配って、ノーシワでいられるよう努力したいものです。
※原因に関して詳しく知りたい方は『眉間のシワができる原因』をご覧ください。
眉間のシワに効果的なマッサージと改善方法
毎日のスキンケアでたっぷり保湿することも大切ですが、眉間のシワにはマッサージや顔面エクササイズもおすすめです。皮膚がやわらかくなっているバスタイムなど、時間を見つけて1日に数回行い、習慣にするとよいでしょう。
眉間周りのマッサージ
- 眉間や眉の周辺を、シワとは逆の方向に(縦ジワであれば横に伸ばすように)やさしく揉みほぐす
- 目の周りやおでこ、こめかみなども筋肉の緊張を緩ませるようにマッサージする
- さらに、後頭部をやさしくマッサージし、コリをほぐす
顔をマッサージするときは、必ずジェルやクリームなどで摩擦を減らし、肌に刺激を与えないようやさしく揉みほぐしましょう。顔には表情筋とともに、血液やリンパ液の流れがあるので、それらに沿ってマッサージすることも大切です。
眉間のシワに効く「顔エクササイズ」
同時にぜひ実行してほしいのが、顔面のエクササイズです。まず、おでこにがっつりシワがよるくらいに大胆に、目玉をカッとみひらいてください。同時におでこの皮膚を上に持ち上げる気持ちでぐっと上を向き、その姿勢のままで舌を思いっきり出してください。この状態をキープするのは大変ですが、表情筋が鍛えられ、活き活きとした表情がよみがえるでしょう。マッサージとセットで行うのも効果的です。
- カッ!と目を思いっきり開く
- 視線をぐっと上に向ける
- 舌を思いっきり下に出す
※この状態を、できるだけキープする
慣れた頃には眉間のシワからも解放されているかもしれません。いったん刻まれたシワをリセットするのはなかなかに根気のいることですが、努力を重ねてシワのない素肌を目指し続けることが大切です。ここで紹介した眉間シワ対策は、どれも日常で取り組めるものばかりです。歳だから、体質だからとあきらめずに、根気よく続けてみてください。
眉間のシワに効く、そのほかの改善方法
眉間のシワを改善するには、マッサージやエクササイズで「表情のクセ」を治すとともに、以下のような方法もあります。
クリーム
乾燥による眉間の小ジワや、コラーゲン不足でハリや弾力が失われてできるシワは、それらを解消する美容成分が配合されたクリームでお手入れするのも効果的です。
- 乾燥による浅いシワにおすすめの美容成分
- 肌の内側でうるおいをキープする「細胞間脂質」を構成している「セラミド」や、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「アミノ酸」などの有効成分が配合されたクリームを選びましょう。
- 肌の奥深くに刻まれた深いシワにおすすめの美容成分
- 指で押し広げてもなくならない深いシワは、「真皮シワ」と呼ばれるもので、老化や紫外線も影響しています。肌のハリを支えているコラーゲンやエラスチンは分子としては大きすぎて肌の奥の真皮まで浸透していかないため、コラーゲンを増やす「ビタミンC誘導体」や、「成長因子(グロースファクター)」、「レチノール」などを配合したクリームがおすすめです。
また、最近では「シワの改善効果」があるとして厚生労働省が認可した有効成分を配合した医薬部外品クリームなども登場しているので、それらを選ぶのもよいでしょう。
サージカルテープ
物理的な改善策として、医療用のサージカルテープを使ってシワを目立たなくしていく方法もあります。これは、気になる部分にテープをクロスさせるようにして貼り、シワを伸ばすというものです。
ただし、皮膚が乾燥したままの状態で貼ると、逆効果になることもあります。眉間は皮脂の分泌が少なく、乾燥しがちな部位なので、肌を十分に保湿したうえで行うようにしましょう。
ボトックスやヒアルロン酸注射
より本格的に眉間のシワをなんとかしたい方は、美容皮膚科などのクリニックでシワ治療を受けることをおすすめします。ここでは、ヒアルロン酸やボトックスなど注射による治療をご紹介します。
- ヒアルロン酸注射
- ヒアルロン酸は皮膚にも存在しており、肌のうるおいを保つサポートを担っている成分です。よく化粧水やクリームにも配合されていますが、分子が大きいため、真皮と呼ばれる肌の奥の組織までは届きません。注射であれば効かせたい部分の直下に注入し、皮膚を盛り上げることでシワを目立たなくすることが可能です。
ヒアルロン酸注射は痛みも副作用も少なく、翌日からメイクも可能です。しかし、注射してから数か月で体内に吸収されて元に戻ってしまうので、定期的に注入する必要があります。
ヒアルロン酸注射について詳しくは、『ヒアルロン酸注射のメリットとデメリット』をご覧ください。
- ボトックス注射
- ボトックス注射とは、筋弛緩作用のあるタンパク質、ボツリヌストキシンを注入するシワ取り法です。ボトックスはシワ治療薬としてFDA(米食品医薬品局)で認可され、安全性や効果について確立されています。
ボトックス注射は「表情を作ったときにできるシワ」の改善に有効です。眉頭の付近にある皺眉筋(しゅうびきん)など、眉間のシワを作ろうとする表情筋の動きを緩和させることで、すでにできてしまった眉間のシワを消し、これからできるシワを予防する効果があります。
しかし、その作用が他の筋肉にまで及んでしまうと、表情が不自然にこわばったり、ものを噛むときに違和感を覚えることもあるため、経験豊富な医師に施術してもらう必要があります。また、効果が持続するのは4~6か月程度ですので、こちらも定期的に注入する必要があります。
ボトックス注射について詳しくは、『眉間のシワを消す~ボトックス注射の有効性!』をご覧ください。
まとめ
眉間にシワができる原因や、その対策としてのマッサージ、エクササイズ、その他の方法などを見てきました。眉間のシワを解消するには、普段の生活における表情のクセを見直すことと、そして、肌をしっかり保湿することが大切です。日常にマッサージやエクササイズを取り入れたり、美容成分が配合されたクリームでお手入れをしたり、時には美容クリニックの施術を受けるなどして、女性らしいやさしい表情をキープしましょう。
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