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Iライン(Iゾーン)の自己処理方法と注意点

更新日:2017.06.12
公開日:2014.04.01
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

粘膜部分付近のIライン(Iゾーン)は自己処理には向いていない部分です。肌トラブルのリスクが高いため、正しい整え方が必要となります。ここでは、Iラインの整え方と注意点をドクター監修の記事で解説いたします。

粘膜付近のIライン(Iゾーン)は自己処理が難しい部分です。肌トラブルのリスクが高いため、正しい整え方が必要となります。ここでは、Iラインの整え方と注意点をドクター監修の記事で解説いたします。

Iラインの自己処理方法

Iラインの処理方法

Iラインの処理をする場合、以下の2つを行う必要があります。

  • アンダーヘアの「長さ」を整える
  • アンダーヘアが生えている場所の「面積」を減らす

Iラインはとてもデリケートなパーツのため、自己処理をする場合は、できるだけ肌に触れずに処理ができる「長さを整える」だけで対処できないかを検討するようにしましょう。

長さを整えるだけで対処ができない場合は、電気シェーバーで毛を剃るのがおすすめです。カミソリは皮膚の角質層を傷つけるので、電気シェーバーを使って剃るようにしましょう。

Iラインを「抜く」処理はNG!

アンダーヘアの自己処理方法には、毛抜きやワックスで毛を抜く方法や、除毛クリームで毛を溶かして除去する方法など色々とありますが、最も多くの方が経験しているのが「抜く」処理ではないでしょうか。

アンダーヘアのように太い毛を引き抜くと、毛に繋がっている毛細血管を傷つけ、出血や炎症(毛嚢炎)が発生しやすくなります。また、処理後に埋没毛になりやすいため、おすすめできません。

※各処理方法のメリットやデメリットなどについては『正しいアンダーヘアの処理方法』をご覧ください。

自己処理でのIラインの整え方

以下のような手順で処理を行いましょう。

  • 処理する部位の確認:着用予定の水着や下着などを穿き、処理すべき箇所を確認します。シェービングが必要な部分と、長さを整えるだけでOKな部分を確認します。
  • シェービングする部分の前処理:長い毛はハサミでカットし、前処理をしておきます。
  • 角質層の保護:シェービングをすると、どうしても角質層が削れてしまいがちのため、ワセリンを薄く塗り、肌を保護します。
  • 毛をやわらかくする:蒸しタオルを数分あて、毛を柔らかくしましょう。
  • 電気シェーバーで処理:電気シェーバーで必要な箇所を処理していきます。
  • アフターケア:肌の角質層が傷ついている可能性があります。処理後は再度ワセリンを塗り、角質層を保護します。
  • ヒートカッターで長さをカット:続いて、ヒートカッターの電源を入れ、カットしたい毛先を少量つまみ、熱線の通っているトリマーのコーム部分に通してカットします。
  • 処理後の確認: 処理が完了したら、きちんと全て処理されているかを確認します。水着になる場合は、当日着用する予定の水着を着て実際に動き、はみ出る毛が残っていないか確認しましょう。

Iラインの自己処理によるトラブル

特に面積を減らすためのシェービングは、処理方法の間違いやアフターケアの不十分さから、肌が黒ずみや埋没毛などのトラブルが発生することがあります。

もし自己処理でトラブルが発生したら、早めに皮膚科を受診し、ドクターに相談するようにしましょう。

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