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おでこのシワの種類とマッサージでの改善
おでこのシワが気になっている人は多いと思いますが、セルフケアで改善の道はあるのでしょうか。シワができてしまう原因やメカニズム、マッサージや化粧品でケアするときのポイントなどを中心に、ドクター監修の記事でご紹介します。
おでこのシワは顔のなかでもほうれい線などとともに、もっとも目立つシワのひとつ。40代以降、年齢を重ねるごとに深く刻まれていく人もいれば、実は20代など若いうちから悩んでいて、前髪で隠している人もいます。おでこのシワを改善するためには、シワの種類や原因、効果的な化粧品の種類やマッサージなど、おでこにシワを作らせないコツを知っておきましょう。
おでこのシワの種類
おでこにできるシワには、以下のような2つのタイプがあります。どちらも表情のクセや皮膚の形状が肌に記憶される「表情ジワ」といわれるものです。
おでこの横シワ
額に広範囲にできる横のシワは、目を見開いたときにできるものです。頭皮が垂れ下がって来たり、皮膚を支える筋力の低下によっても起こります。また、加齢などが原因で瞼(まぶた)の開きが悪くなる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」になると、まぶたを意識して持ち上げる必要があり、おでこにシワができることがあります。
おでこの縦シワ
眉間に刻まれる縦のシワは、しかめっ面や眉を寄せたとき、近視の人が遠くを見ようとしたときにあらわれるものです。不機嫌な印象を周囲の人に与えかねないので、なんらかのケアをするのが望ましいでしょう。
おでこのシワの原因
おでこは露出していることの多い部分ですから、加齢とともに水分やコラーゲンが失われて乾燥気味になることや、紫外線による肌ダメージもシワの原因としてあげられるでしょう。加えて、生活習慣やストレスなども、深く関わっていると考えられます。さらに、表情や身体動作の微妙なクセも、シワとなって現れてくるようです。
これはどういうことかというと、たとえば、常に姿勢の悪い人はおなかがポッコリと出ていたり、バストが型崩れしていたりしますよね。あるいは、いつもぼーっとしていると口角が下がったり、目が半開きになったりします。おでこのシワも、それと同じです。物を見るときについつい目を細めたり、話すときに眉を上げるクセなど、ちょっとしたしぐさがシワを助長する原因のひとつなのです。
それでは、表情を動かさなければよいのでは?となりますが、表情筋が衰えると皮膚を支えきれずに顔のたるみを引き起こしたり、血液の流れが滞ることで肌のハリやうるおいが失われてしまいます。普段から適切なスキンケアを心がけるとともに、豊かな表情を作り、表情筋を鍛えることも大切です。
※おでこのシワの原因については『なぜ、おでこにシワができるの?』をご覧ください。
マッサージによるおでこのシワの改善効果
おでこのシワを伸ばすというと、美容整形やボトックス注射などの方法がありますが、できれば、自宅でできるセルフケアで改善していきたいと思う方も多いことでしょう。セルフケアの代表的なものとして、マッサージがありますが、果たして効果はあるのでしょうか。
結論からいうと、マッサージでおでこのシワを取るのは簡単なことではありません。なかには自己流のマッサージを行っている人もいるかもしれませんが、無理やり皮膚をひっぱったり強くこするようなマッサージは、皮膚に負担を与え、シワやたるみを悪化させることがあります。
また、顔には表情筋や血液、リンパが入り組んでいます。その仕組みや流れを考えずにマッサージを行うと、血液やリンパを刺激してしまい、むくみを引き起こすことも考えられます。
マッサージでおでこのシワにアプローチしたいときは、額を直接マッサージするのではなく、顔の皮膚とつながっている頭皮に着目するのがおすすめです。頭皮が固くなると皮膚の動きが鈍り、おでこに負担がかかり、シワができやすくなります。頭皮がしっかり動くように、念入りにほぐしましょう。頭もスッキリします。
頭皮マッサージ
髪の生え際に両手の指をあてて指の腹でゆっくり押し、頭頂部のほうまで移動させながら指圧していきます。このとき強く押しすぎるのは逆効果です。頭皮をやわらかくほぐすことを意識し、心地いいと感じる程度にとどめておきましょう。
シャンプー時の頭皮マッサージ
シャンプーをしながら頭皮をほぐすマッサージを行うのもよいでしょう。泡立てたシャンプーを頭皮全体になじませてから、下から上へ向かって、指の腹でジグザグにもみほぐしていきます。耳の後ろや後頭部など、頭皮が凝っていると感じる部分があれば念入りに行いましょう。
目の疲れをほぐすマッサージ
眉間の縦ジワには、目の疲れを解消するマッサージを行うのもおすすめです。こめかみともみあげに人差し指と中指を置き、頭頂部に向かって血行を促すようにやさしく押し上げていきます。
おでこのシワをつくらないようにする予防法
おでこのシワを悪化させないためにも、上でご紹介したような頭皮マッサージとともに、毎日のスキンケアで保湿や紫外線対策を行いましょう。
保湿重視のスキンケア
おでこは皮脂の分泌量が多いため乾燥とは無縁のように思われますが、シワを防ぐためには日常のスキンケアでうるおいをたっぷり与えることが大切です。テカりやすいからとゴシゴシ洗顔するのではなくやさしく洗い、コラーゲンの生成をサポートするビタミンC誘導体配合の化粧水や、肌の保湿力を高めるセラミド配合の美容液・乳液などでお手入れを行いましょう。就寝中は肌のターンオーバーが促進されるので、うるおいと栄養を補給できるナイトクリームなどもおすすめです。
紫外線対策
ヘアスタイルにもよりますが、おでこは紫外線の影響を受けやすい部位と言えるでしょう。紫外線は肌のコラーゲン線維にダメージを与え、肌の老化を進ませてしまいます。日中は日焼け止めを忘れずに塗る、日傘や帽子でガードするなど紫外線対策をしっかり行いましょう。また、紫外線を多く浴びてしまった日は、フェイスパックなどのスペシャルケアをとり入れるのもおすすめです。
このほかにも、ストレスをためない、睡眠をしっかりとる、コラーゲンの生成に関わるビタミンCを破壊してしまうタバコを吸わないなど、正しい生活習慣を心がけることも大切です。
まとめ
気になるおでこのシワの原因や種類、自宅でできるセルフケアを中心にご紹介しました。見た目年齢を上げてしまうおでこのシワは、以下のような原因で起こります。
- 加齢
- 表情のクセ
- 紫外線
- 肌の乾燥
- ストレスや生活習慣の乱れ
おでこのシワは、できてしまうと改善がなかなか難しいものです。普段からシワができるような表情のクセに早めに気づいて改善するとともに、頭皮マッサージで頭皮の凝りをほぐしたり、毎日のスキンケアで保湿や紫外線対策を心がけることも大切です。
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