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乾燥肌に効果的なファンデーションの選び方
乾燥肌は粉ふきや小ジワが目立つため、ベースメイクをキレイに仕上げるのが難しいものです。どのようなファンデーションを選ぶべきなのでしょうか。メイクのプロ監修の記事でファンデーションの選び方を解説します。
乾燥肌でお悩みの方は、どのようなタイプのファンデーションを選ぶべきなのでしょうか?ファンデーションの種類や選ぶポイント、冬や夏など、季節に合わせたファンデーション選びについてもご紹介します。
ファンデーションの役割と乾燥肌への影響
シミやくすみ、毛穴などをカバーしながら、肌を均一に美しく見せる効果のあるファンデーション。でも、ファンデーションは肌の負担になるから、乾燥肌にはできるだけ使わないほうがいいと思っていませんか?
ファンデーションには紫外線が肌に直接ダメージを与えるのを防いだり、花粉やホコリ、車の排気ガスなどの有害物質から肌を守る働きがあります。また、化粧水や乳液でしっとりうるおった肌から水分が逃げないよう、ガードする役割もあります。
乾燥肌は角質層のセラミドやNMF(天然保湿因子)の減少により肌の水分含有量が低下し、バリア機能が働かなくなっており、とてもデリケートな状態です。肌に合ったファンデーションを選ぶことで、上手に肌を守りましょう。
ファンデーションの種類
ファンデーションを選ぶためには、まずどのような種類があるのか理解しましょう。ファンデーションの種類と特徴を以下で簡単にご説明します。
- パウダーファンデーション(固形ファンデーション)
- リキッドファンデーション(液体状のファンデーション)
- クリームファンデーション(リキッドファンデーションに比べカバー力が強く重たい)
- スティックファンデーション(スティック状になっており、肌に直接のせる)
- エマルジョンファンデーション(コンパクトに入ったクリーム状ファンデ。クリームファンデーションの一種)
- 2WAYファンデーション(付属のスポンジをそのまま、または水で濡らしたスポンジで使用する)
- ミネラルファンデーション(粉状になっており、ブラシで使用するのが一般的)
- BBファンデーション(スキンケア成分、ベース等も含まれており、1本で仕上がる)
メーカーにより呼び名が異なってきますが、テクスチャーの違い、水性なのか油性なのか等で大きく違いが出ています。
自分に合った形状のファンデーションを選びましょう
乾燥肌の方の多くは、リキッドファンデーションを意識して使っている方も多いかと思います。しかし、近年はパウダーファンデーションであっても、美容成分や保湿成分が配合されているスキンケア効果の高いものがあります。
乾燥肌だから必ずしもリキッドというのではなく、なりたい肌、なりたい質感で選ぶのがいいでしょう。基本的には、メイク前のスキンケアの仕方から見直していただくのがおすすめです。
※メイク前のスキンケア方法は、『乾燥肌のメイク術(1)メイク前スキンケア』をご覧ください。
ファンデーション選びに重要な2つのポイント
ここで、ファンデーションを選ぶときに確認したほうがよいポイントを2つご紹介します。
(1)テクスチャー
初心者の方には軽めのテクスチャーが使いやすいと思います。カバー力を重視したい場合は、重めのテクスチャーを選ばれるとよいでしょう。
上のファンデーションの写真は、上からテクスチャーが重い順に手の甲に塗っています。写真の一番上が重く、下のものが軽いテクスチャーです。
使いやすいかどうかは個人差が出てくるかと思いますが、手の甲に伸ばしてみて、毛穴が目立たなくなったり、仕上がりがしっとりとしているかを確認しましょう。
粒子が粗すぎるとシワやムラになったりしてしまうので、塗った後の肌をよく観察し、気をつけて選びましょう。
(2)水性or油性
乾燥肌の方、または乾燥する季節には油性のファンデーションがよいでしょう。適度に水分を保ちます。
ファンデーションを油性か水性かを見分ける方法は以下の通りです。
- 油性:水で濡らしたときにはじきます。
- 水性:水で濡らしたときに落ちやすいです。
店頭で水に濡らしてみるのは難しいので、店員の人に特徴を詳しく聞き、試供品をもらうのがベストです。
油性ファンデーションにも2種類の形状がある
油性のファンデーションにも2種類があり、1種類は普通の油性ファンデーション、もう1種類は「油性乳化型ファンデーション」です。
油性ファンデーション
油性のファンデーションは比較的使用感が重くなりがちです。
油性ファンデーションには、クリームファンデーション、スティックファンデーションという形状のものが多いです。よく伸び、耐水性にも優れているため、化粧崩れしにくいことが特徴です。肌の乾燥を防ぐことができるので、乾燥肌の方や乾燥するシーズンにおすすめできるファンデーションになります。ただし、厚塗りになりやすいので、薄めのメイクがお好みの方は使いづらいかもしれません。
