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お尻の吹き出物はニキビだけじゃない!種類別原因とケア方法

更新日:2018.01.17
公開日:2014.04.01
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

お尻にできる吹き出物には、ニキビの他に、おでき、毛嚢炎(毛包炎)など様々な種類があります。お尻に出来る吹き出物の種類や原因、治療法を、ドクター監修の記事で解説します。

吹き出物(1):ニキビ(尋常性ざ瘡)の原因とケア

顔と同様にお尻にもニキビができます。何かしらの原因で毛穴が詰まり、溜まった皮脂を餌にアクネ菌は繁殖し、炎症を起こすのがニキビです。

お尻の毛穴が詰まる原因として多いのは、下着など衣服との摩擦による刺激や、座っている時の圧迫、乾燥などにより、角質が厚くなる「過角化」です。

お尻のニキビを予防するため、以下のような点に注意しましょう。

  • なるべく肌触りがよい素材の下着や衣類を着用する
  • 入浴時はゴシゴシこすらず、優しく洗う
  • 洗った後はしっかり保湿する

常に清潔な下着を身に着けることも、お尻のニキビをケアする上ではとても重要です。

吹き出物(2):毛嚢炎(毛包炎)の原因とケア

毛穴の奥にブドウ球菌が繁殖して起こる皮膚の感染症で、中央部に膿がある赤い発疹ができます。ニキビに似ていますがニキビのように皮脂や角質が固まったコメドがないのが特徴です。

毛嚢炎を発症する主な原因は以下の通りです。

  • 毛穴または毛穴周辺が傷つくこと
  • 皮膚が湿った状態が続くこと
  • ステロイド薬の使用

少数の毛嚢炎(毛包炎)がたまにできる程度であればクリニックでの治療は必要なく、自然に治りますが、繰り返す場合は、上記のような点に心当たりがないかを考えてみましょう。

ナイロンタオルや垢すりでゴシゴシこすることや、下着など衣服との摩擦、ムダ毛の処理時に毛穴が傷つくことが多いので、もし当てはまるものがあれば改善するようにしてください。

吹き出物(3):おでき(せつ)の原因とケア

毛嚢炎が大きくなり、赤く腫れてしこりをもったものを「おでき(せつ)」と呼びます。多くの場合痛みがあり、熱を帯びることもあります。

軽症の場合は、抗生物質の内服と外用で様子を見ます。炎症が進行した場合は皮膚を切開して、たまった膿を出す処置が行われることがあります。

自分で中の膿みを絞り出すなどの処置を行うと、跡が残る場合があります。早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

吹き出物(4):粉瘤(アテローム)の原因とケア

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下に袋状の良性腫瘍ができ、その袋状の腫瘍の中に剥がれ落ちた角質や皮脂が溜まることにより発生します。溜まった角質や皮脂に菌が繁殖すると、化膿して赤く腫れあがり、痛みを感じることがあります。

粉瘤は腫瘍であるため、外科的に取り除く治療を行う必要があります。命にかかわるような病気ではないため、炎症を起こしたり、かなり大きくなるまで放置する人がいますが、小さい方が切除手術の傷も少なくて済むので、早めに受診するようにしてください。

お尻の吹き出物にも色々な原因があります。原因を突き止め、正しく対処することが必要です。

それほど重い症状でない場合は、まずはお尻を優しく洗ってしっかり保湿し、下着などを清潔なものを身に着けるようにして、様子を見ましょう。

吹き出物が大きかったり、痛みや腫れがある場合、繰り返し発症する場合は、早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。

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