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鼻の中にニキビやデキモノが出来る原因と治し方
鼻の中にニキビができてしまう原因は?普通のニキビと違うのでしょうか?ここではドクター監修のもとで、鼻の中にできるニキビの原因と危険性に加えて、日頃から自分でできる予防・対策方法について解説します。
鼻の穴の中に何か吹き出物や白いデキモノができてしまって、気になっている方はいませんか。鼻の中に違和感があるだけでなく、少々痛みを感じることもありますが、それは、ニキビかもしれません。
鼻の中にニキビは、なぜできてしまうのでしょうか。また、日頃からどのようなことに気をつければ、鼻の中のニキビは改善し、予防することができるのでしょうか。ここでは、鼻の中にできるニキビの原因や治し方、予防方法などを見てみましょう。
鼻の中にニキビやデキモノが出来る原因
鼻の中ではニキビができたり、鼻毛などムダ毛を処理した後にできる毛嚢炎が起こったりします。鼻の中にニキビやデキモノができてしまった場合、菌による感染で炎症を起こしてしまっていることが多いようです。このような炎症の場合、耳鼻科や皮膚科では、抗生物質入りの軟膏を直接患部に塗るといった治療が行われます。
この鼻の中で起きる炎症の原因は、
- 鼻毛を抜く
- 鼻をほじる
- 鼻毛が長く伸びている
などといわれています。鼻毛を手で抜いてしまうと、毛穴が炎症を起こし、ニキビの原因となります。また、鼻の中を爪でほじると、鼻の中に雑菌が入り込む場合があります。鼻の中は粘膜で覆われているため、ちょっとした刺激にデリケートで、雑菌が増えやすい環境にあるのです。また、花粉症が原因で鼻炎がちな方は鼻を何度もかむことで、粘膜が傷つきニキビができやすくなります。
鼻の中に出来るデキモノの種類
- ニキビ
- 鼻の中の粘膜に汚れや雑菌が付着すると、それをエサにするアクネ菌が繁殖してニキビができます。
- 面疔(めんちょう)
- 鼻の中の毛穴に進入した黄色ブドウ球菌が原因でできる吹き出物です。赤みをおび、ジュクジュクしているのが特徴です。
- ヘルペス
- 鼻の中だけではなく、鼻の入り口にもできやすいのがヘルペスです。疲れやストレスが原因で免疫力が低下していると、鼻の穴の粘膜組織からヘルペスウイルスが進入し、デキモノができます。
- 鼻茸(鼻ポリープ)
- 鼻の穴の奥あたりにできる炎症性のデキモノです。慢性副鼻腔炎をもつ人に多く見られるとされ、鼻づまりや鼻水などの症状をともないます。
また、鼻の中だけではなく、鼻毛の生える鼻の入口にあたる「鼻前庭(びぜんてい)」にも面疔(めんちょう)や湿疹、ヘルペスなどができることもあるので注意しましょう。
鼻の中のニキビやデキモノの症状
- 炎症
- 鼻を爪先でほじったときに、鼻の中の粘膜を傷つけてしまったり、毛穴に雑菌が入ることで炎症を起こします。
- 痛み
- 鼻毛を抜いた穴に細菌が侵入して感染し、膿(うみ)がたまった状態になると、手で触れるたびに痛みを感じる場合があります。
- 熱を発する
- 炎症で腫れがひどいと熱をもつ場合もあります。
- 固いしこり
- 鼻の中の垢や汚れが蓄積され、肥大化することで脂肪の塊のような固いしこりができることもあります。
鼻の中のニキビやデキモノは自然治癒や痛みの度合いによって内服薬で治りますが、まれに血管を通って脳に送られると脳炎や髄膜炎(ずいまくえん)という感染症を引き起こすリスクもあります。
症状別の治し方
- 白いニキビ
- 白いニキビはニキビの初期段階ですので、炎症による痛みなどはともないません。日常での食事や睡眠時間、汚れた手で鼻をいじったりするくせなどを見直して生活習慣を改善してみましょう。皮膚にできるニキビに対する軟膏などの外用薬は、あくまで皮膚に塗布するもので、鼻の粘膜への使用はおすすめできません。
- 痛みのあるニキビ
