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シャンプー、リンス、トリートメントの役割

更新日:2016.12.09
公開日:2013.03.28
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この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

お風呂で使うヘアケア商品であるシャンプー、リンス、そしてコンディショナー。これらはそれぞれどういう役割があるのか?意外と知らない人が多く、間違った使い方をするせいで肌トラブルになる場合もあります。ここではドクター監修の記事で、それぞれの役割をしっかり解説していきます。

シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメントなど、髪を洗うだけでも、実に様々なヘアケア商品があるものです。しかし、「シャンプーの役割は?」「リンスとトリートメントは何が違うの?」などと聞かれたとき、きちんと答えられる方はそう多くないのではないでしょうか。

綺麗な髪を手に入れるためには、まずそれらの役割を知り、適材適所で使い分けていくことが大切な一歩。身近なヘアケア商品を、きちんと理解していきましょう。

シャンプーの役割

シャンプーの役割は、単に髪の毛についている汚れやホコリを落とすだけではありません。

髪の毛に隠れているため、普段はほとんど見る機会がありませんが、実は人間の頭皮には、顔のTゾーンの3倍もの皮脂腺が存在しているのです。

当然、その皮脂腺からは、毎日皮脂が分泌されています。その皮脂を放置すれば、毛穴がふさがり、そうなれば、顔と同じように肌トラブルを起こしかねません。ですから、シャンプーの一番の役割は、健康な頭皮の状態を保つため、頭皮についた皮脂を落としてあげることだと言えるでしょう。

また、乱暴に爪をたてて頭皮をこするなど、間違った頭皮の洗い方をすれば、頭皮の水分が過剰に失われ、炎症などのトラブルを引き起こすことにもつながるので、シャンプーを使うときは、その洗い方にも十分注意しましょう。

リンス・コンディショナーの役割

メーカーによって、「リンス」、「コンディショナー」などと呼び名が変わりますが、一般的には、どちらも髪の表面に保護膜を作ることを目的として作られています。

髪に保護膜を張ることで、外部からの刺激に強くなるだけではく、髪のすべりがよくなり、パサつきも抑えることができます。見た目や触った感触も良くなりますので、たいてい、シャンプーを使ったあとは、リンスやコンディショナーを使う方が多いのではないかと思います。

最近は、リンスやコンディショナーの中にも、このあとに説明するトリートメントと同じような効果を持つものも多く存在しますが、それらのトリートメント成分を含むリンスは、髪の表面だけでなく、内部にまで浸透するので、髪の毛のダメージを補修する効果があります。

トリートメントの役割

トリートメントは、髪の毛の内部に成分を浸透させ、髪の傷みを補修したり、うねりやハネを抑えられるよう髪の質感をコントロールさせたりするような効果があります。最近では、メーカーによっては『ヘアパック』と呼ばれる商品も出ていますが、これも、基本的にはトリートメントと同じ役割です。

トリートメントはダメージを補修することを目的としていますが、リンスやコンディショナーと同じように、髪の表面に保護膜を作る効果のあるトリートメントも多く存在します。

ですから、以前のようにシャンプー、リンス、トリートメントのすべてを使わなくても、シャンプーとリンス、もしくはシャンプーとトリートメントだけで、シャンプー、リンス、トリートメントの持つ3つの効果を得られることができるのです。

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