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首まわりの肌トラブルについて

更新日:2016.12.09
公開日:2013.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
あやこいとうクリニック 院長 伊藤史子

乾燥しやすいために年齢がはっきりと出てしまうパーツ”首”。その他にもかゆみや湿疹、日焼けといった肌トラブルがおきやすい部分なのです。ここではドクター監修の記事で、首まわりの肌トラブルについて解説します。

首は年齢が出るパーツのひとつ。顔や体は気合いをいれてお手入れをしていても、首のケアはついつい忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか。首の皮膚は薄いため乾燥しやすいところ。しかもエリやアクセサリー、髪の毛のチクチクとした刺激や、紫外線のダメージも受けやすいため、知らない間に肌トラブルを起こしている可能性が高いのです。そんな首に起こる肌トラブルについて解説します。

うっかり日焼けしやすく、黒くなりやすい

「日焼け止めを顔と体にはしっかり塗るのに、首だけ忘れていて焼けてしまった」という経験がある女性は意外にも多いのです。特にうっかりやってしまいがちなのは首の後ろの項部の日焼け。忙しい朝は日焼け止めを塗り忘れる可能性が高く、なおかつ体の後ろ側はノーマークになりがちです。紫外線は曇、窓、布も簡単に通過するので、特に夏などはどこにいても日焼けをするものです。

首の肌は薄いため、紫外線の影響を非常に受けやすい部分です。「ひと夏が終わる頃に、気づけば真っ黒!」なんてことがないよう、しっかりとした紫外線対策が必要なのです。首は360度入念に日焼け止めを塗り、直射日光が当たる場所ではなるべくストールやスカーフ、タオルなどで肌をガードしてあげるのが理想です。できるだけ2~3時間ごとに塗りなおすように心がけましょう。

紫外線やアレルギー反応による湿疹

ニキビよりも小さな赤いプツプツができることがあります。この湿疹は、特に首のシワ部分や耳の下といった、蒸れやすい部分に多く見られる症状です。かゆみを伴うことがあり、掻きむしると悪化してしまうことがあります。湿疹の原因として紫外線が挙げられます。次に髪の毛のチクチクとした刺激と、毛先についた汚れ。意外に多いのはシャンプーやリンス、ボディーソープの洗い残しです。お風呂から上がる際は、しっかりとシャワーで洗い流してからでるようにしましょう。

また、アレルギーによる可能性もあります。アトピー性皮膚炎によってできてしまったり、花粉による刺激と乾燥で荒れてしまう方もいます。

原因が分からない場合は、ストレスによるものである可能性があります。湿疹と同時期に下痢やめまいといった症状が出ていたら、自律神経の働きが乱れているかもしれません。ひとまず体を休ませてください。それだけでも症状が少し緩和するはずです。

乾燥やかゆみ

湿疹や日焼けとまでいかずとも、乾燥によるかゆみが気になる場合もあります。「ただの乾燥、ただのかゆみ」と、ケアをせずに放っておくと、老化を促進させてしまいます。特に首のシワは年齢を感じさせるものなのでご注意を。顔と同じようにしっかりと保湿して、首にシワがよらないように美しい姿勢を心がけることで年齢を感じさせない首をキープできるでしょう。

自分で直接見ることができないパーツはお手入れを忘れてしまいがちですが、人からはバッチリ見られています。これから少しでも意識するだけで、以前よりも美しさをキープできるはずなので、首の紫外線対策や乾燥対策を取り入れてみてください。

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