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ニキビによる赤ら顔について

更新日:2016.12.09
公開日:2013.09.24
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

赤ら顔のうち、ニキビが原因であるものには、どのような特徴があるのでしょうか。このニキビによる赤ら顔には、単にニキビが赤く見えるだけではなく、ニキビができている最中の周囲のうっ血や、ニキビ跡も関係しています。今回はドクター監修の記事で、ニキビによる赤ら顔についての特徴や原因、ケア方法などをご紹介します。

赤ら顔のうち、ニキビが原因であるものには、どのような特徴があるのでしょうか。このニキビによる赤ら顔には、単にニキビが赤く見えるだけではなく、ニキビができている最中の周囲のうっ血や、ニキビ跡も関係しています。今回は、このニキビによる赤ら顔についての特徴や原因、ケア方法などをご紹介します。

ニキビによる赤ら顔の特徴と原因

ニキビによる赤ら顔の特徴は、まず皮脂腺の発達した部位でのみ起きるところにあります。顔の中で、眼の周囲の毛穴は皮脂腺が発達しておらず、顔の他の部分と比べて皮脂の排出量も少ないため、眼の周囲は赤くなりません。そのため、眼の周囲は通常の肌色が保たれており、それを囲むように周囲が赤みを帯びる状態になります。これが、ニキビによる赤ら顔の特徴です。

では、ニキビによる赤ら顔は、どのように作られるのでしょうか。一度ニキビが炎症を起こすと、うっ血するために、ニキビだけでなく、その周辺も赤くなってきます。当然ニキビがたくさんできれば、その分だけ広い範囲が赤くなり、顔が全体的に赤くなります。さらに、ニキビの炎症が引いても、ニキビ跡が完全におさまるにはある程度時間がかかってしまいます。そのニキビ跡が消える前に、また新しいニキビができてしまえば、当然のことながら赤みはとれません。こうして、ニキビによる赤ら顔は持続してしまうのです。

ニキビによる赤ら顔のセルフケア方法

では、ニキビによる赤ら顔は、どのようにセルフケアをすることができるのでしょうか。ニキビ改善方法として、新しい化粧品を使用したり、エステサロンに通ったり、薬や健康食品に頼ったり、美容機器を使用したりするなどの対処が考えられますが、これらすべては、赤ら顔の原因やその予防について、ほとんど効果がないとされています。

まずは、自己流で続けてきた洗顔方法や、洗顔フォームを見直し、赤ら顔の原因になっていないかどうかを見直すことが先決です。洗顔フォームに、ピーリング石鹸やスクラブ洗顔料などを使用した経験のある場合は、これらの刺激が赤ら顔の原因となっている可能性もあります。このように、自分が行ってきたスキンケアを思い出して原因を突き止め、今後は正しい方法でケアを実践することが大切です。

肌の赤み・肌荒れのセルフケア方法を詳しく知りたい方は、「顔の皮膚がヒリヒリ・ピリピリ痛い時の正しいケア方法」や「赤ら顔を改善するための化粧品えらび」をご参照ください。

ニキビによる赤ら顔の医療機関での治療方法

ニキビによる赤ら顔に対して、皮膚科などの医療機関においては、光治療が取り入れられているところがあります。光治療とは、IPL(インテンスパルスライト)と呼ばれる光を照射することによって、赤みや色素沈着を軽減させる治療方法のことです。IPLは、色素に光エネルギーを吸収させることができるのです。治療時間そのものは20分ほどで済みます。治療後は血管の赤みに反応して、少し赤みが出ることもありますが、施術後すぐにメークもでき、傷もなく、安全に施術を受けることができる方法です。

ただし、ニキビの程度によって光治療が行えるかどうかは、ドクターの判断によって変わってきます。まずは自分のお肌の状態を見てもらい、ドクターの指示を仰ぎましょう。

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