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上手な赤ちゃんのお風呂の入れ方と注意点
赤ちゃんの入浴はなかなかの大仕事です。でも、新陳代謝の盛んな赤ちゃんにとって毎日の入浴は欠かせません。ここでは、ドクター監修の記事で、赤ちゃんの入浴で気をつけることについて詳しく解説しています。
赤ちゃんのお世話は大変なことばかりです。特に、入浴に関して悩みを抱えているお母さんは多いものです。生後2~3か月まではベビーバスなどを利用して赤ちゃんだけを入浴させますが、それが終わるとお母さんと一緒にお風呂デビューということになります。ここでは、赤ちゃんの入浴で気をつけることや、シャンプーや石けんについて解説します。
赤ちゃんの入浴
赤ちゃんは新陳代謝が盛んなため、毎日の入浴は必須です。他に手助けしてくれる大人がそばにいればラクですが、お母さんひとりでするとなると、入浴も結構な大仕事です。特に、赤ちゃんの首や腰がすわるまでは、慎重に扱わなければならないため、赤ちゃんを入浴させることに集中しましょう。
二度手間になりますが、お母さん自身の入浴は赤ちゃんの昼寝中など別にしてしまうのもひとつの手です。
注意点その(1)~段取りが重要~
どんなお風呂でどのようなグッズを使うにしても、一番重要なのが段取りです。
裸になってしまう前に、バスタオルや着替え、部屋を暖めておくなどの準備を整えましょう。裸で赤ちゃんを抱っこした状態であたふたするのは危険です。特に、冬の寒い時期は、脱衣所やリビング、浴室内もある程度暖かい状態にしておくこと、浴室内も赤ちゃんが触ると危険なものは手の届かないところに移動しておくなど万全の態勢を整えましょう。
お母さんと一緒に入浴する場合の手順
(1)入浴の準備
入浴後のお母さん、赤ちゃんの着替えやバスタオル、入浴に使うガーゼハンカチなどを準備します。お母さんの入浴中に赤ちゃんを待たせておく場所(脱衣所の一角など)を片付けておきましょう。
(2)入浴
以下のような手順で手早く行いましょう。
・赤ちゃんはおむつ一枚の状態でバスタオルか肌がけにくるんで脱衣所で待たせておく
・お母さんが自分を手早く洗ってしまう
・赤ちゃんのおむつを脱がせてひざの上にあおむけに抱える
・顔、頭、体の順に洗っていく
・表が洗い終わったら赤ちゃんをうつ伏せにし、背中やおしりなど裏側を洗う
・湯船につかる場合は、赤ちゃんがのぼせないようぬるめのお湯で2~3分程度に留める
(3)入浴後
・赤ちゃんはおむつ一枚の状態でバスタオルか肌がけにくるんで脱衣所で待たせておく
・お母さんは手早く体を拭いて服を着る
・赤ちゃんの体を優しく拭く
・拭き終わったら保湿を中心としたスキンケアをする
・耳や鼻の穴、おへその掃除などをする
・お白湯や母乳などを飲ませ、水分補給
注意点その(2)~洗うときはしっかり、優しく~
赤ちゃんの肌は薄くてデリケートです。でも、しっかり洗えていなかったり、すすぎが足りなかったりすると湿疹などの肌トラブルを招きます。赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、洗っているとわきの下や首回りからぼろぼろと垢がでたりします。ごしごし洗いではなく、ボディソープのたっぷりの泡でマッサージするように優しく洗ってください。
赤ちゃんを洗うのには、肌にやさしいガーゼ地の手ぬぐいがおすすめですが、体の部分によってはお母さんの手で直接洗うのでも十分です。赤ちゃん用のボディソープやシャンプーはなるべく低刺激のもので、泡タイプのものが片手でも使いやすくておすすめです。
気をつけたいのが、顔の洗い方です。ほっぺ、おでこ、生え際、あごにボディソープをのせて優しく円を描き、お湯に浸したガーゼを使って拭き取り、目に入らないように注意しながら顔全体を拭っていきます。目や口にみずが入らないようにし、すすぎ残しのないようにしましょう。
赤ちゃんの頭も、シャンプーをつけて指の腹をつかってしっかりマッサージするように洗います。赤ちゃんは頭皮の皮脂の分泌も活発で、しっかり洗えていないとフケのようなものや黄色っぽいかさぶたが目立つ脂漏性湿疹を起こすおそれがあります。
赤ちゃんの体はくびれが多く、その溝には汗や皮脂が溜まりやすくなっています。特に意識して洗うようにしてください。
注意点その(3)~手早く短時間で~
赤ちゃんの入浴は、「手早く短時間で」が鉄則です。暑い時期なら湯船に浸からなくてもいいですし、寒い時期でも湯船に浸かるのは数分以内にとどめ、トータルでも15分以内にはおさまるように手早く行いましょう。長時間の入浴は、赤ちゃんの肌から水分が多く失われることとともに、大人より体の小さい赤ちゃんはのぼせやすく、ぐったりしてしまいます。
赤ちゃんの入浴は大変ですが、月齢を重ねるにしたがってどんどんラクになっていくでしょう。親子のスキンシップを図れるよい機会でもありますし、ポイントを押さえて、赤ちゃんとのバスタイムを楽しんでください。
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