油性乳化型ファンデーション
油性乳化型は使用感が油性ファンデーションに比べて多少軽く感じます。
油性乳化型には、リキッドファンデーション、クリームファンデーションが多く販売されています。
乳液やクリームに色素顔料を混ぜて作られたファンデーションです。乳化型のファンデーションは水性、油性にかかわらず商品の安定性をよくするために、添加剤や防腐剤を多く配合しているため敏感肌の方には不向きです。しかし、皮膚の乾燥を防ぐことから乾燥肌の型の化粧にはメリットがあると言えるでしょう。
どちらもカバー力があるものが多いですが、ナチュラルな仕上がりを希望している場合には、どちらも向かないかもしれません。
おすすめのファンデーションは「エマルジョン」
エマルジョンファンデーションとはリキッドやクリームタイプのファンデーションをコンパクトに収めたもので、パフで塗ると肌の上でパウダリーな質感に変化するタイプのファンデーションです。肌への密着性が高く、保湿力もあるため、肌の乾燥が気になる人に人気があります。
通常、リキッドファンデーション、クリームファンデーションを使用した後、そのままだとベタベタするものもあったり、化粧崩れを防ぐためにもフェイスパウダーを使用しますが、エマルジョンファンデーションであれば、フェイスパウダーの必要ないものがほとんどです。
ほどよくうるおいが保たれますので、まだ使用したことがなければ、トライしてみてはいかがでしょうか。
ファンデーションに含まれる保湿成分もチェック!
今はファンデーションにも保湿成分が含まれているものが多く、成分表示も確認しましょう。
コラーゲン、セラミド、スクワラン、レシチン等が含まれていると乾燥肌の方でもしっとりとした仕上がりになるかと思います。
また、最近ではうるおいに注力したパウダーファンデーションもあります。美容液成分にツヤを与えるパウダーを組み合わせたことで、メイク膜のうるおいが持続し、時間が経てば経つほどツヤ感がアップ。メイクを落とすまで、うるおいがずっと続くようなものもあります。
乾燥しているとシワも目立ちますので、年齢が高く見えがちです。肌がきれいなほうが若く見えるので、ぜひベースメイクには力を入れてみましょう。
季節や肌の状態によってファンデーションを使い分ける
肌の状態は、季節によっても変わってきます。ここでは季節に合わせたファンデーション選びのポイントをご紹介します。
夏のファンデーション選び
夏は気温がぐんぐん上昇し、紫外線も強くなっていきます。汗や皮脂の分泌が増えることもあるでしょう。それに合わせてファンデーションもUVカット効果のあるタイプを選んだり、この時期だけ皮脂吸着力の高いパウダーファンデーションを選ぶのもよいでしょう。
冬のファンデーション選び
冬は気温が下がるとともに、乾燥が厳しくなる季節です。この季節は肌バリアも弱まりがちですので、十分に保湿ケアをしたうえで、肌の水分を逃しにくいクリームタイプのファンデーションを使いましょう。
春や秋のファンデーション選び
肌にとって過酷な環境ではないものの、夏の紫外線や、冬の乾燥に備える用意はしておきたい春・秋。普段は保湿効果のあるリキッドやエマルジョンタイプのファンデーションを使いつつ、湿度の変化や紫外線の強さに合わせて、保湿ケアを念入りにしたり、UV対策をプラスしましょう。気候の穏やかな春や秋は、夏や冬に使う新しいファンデーションを試す時期としてもおすすめです。
肌荒れに悩んでいるとき
肌が荒れたり、少しの刺激にも敏感になっているときは、メイクを休むのもひとつの方法です。それでも、メイクが欠かせないときは、肌にやさしい天然ミネラル成分で作られたミネラルファンデーションを選ぶ方法もあります。石けんや洗顔料だけでも落とせるので、肌への負担が軽くなります。
まとめ
乾燥肌に効果的なファンデーションを選ぶためのポイントについてご紹介しました。角質の水分が少なくなり、粉ふきや小ジワが目立つなどデリケートな乾燥肌。最適なファンデーションは、以下のようなポイントを重視して選びましょう。
- テクスチャーで選ぶ
- 水性か油性かで選ぶ
- 保湿成分で選ぶ
- 季節や肌の状態に合わせて選ぶ
最近は保湿成分を配合したパウダーファンデーションや、保湿と密着性を備えたエマルジョンファンデーション、肌にやさしいミネラルファンデーションなど、さまざまなタイプのファンデーションが登場しています。「乾燥肌だから、リキッドかクリームタイプでなくては」と決めつけず、さまざまな種類を試して肌にぴったりのファンデーションを選びましょう。
次は、キレイに仕上げるためのファンデーションの使い方・塗り方をご紹介します。
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