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イオン導入美顔器の美容効果|おすすめの使い方と注意点

更新日:2017.12.15
公開日:2013.07.19
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

イオン導入美顔器と呼ばれる美顔器がありますが、イオン導入といわれてもどうもイメージしにくいものです。ここでは、イオン導入の仕組みと、イオン導入美顔器の使い方についてドクターに解説してもらいました。

美顔器のひとつに、イオン導入美顔器というものがあります。イオンなどといわれると、なんとなく肌には良さそうなイメージがありますが、いったいどんなときに使うのでしょうか?ここでは、イオン導入の仕組みと、美顔器の使い方について解説していきましょう。

美容成分を肌の奥まで浸透させるイオン導入とは

イオン導入とは、微弱な電流を使って、そのままでは浸透しにくいビタミンC誘導体やプラセンタなどの美容成分を肌の奥へと届ける美容方法を指します。そのために使う機械をイオン導入器と呼ぶのですが、もう少し詳しく解説しましょう。

私たちの肌の一番表面、角質層は酸性で、陽イオン(+)が多くなっています。しかしその内側の顆粒層は陰イオン(-)でアルカリ性に保たれ、互いに反発しあい、角質層と顆粒層の間には電気の膜ができています。通常はこの電気の膜に阻まれて、美容成分は角質層よりも奥に浸透することができません。

イオン導入器で肌に電流を流すと、角質層と顆粒層が中性に傾き、反発が弱まります。すると浸透の邪魔をしていた電気の膜の働きが弱まるので、成分を肌の奥まで届けることができるのです。また、ビタミンC誘導体は(-)イオンを帯びています。マイナス同士、プラス同士は反発しあうため、イオン導入器で(-)の電流を流して上げると、(-)イオンを帯びるビタミンC誘導体はそれに反発して肌の奥まで押し込まれていきます。このようにして、イオン導入器は美容成分を肌の奥まで浸透させるのです。

イオン導入美顔器の美容効果と家庭で使用する際の注意点

イオン導入で化粧品を使った場合、手やコットンで肌につけるのにくらべて、数十倍の浸透力があるといわれています。

このイオン導入は、皮膚科・美容皮膚科などの病院で行うこともできますが、最近は市販でもイオン導入美顔器が売られているので、自宅でも気軽にできることができます。もちろん医療機関においてあるものよりも威力は弱いとされますが、それでも実際、イオン導入美顔器で化粧品を使ったあとは肌の感触が違うと感じる方も多いようです。

イオン導入美顔器のおすすめの使い方

では実際に、イオン導入器はどうやって使うのでしょうか。メーカーによって細かいところは異なりますが、普段行うケアを手の代わりに導入器を使うという基本は変わりません。

イオン導入用の化粧品を含ませたコットンを導入器にくくりつけ、その状態のコットンを肌にあてて導入器のスイッチを押します。すると振動が開始しますので、あとは肌の上を滑らせていけばいいだけ。片手で握れる大きさなので、普段のケアのときにさっと出して、手軽に使うことができます。メーカーによっては、使える化粧水にも規程があるものがあり、また、化粧水だけでなく乳液や美容液なども使うことができるものもあるので、自分に合ったものを、見つけてみるといいでしょう。

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