- 鼻の中の粘膜は皮膚に比べ、デリケートな場所でちょっとした外部からの刺激で傷ついてしまいます。そのため、鼻毛を抜いたことがきっかけで、毛穴が炎症を起こし、痛みを生じたり、鼻をほじった際に爪で粘膜を引っかいたところに雑菌が繁殖して炎症を起こす場合もあります。
花粉症や副鼻炎などの症状を持っている方は、鼻の中の粘膜に強い刺激をあたえないように、やさしく鼻をかむようにします。鼻毛が気になる場合は、「抜く」のではなく、鼻毛カッターやハサミで「切る」ようにすると、予防につながります。痛みのあるニキビについては、こちらも快方に向かうまで様子を見る自然治癒を行なうのが一般的ですが、あまりにも痛みが続くようであれば、面疔や鼻茸といったデキモノの可能性があるので、耳鼻科を受診するようにしましょう。
- 炎症を起こしたニキビ
- 生活習慣の乱れからくる免疫力の低下や、鼻をいじるくせで、白ニキビができた箇所を刺激してしまうと、鼻の中にできた白ニキビの状態から、アクネ菌が増殖して赤ニキビと呼ばれる炎症を起こしたニキビへと悪化します。
炎症がひどい場合、医師の判断にしたがって、抗生剤、消炎剤、鎮痛剤などの薬を内服することになります。また、単なる炎症ではなく湿疹や面疔、ヘルペスである可能性もあるため、自己判断は禁物です。そのため、炎症を起こして腫れや痛みなどをともなう症状が生じたら早めに医師へ相談するようにしましょう。
- 湿疹
- 鼻の中の毛穴に赤いぶつぶつした湿疹ができることがあります。これは毛穴にマラセチア真菌というカビの一種が感染することで生じ、マラセチア毛包炎とも呼ばれています。悪化すると化膿してかゆみや痛みをともなうようになります。
治し方については耳鼻科を受診し、抗真菌薬や抗真菌作用のある塗り薬が処方されます。ニキビと比べると治りにくく、2週間~1か月ほどかかるとされますので、根気よく薬を使い続ける必要があります。
- ヘルペス
- アトピー性皮膚炎を患っている方に起こりやすいのが、鼻の入り口や鼻の中にヘルペスウイルスが感染し、水ぶくれのようなものができます。痛みやかゆみをともない、一度発症すると再発をくりかえし、治りにくいという側面をもちます。
鼻の中をさわる接触感染のほか、ヘルペスウイルスをもった方のくしゃみなどで飛沫感染する場合もあります。耳鼻科を受診して抗ウイルス薬や点鼻薬を用いてウイルスを殺菌しましょう。
鼻の中や鼻の入り口のニキビを予防する方法
この鼻の中のニキビやデキモノ、炎症を予防するためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
予防法
- 手指を清潔に保つ
- 雑菌を増やす原因となるため、頻繁に鼻をほじったり鼻毛を抜いたりしない
- 鼻毛は抜かずに、清潔なはさみで切る。あまり深く切らないのがポイント
- 鼻の中のデキモノに気付いたら、悪化する前に、早めに皮膚科や耳鼻科などを受診する
- 栄養の偏らないバランスの取れた食事を心がける
鼻の中にニキビのようなデキモノができてしまったら、悪化する前に早めに皮膚科や耳鼻科などを受診しましょう。軟膏を塗るなどの適切な局所治療を行う必要があるかもしれません。
普段から自分でできる対策としては、常に手指を清潔に保ち、むやみに鼻をほじったり、鼻毛を抜いたり、鼻を触らないことです。そして、鼻毛を適当な長さにはさみで切るなどがあります。また、洗顔時に鼻うがいや鼻洗浄を行ない、鼻の中を清潔に保つのもよいと思います。鼻の入り口付近であれば、洗顔のあと、ニキビの原因となる乾燥を防ぐために、保湿化粧水を塗るとよいでしょう。
まとめ
鼻の中にニキビやデキモノが出来る原因と治し方についてご紹介しました。毎日行なう洗顔のときに鼻洗浄をとり入れるなど、日頃の生活習慣に注意して予防するように心がけましょう。もし、鼻の中のデキモノが治らないと思ったときは早めに医師に相談するようにしましょう。
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