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ヒアルロン酸配合化粧水の正しい選び方とスキンケア方法
ヒアルロン酸配合化粧水は、配合されているヒアルロン酸の種類がそれぞれ異なります。選ぶ方法のほか、ヒアルロン酸配合化粧水をより肌へ浸透させやすくする方法など、ドクター監修の記事で紹介します。
1グラムにつき、6リットルの水分を保持できるといわれているヒアルロン酸。肌に塗ればしっとりとうるおいで満たされます。そんな保湿に優れているヒアルロン酸配合の化粧水を有効活用できるように、使われているヒアルロン酸の種類や肌に浸透しやすくするための方法を学んでいきましょう。
※ヒアルロン酸の生成メカニズムについて知りたい方は、「ヒアルロン酸の皮膚内での働きと生成のメカニズム」をご覧ください。
化粧水に配合されるヒアルロン酸の種類と効果
本来、ヒアルロン酸は肌の真皮に備わっているものですが、ヒアルロン酸配合化粧水を肌に塗っても、真皮にまで直接入り込んで、ヒアルロン酸を補充してくれるわけではありません。主に、表皮の外側にある角質層の水分量を保持する目的で化粧水に配合されています。まずはこの点を理解しておきましょう。
そして、化粧水に配合されているヒアルロン酸には下記のような種類があります。
順番にその特徴を見ていきましょう。
まずは「ヒアルロン酸」から。これは、グルクロン酸とN−アセチル−D−グルコサミンが結合したムコ多糖です。分子量は100万以上と極めて高分子で、粘性が高いのが特徴です。そのため、肌には浸透しないのですが、肌表面に水分を含んだ膜を作ることで肌のバリア機能をサポートします。
続いて「加水分解ヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)」です。これは、酵素などを使いヒアルロン酸を加水分解したもので、分子量が1万分以下と低分子で、粘性が低いのが特徴です。超低分子なので、表面に水分を含んだ膜を作りつつ、角層に浸透して水分を保持してくれます。
最後に「アセチルヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸)」です。これは、ヒアルロン酸の一部を肌に吸着する物質と置き換えて作られています。分子量は1万~10万程度なので粘性が低く、さらっとしたテクスチャーです。多量の水分を保持しつつ、肌表面にとどまることで、効果的に角層への水分補給と水分蒸散防止を同時に行ってくれます。
※詳しくは「話題のスーパーヒアルロン酸とは?」にも書かれています。
ヒアルロン酸配合化粧水の正しい使い方
ここまで化粧水に含まれているヒアルロン酸の種類を見てきましたが、実際に化粧水を使う方法をみていきましょう。まずは、洗顔後やお風呂あがりなどは肌全体が乾燥していますので、まず化粧水で肌を整えましょう。特に乾燥しているところや、かさつきが気になる部分に適量を手にとってよくなじませるといいでしょう。
化粧水を上手に浸透させるコツは、顔につける前に、手で温めてからなじませることです。また、指で塗るのではなく、手の平全部を使って顔全体を覆うようにして優しく包み込むようになじませましょう。目安は、肌に手が吸い付くような感触になるまで。肌が本当にうるおっている感覚というのはわかるものです。
肌の乾燥状態によって、配合されているヒアルロン酸を選び、正しい使い方で乾燥に負けない肌を目指しましょう。
- ヒアルロン酸
- 加水分解ヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)
- アセチルヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸)
その他に、水分保持機能が高いとされているセラミドについて詳しく知りたい方は、「セラミド配合化粧水の正しい選び方・使い方」や「セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方」をご参照ください。
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